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[常にジョブズに付き従っていた Katie Cotton:9to5Mac

アップルの情報操作の舞台裏を扱った Mark Gurman の記事は具体例に富んでいてじつにオモシロい。

アップルごひいきのライターで、当ブログでも頼りにしている Jim Dalrymple に関する辛辣な指摘はなかなかのものだ。

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果たして偶然か

アップルはイベントの招待状を、特別なゲスト、限られたアップルの従業員、ブルームバーク、 NY タイムズ、ロイター、WSJ などメジャーな報道機関、それに加えて Daring Fireball の John Gruber や The Loop の Jim Dalrympleのような必ず前向きに取り上げてくれる少数のブロガーに対して送付する。アップルのことを最大書き立ててくれる連中には招待状の話が広がるように早めに情報を与える。例えば、アップルが最新の iPhone イベントについて発表したまさにその日、カナダのブロガー Jim Dalrymple はたまたまクパティーノに居合わせ、発表会場の Flint Center でアップルが建築中の構造物のスナップ写真を撮っていたが、これは偶然にしては出来過ぎている。

Apple sends out invitations to special guests, a small group of Apple employees, reporters from major news outlets including Bloomberg News, The New York Times, Reuters, and The Wall Street Journal, and a small group of reliably positive bloggers, including Daring Fireball’s John Gruber and The Loop’s Jim Dalrymple. Apple’s biggest boosters get early tips to expect and publicize the invitations; for instance, on the exact day Apple announced its latest event, Canadian blogger Dalrymple just happened to be in Cupertino, snapping photographs of a structure Apple was building for the event at the Flint Center. It’s difficult to just call that a coincidence.

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長年スティーブ・ジョブズに付き従ったアップル広報のトップ Katie Cotton の後任が誰になるのかみんなが注目している。

Katie Cotton の後任問題

Steve Dowling と Natalie Kerris は双方とも個人的に Katie Cotton の後がまに座るべく根回ししていると言われるが、アップルがその後任としてホワイトハウスの大統領報道官 Jay Carney を検討しているという最近の報道はその意味でも興味深い。常に信頼するに足る Re/code がこのポストに Carney がウワサされていると最初に書いたが、The Loop の Jim Dalrymple はそれを否定した。複数のソースによれば、Carney の話は正しくないと Dalrymple や他の記者に語ったのは Kerris だという。世界で最も重要かつ有名な広報官を退く Carney が複数の技術企業と折衝中ということであれば、アップルも何らかの形で検討しないのは無責任な話だろう。アップルの誰がその話を積極的に否定しようとしたのか不明だ。

Both Kerris and Dowling are said to be individually lobbying to take Cotton’s place, which makes recent reports about Apple’s consideration of former White House Press Secretary Jay Carney for the job all the more interesting. After the consistently-reliable Re/code first reported that Carney was “bandied” about in connection to the open Apple position, The Loop‘s Jim Dalrymple claimed that this was not true. Sources say that it was Kerris who told Dalrymple and other reporters that the claims of Carney’s consideration were false. Since Carney was exiting the world’s most important and high-profile PR job and in talks with multiple technology companies, Apple would be irresponsible to have not considered Carney in some capacity, so it’s unclear why anyone at the company would actively deny the report.

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アップル系ライターの大先輩にあたる Gruber や Dalrymple に対しても舌鋒鋭い。

吠える番犬

メジャーなプレスの記者のひとりはアップルが Bloomberg や Time、WIRED のようなビッグネームと比べて注目度も低く読者数も少ない Gruber や Dalrymple に注力しているのはある意味驚くべきことだと語る。別の記者はアップルのよく吠える番犬の役をするブロガーのことばは広く伝わるので、トラフィック数がどうであれ彼らをハッピーにさせておきたいのだと素っ気なくいう。

One journalist from a major publication noted that Apple’s attention to Gruber and Dalrymple was somewhat surprising, given that their blogs hardly get as much attention or readership as bigger names such as Bloomberg, Time and WIRED. Another journalist noted dryly that the bloggers’ words are widely repeated when they serve as Apple’s attack dogs, so Apple keeps them happy, despite whatever their raw traffic numbers might be.

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大学生 Mark Gurman の筆は冴えているというか、アップル系ライターの大先輩たちに一矢放った形になっているのは皮肉。

考えてみれば自分もそんなライターたちの話を一生懸命追いかけている・・・

Anand-Lal-Shimpi

アップルの人材ハントはついに技術系ジャーナリストにまで・・・

AnandTech Publisher Anand Shimpi Headed to Apple | Re/code

AnandTech | The Road Ahead

Founder Anand Shimpi latest Apple hire from hardware review site AnandTech | 9to5Mac

Earlier this year AnandTech’s Brian Klug also left the site for a role at Apple with a focus on building processors for the company’s iOS lineup. It’s possible that Shimpi will be taking up a similar role in quality assurance or marketing.

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Mark Gurman 渾身の記事

アップル系ニュースの舞台裏が興味深い

Seeing Through the Illusion: Understanding Apple’s Mastery of the Media | 9to5Mac

9to5Mac:Appleの広報活動を詳細に取材した長文記事を公開 | Macお宝鑑定団 blog

Mark Gurman についてはこちらも:

Apple can’t hide from a 20-year-old reporter | Columbia Journalism Review

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[iPhone 6 イベントの会場の不思議な建造物:MacRumors

ウェアラブルのスクープをものにした John Paczkowski が、肝心の出荷はだいぶ先になるといっている。

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ウェアラブルデバイスはすぐには出荷されない

9月9日にはアップルが新しいウェアラブルデバイスを出すのだろうか? 実際にそれを手にするまでにはしばらく時間がかかりそうだ。その情報を知る立場にあるソース(複数)によれば、市販されるまでには数か月かかるだろうという。ソースのひとりは「すぐには出荷されないだろう」という。じゃいつアップルはみんなが待ちこがれているウェアラブルを出すのだろうか? それは不明だ。自分の考えではクリスマスシーズンがすぎるまでは市販されないだろうと思う。2015 年初期と考えた方がいいかも・・・

[...] So that new wearable device Apple is introducing on September 9? It’s going to be a while before anyone is actually wearing it. Sources in position to know tell me it won’t arrive at market for a few months. “It’s not shipping anytime soon,” said one. So when does Apple plan to ship its eagerly anticipated wearable? That’s not clear, but my understanding is that we’re unlikely to see it at retail until after the holiday season — think early 2015.

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そんなに前広にアップルが公表する理由は何だろうか? John Gruber の考えが興味深い。

オリジナル iPhone のときと同じ

本当だとしたら何故だろう? オリジナル iPhone が事前に発表されたのと同じような理由ではないかと考える。そうしなければ世界中の規制当局への申請の段階でリークしてしまうだろう。それに、新しいカテゴリーの製品につきもののオズボーン効果の心配をする必要もなくなる。

If true, why? I’m guessing something similar to why they pre-announced the original iPhone — otherwise it would leak through regulatory filings with various governments around the world. Plus, they have no worries about the Osborne Effect with a new product category.

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アップルの情報はもっぱらリークが主体になってしまったが、確たる情報はまだない・・・

flintstone-wristphone

John Paczkowski が9月9日の iPhone イベントについて新たな情報を提供している

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新しいウェアラブルも?

2つの次世代 iPhone が9月9日に発表されることは前にお知らせしたが、併せて新しいウェアラブルもひとつ発表される予定であることが分かった。(「ジョーク」じゃないよ、Gruber さん。)予想どおりなら新しいデバイスは、アップルの健康・フィットネスプラットフォーム HealthKit や、接続機器をコントロールする HomeKit を活用したものになるハズ。もっともどの程度ないしはどんな形になるかは不明。

[...] Apple now plans to unveil a new wearable alongside the two next-generation iPhones we told you the company will debut on September 9. (Funny “joke,” Gruber.) The new device will, predictably, make good use of Apple’s HealthKit health and fitness platform. It will also — predictably — make good use of HomeKit, the company’s new framework for controlling connected devices — though it’s not clear how broadly or in what way.

プレスへの招待状はいつ発出されてもおかしくないよね。以前述べた10月のイベントがどうなるかはっきりしないが、今のところまだその予定ではないかと思う。

[...] Invitations should be going out any day now, right? No word yet on the fate of the October event I mentioned earlier this summer, though I imagine it’s still on.

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これまでと違っていっさい情報ソースを明らかにしていない点、また「ひとつのウェアラブル」というだけで「iWatch」とはいっていない点が注目される。

この秋はアップルから目が離せない・・・

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追記:なぜリーク写真がないのか

Paczkowski の特ダネには反論もある。今のいままでニュースが秘匿されていた点だ。ソースが明らかにされていないせいでもある。

その一例:

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リーク写真は?

Roland3486@Roland3486

そんなことはない。それならプロトタイプの写真が出回ったはずだ。iPad や iPhone の写真は早くから出回っているではないか。
@JohnPaczkowski Not going to happen! By now we would have seen prototype pics being publish.Remember the iPad and iPhone pics came out early

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Paczkowski の反論:

厳しい機密保持

John Paczkowski @JohnPaczkowsk

[出回っていない理由:]新製品であること。サプライチェーンの規模が小さいこと。それに機密保持をいっそう厳しくやっていること。
@Roland3486 new product. Much smaller supply chain. Double down on secrecy.

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[こんなデカい iPhone を使うことになるのだろうか:MG Siegler

間近に迫った今年の iPhone 6 のウワサがこれまでと違うのは新しく2つのスクリーンサイズが登場するだろうという点だ。

これまでの例に従えば、今年はスペックアップだけの “S” の年ではなく大幅なデザイン変更が行なわれる年だ。しかしほんとうに2つも新しいサイズが登場するのだろうか。

John Gruber が大胆な推論を展開している。

これまでのリークからみて、どうやら2つのサイズというのは間違いなさそうだと Gruber は考える。

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火の無いところに煙は立たぬ

今や「4.7 インチおよび 5.5 インチの2つの新しい iPhone」というウワサをめぐる煙が立ちこめているが、火の無いところに煙は立たない。来月アップルはそのように発表するのではないかと自分は思う。「アップルの計画に詳しい」筋からの情報という意味ではなく、これら2つのサイズを裏付ける部品のリークがあまりに多すぎるという単純な理由からだ。

At this point, there’s too much smoke around the “two new iPhones, one at 4.7 inches and the other 5.5 inches” narrative for there not to be a fire. I think that’s what Apple is planning to announce next month — not because anyone “familiar with the plans” has told me so, but simply because so many parts have leaked corroborating these two sizes.

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Gruber はこれまで新しい iPhone のスクリーンサイズを予想する際にピクセル密度[PPI:pixels-per-inch resolution、画面解像度]を根拠に考えてきた。この問題を解決しなければ iPhone の新ラインアップの予想ができない。

ピクセル密度という点で、アップルはこれまでつぎのような対応をしてきた。

1)初期のスクリーンサイズ

物理的サイズが 3.5 インチだったときのピクセル密度は 163 だった(@=163)

2)iPhone 4 の Retina 化

物理的サイズは 3.5 インチのままでピクセル密度が 326 に倍増した(@2x=326)

3)iPhone 5 の 4 インチスクリーン

アスペクト比(aspect ratio)を 3:2 から 16:9 へ変更し、縦方向のピクセル数は増やしたがピクセル密度は同じ 326 のままだった(@2x=326)

2つの新しいスクリーンサイズが本当だとして、これらのピクセル密度がこれまでアップルのやり方と齟齬せずに説明できるのだろうか。

4000語を超える精緻な議論(それとも John Siracusa ばりの偏執狂的細密論?)の結論はつぎのようなものだ。

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2つのスクリーンのピクセル密度

4.7 インチスクリーン:ピクセル密度 326 PPI(@2x)
5.5 インチスクリーン:ピクセル密度 461 PPI(@3x)

4.7-inch display: 1334 × 750, 326 PPI @2x
5.5-inch display: 2208 × 1242, 461 PPI @3x

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スクリーンサイズ、アスペクト比、ピクセル数、ピクセル密度のほか、UI で使われる仮想的な point という考え方を導入しているところが目新しい。

それによればこれまでの「ダブル」Retina 解像度(@2x)ではそれぞれの UI point は 2 x 2 = 4 ピクセルだったが、新しい「トリプル」Retina 解像度(@3x)ではそれが 3 x 3 = 9 ピクセルになるという点だ。

そう考えることによってこれまでのアップルのやり方と新しい2つのスクリーンサイズとを齟齬なく共存させられるというのが Gruber の結論だ。

スプレッドシートやピタゴラスの定理などを駆使して行なわれた 4000 語を超える精緻な議論については、根気のある方はどうぞ原文でお読みください。

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いつもなら Gruber のいうことなら直ちに取り上げるマックサイトも、さすがに今回だけは反応が鈍い。

そんな中から2つだけ反応を・・・

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なんとムダな議論

Stay Real ‏@StayRealPlease

なんとムダな議論をしたもんだ。2、3週間待てばこんな無意味な議論をしなくても結果は分かるのに・・・

@gruber what a freaking waste of time. And FYI you can just wait 2-3 weeks to know such an irrelevant information.

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数学教授 Gruber

MG SieglerParisLemon

数学教授の John Gruber がピタゴラスの定理を使って新しい大きなスクリーンが実際にうまくいくだろうと説明している。

Math professor John Gruber breaks down both Pythagorean Theorem and how the new, larger iPhone screens may work.

先日 Android の 5.5 インチでバイスを見かけたが、そんなものを自分が毎日使っている姿など想像もできない。もっとも、半年後には前言を取り消すハメになるかもしれないが・・・

I saw a 5.5-inch Android device in a store the other day — hard to see myself using something like that day-to-day. But let’s check back in six months — I’ll probably be eating my words.

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新しい2つのスクリーンサイズの可能性を認めたところで、つぎは新しい iPhone 6 ラインアップの予想というはこびになる・・・

Update:Gruber が前言撤回?》

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[モトローラのウェアラブル Moto 360:Mister Gadget

John Gruber が彼一流のさりげないやり方で、アップルが腕時計型ウェアラブルデバイスを来月発表すると示唆している

今年夏に出荷されるというウワサの Moto 360 Smartwatch について触れたコメントだ。

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アップルのウェアラブルは9月発表か

モトローラのデザイナーは Moto 360 Smartwatch へ注意を引こうとやっきだ。まるでパンクしたタイヤのような妙な形なのに・・・

It looks like Motorola’s designers tried to draw as much attention as they could to the 360’s stupid flat-tire display shape.

来月アップルが腕時計型ウェアラブルデバイスを発表してもまだ出荷されてないということになったらもっと不様だろう。

The only way this could get funnier would be if it doesn’t even ship until after Apple announces their wrist wearable thing next month.

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これはこれまでの John Paczkowski の10月説とは異なっている。

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《Update》Gruber が前言撤回?

9月発表を示唆したばかりの Gruber が前言を撤回したようだ・・・

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ジョークだよ

John Gruber ‏@gruber

・・・ところで、アップルが腕時計型ウェアラブルを9月に発表するのかそれとも10月にするのか自分にはさっぱり分からない。ジョークをいっただけ・・・

John Gruber ‏@gruber

@Casey… By the way, I have no idea whether Apple is planning wrist thing for September or October, just making a joke.

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はてさて・・・