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Update》2000 〜 3000 ドルの Edition の可能性

18k_gold

ほんとにアップルが1万ドル(百万円強)もする Apple Watch の純金モデルを出すだろうか? そんな疑問をもつひとも多い。

アップルギークのひとり Marco Arment も、間違っているかもしれないがと前置きして Edition はほぼ5千ドルという予想をしている。

それに対して Sumocat が興味深いツイートを返している。

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アップルの特許

Sumocat @SumocatS
アップルには18カラットゴールドの金の含有量を半分に減らせる特許がある。

Sumocat @SumocatS
@marco_org Apple has a patent that can reduce the gold content of their 18k gold by half. http://veg.gy/ZhMF2

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そんな特許なんて初耳だが、たしかにリンク先の米国特許商標庁サイトにはアップルの特許が示されている。

これに基づいて Dr. Drang がアップルの18Kゴールドではいかにして通常の18Kゴールドより金を減らすことができるか詳しく解説している。

Apple gold | All this

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セラミックを混ぜた金属マトリックス複合素材

アップルのいう金とは金属マトリックス複合素材[metal matrix composite]のことで、普通にいう合金[alloy]のことではない。金に銀や銅、その他の金属を混合して硬くする代わりに、アップルは密度の低いセラミック粒子を混ぜて硬くする。セラミックによってアップルの金はより硬く、キズがつきにくくなり(9月発表時に Tim Cook が強調した点)、そして密度が全体的に低くなるのだ。

[…] Apple’s gold is a metal matrix composite, not a standard alloy. Instead of mixing the gold with silver, copper, or other metals to make it harder, Apple is mixing it with low-density ceramic particles. The ceramic makes Apple’s gold harder and more scratch-resistant—which Tim Cook touted during the September announcement—and it also makes it less dense overall.

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貧弱な筆者の頭では理屈がよく理解できないが、要すれば特許のせいでアップルは通常の18K金より金の含有量が少ない18K金を作れるということらしい。

(詳しくは・・・というか、その理屈については Dr. Drang のサイトをご覧ください。)

・・・で、もし Dr. Drang のいうとおりだとすると、最高級モデルの Edition は1万ドルまでしない可能性だって出てくることになる。

はてさてどうなるか・・・

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《Update》2000 〜 3000 ドルの Edition の可能性(3月9日)

Dr. Drang の解説を読んだ Marco Arment が次のようにコメントしている。

Apple Gold | Marco.org

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2000 〜 3000 ドルの Edition の可能性はどうか

Edition は 5000 ドルという予想をしたあともまだ高すぎたかもしれないと思っていたが、このこと[Dr. Drang の解説]は極めて安価な Edition の可能性を指し示しているのではないかと思う。John Gruber はそうは考えないようだが、いろんな意味でその方が理に叶っているように思われる。アップルのブランドエリート主義、大衆マーケットの疎外、それにすこぶる高価な時計が数年で陳腐化してしまうという不愉快な問題も、もし Edition の価格設定が 2000 〜 3000 ドルに近いものになればすべてほとんど解決するだろうから・・・

I’ve been thinking since my $5,000 Edition guess that I probably guessed too high, and this may be a strong sign that a significantly cheaper Edition is a possibility. Gruber doesn’t think so, but on many levels, it would make a lot more sense: Apple’s brand elitism, mass-market alienation, and the uncomfortable issue of an extremely expensive watch that’s completely obsolete in a few years would all be significantly less problematic if the Edition was priced closer to $2,000–3,000.

アップルがそうするかどうかは分からない。しかし可能であることは確かだ。コストに比例し、常識的で健全なマージンの価格設定で、中流の上層のひとたちに高級でラグジュアリーな品質とマテリアルを提供することはこれまでのアップルのスタイルによりふさわしいものだ。問題は今でもアップルがそうかという点だ。それももうすぐ分かる・・・

We don’t know yet if Apple will do that, but it sure looks like they can. Pricing it reasonably proportionally to its costs with a healthy-but-not-obscene margin to offer luxury quality and materials to the upper-middle class is certainly more the style of the company Apple has been — the question is whether it’s the style of today’s Apple. We’ll find out soon.

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5000 ドルの Edition でもまだ高すぎると Marco Arment は考えているようだ・・・

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[ウェブサイトへのトラッフィクのことだよ:image

気になることを Marco Arment がいっている。

Google and blogs: “Shit.” | Marco.org

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アクセスの頭打ち・減少傾向

ブログをやっているかい? 最近の、とくにここ1、2年のアクセス量はどうだろうか? たとえば 2013 年7月1日以降は・・・

Have a blog? How has your traffic been for the last year or two — say, since July 1, 2013?

自分の場合は頭打ち・次第に減少という傾向がはっきりしている。減少するなんて初めてだ。自分としてはこの期間も結構たくさん投稿しているのに・・・。友人たちの話を聞いてみたが、みんな同じ時期に頭打ちと減少傾向になったという。外部の大きなサイトから自分のサイトに張られたインバウンドリンク(inbound link)は以前ほどではなく、大きなサイトですらトラフィックを維持し、増やすのに苦労していることを思わせる。

Mine’s been clearly flat and slowly declining — the first time the trend has ever gone down — even in periods where I write a lot. I’ve talked to some friends who have seen similar plateaus and declines over the same period, also for the first time. Inbound links from bigger sites also aren’t worth as much as they used to be, suggesting that even big sites are struggling to maintain and grow their traffic.

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大きな流れ

誰も口にしないが、これは大きな流れではないかと思う。ブログの死とまではいかなくても、ブログは著しい減少傾向にあるのだ。2015 年は厳しい年になるかもしれない。

Nobody’s really talking about it, but I suspect this is a wider trend: blogs aren’t dying, but they are significantly declining. 2015 might be a rough year.

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グーグルが悪いのか

Seth Godin は「ウェブをつまらなくしたのはグーグルか」という記事で、グーグルのオーガニック検索結果[注]が著しく輝きを失ってきていることに原因があるという。
[注]organic search result:オーガニック検索結果、スポンサーの広告に左右されない検索結果

In Is Google making the web stupid?, Seth Godin suggests that the declining prominence of organic results in Google searches is significantly to blame:

ウェブ出版者がトラフィックを望むならそれなりの対価が必要だとグーグルの arc はハッキリ述べている。

If you want traffic, Google’s arc makes clear to publishers, you’re going to have to pay for it.

もちろんそうするのはグーグルの権利だ。しかしそれは各サイトがますますアグレッシブな広告戦術をとらざるを得ないということを意味する。なぜなら検索トラフィックだけでは良いコンテンツを得るのがますます難しくなるからだ。標題と関連してくるが、コンテンツの出版者はソーシャルやバイラルなトラフィックに向かいつつある。彼らにとってもはや検索は頼りにならないからだ。まさにソーシャル依存症こそがウェブをつまらないものにしている。トラフィックを増やしたいなら、水準を下げなければならないのだ。

Which is their right, of course, but that means that the ad tactics on every other site have to get ever more aggressive, because search traffic is harder to earn with good content. And even more germane to my headline, it means that content publishers are moving toward social and viral traffic, because they can no longer count on search to work for them. It’s this addiction to social that makes the web dumber. If you want tonnage, lower your standards.

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ウェブの浅薄さ

これまでもウェブでは「〇〇のための10の理由」といった類いの浅薄なリスティクル[listicle < list + article]やクリックベイト[clickbait:釣り記事]的なタイトルで溢れていたが、最近はますますひどくなっているようだ。

Shallow social-shareable listicles and clickbait headlines have always been plentiful on the web, but it does seem clear that they’re getting much worse and more dominant recently.

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真の問題は・・・

グーグルも問題を悪化させている。しかし彼らが根本原因なのではない。グーグルにとってすら問題は非常に大きいのだ。

Google is making the problem worse, but they’re not the root problem. In fact, the real problem is a pretty big problem for Google, too:

ウェブサイトのブラウジングやグーグル検索の代わりに、誰もがだらだらとアプリをやったり、細切れのソーシャルコンテンツをつまんだりして時間をつぶしている。

Everyone’s spending increasingly more consumption time dicking around in apps and snacking on bite-sized social content instead of browsing websites and searching Google.

オンライン出版社はますますソーシャルトラフィックに依存するようになっているが、それはグーグルに締め上げられたからではなく、誰もがソーシャルメディア使うようになったからだ。モバイルの使用、ソーシャルネットワーク、YouTube、それにみんなの注目を引こうとするアプリ — それらが支配的になったことがウェブ出版者やブログライターにとっての真の問題なのだ。

Publishers are relying more on social traffic not because Google’s squeezing them out, but because that’s where everyone went. The dominance of mobile usage, social networks, and YouTube, plus attention-competition from apps, are the real problems for web publishers and blog writers.

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ソーシャルやアプリに時間を費やせば費やすほど

ソーシャルメディアやアプリの革命は純粋に追加的なものではない。それらに時間を費やすことによって検索や RSS、ブックマークが犠牲になるのだ。

The social and app revolutions haven’t been purely additive — much of the time people spend on those now has come at the expense of search, RSS, and bookmarks.

他のところで読んだり書いたりする代わりにツイッターやフェイスブックに時間を費やすことで事態はますます悪化する。(みんなと同じく自分だって悪いのだが・・・)

Every hour we spend on Twitter or Facebook instead of reading and writing elsewhere is just making this worse — and I’m as guilty as anyone.

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流れを押し止めるには

ソーシャルネットワークには強力なメリットがあり、今後もそうあり続けるだろう。しかしいかなる趨勢といえどもあまりに一方に振れ過ぎると、制作者として、また消費者としての自分たちのためにならなくなる。振子を元に戻したいと願ってもその気配はない。良くなるにしても、その前に事態はさらに悪化するだろう。

Social networks have powerful benefits and are here to stay. But like any trend, we’ve swung too far in that direction for our own good, as both producers and consumers. I hope the pendulum starts to swing back soon, because it hasn’t yet. It’s going to get worse before it gets better, if it ever does.

好転することを望むなら、大きな流れを押し止める必要がある。ブログを改革して、次なる時代にふさわしいものに構築しなければならない。

If we want it to get better, we need to start pushing back against the trend, modernizing blogs, and building what we want to come next.

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なかなか口に出せないことをまた Marco Arment がいっている・・・

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oldtumblr-5

[こんな環境で仕事をしていた:Marco.org

Tumblr や Instapaper を作ったインディーデベロッパの Marco Arment が新しいアプリ Overcast の昨年度の稼ぎを明らかにしている。

最後に彼は次のように締めくくる。

Overcast’s 2014 sales numbers | Marco.org

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自分にとって成功とは

自営業のため税金や年金の面で損しているので、都会でフルタイムの仕事をするのよりたぶん収入は減ったと思う。しかしおかげで他人のために好きでもない仕事をしなくても済んでいる。素敵な自宅オフィスで仕事ができ、こだわりのコーヒーも飲め、ランチの後はその気なら昼寝もできる。子供の成長をみながら家族と一緒に過ごせる。これが私にとっての成功の定義だ。

After the self-employment penalties in taxes and benefits, I’m probably coming in under what I could get at a good full-time job in the city, but I don’t have to actually work for someone else on something I don’t care about. I can work in my nice home office, drink my fussy coffee, take a nap after lunch if I want to, and be present for my family as my kid grows up. That’s my definition of success.

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そんなにいえるようになってみたい・・・

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atp

[ATP の3人:image

プロトタイプに基づいたウワサ

Mark Gurman のスクープは各方面の注目を浴びている。しかしこれはあくまでプロトタイプに基づくウワサに過ぎない。Serenity Caldwell のコメントがそんな気持ちを代弁しているようだ。

まずハッキリさせておきたいのは Gurman の記事とモックアップは内部のプロトタイプに基づいた情報だ。だから次期 MacBook Air はこれとはまったく違ったものになる可能性だってある。しかしもし正しければ、・・・これは間違いなく興味深い情報だ。

Now, before I go any further, I’m going to note that Gurman wrote and mocked up the machine based on an internal prototype, so it’s entirely possible that Apple’s next MacBook Air will look nothing like this. But if it did, well… it’d sure be an interesting […].

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そんな中で Gurman のスクープを取り上げた ATP(Accidental Tech Podcast)のギークたちの視点がとても興味深い。[1時間 20 分頃から]

99: Pop-Up Headlights | Accidental Tech Podcast

そんなことをアップルがやるだろうか

Marco Arment が「もし本当なら12インチ MacBook Air の話はおもしろい。但し書き付きのビッグ if だが・・・」と話しだすと、John Siracusa が「本当かどうかなんてどうでもいいことだ。問題はそんなことをアップルがやるだろうかという点だ。そしてそんなものをキミは欲しいと思うだろうかという点なのだ」と切り返す。

Siracusa のことばを聞いたとき、ああこれだなと妙に納得するものがあった。

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ウワサの真偽より、果たしてアップルがそんなことをするだろうかという Siracusa の視点には改めてはっとさせられる。「アップルの哲学的メッセージ」(Philosophical message of Apple)は果たしてそうかという言い方を彼はする。

このあと Siracusa がリードする形で3人のギークの議論が進行する。まずそんなことが技術的に可能なのか、可能だとして果たしてアップルがそんなことをするだろうか、そして最後にキミはそんなものを欲しいと思うのかと・・・

シングルポートの問題が議論の中心となるが、それ以外にも様々な問題がカバーされる。

Siracusa は MagSafe がなくなる点を疑問視する。「コードを引っ掛けてラップトップを壊す可能性のあった MagSafe のない時代になんか戻りたくない。」 また USB Type-C ポートがひとつだけという点も哲学的メッセージとしておかしいと。もしこんな製品が出たら自分は様子見だと彼はいう。

外出時の使用という観点から Marco Arment はバッテリーの持続時間を問題にする。薄さにこだわるあまりバッテリーにしわ寄せがいっているのではないかと。

これはひょっとして ARM 搭載マックではないかという Casey Liss の指摘も興味深い。これは残りの2人から否定されるけれども・・・

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果たしてアップルがそんなことをするだろうかという視点は他のギークにも共通している

John Gruber がスクープの問題点をひとつずつ潰しているのもそういう点から考えれば十分納得できる。

Jason Snell にいたってはもっとハッキリしている。「アップルがそんなラップトップを出したりするだろうか?・・・ アップルならきっとそうするに違いない」と。

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ギークがウワサ話をどう捉えるかという意味で ATP のポッドキャストはとても興味深い。

ウワサが本当かどうかはたいして重要ではない。大切なのはアップルが果たしてそんなことをするだろうかという視点だ。そんな視点の欠けたウワサ話は飛びつくに値しない。そんな話を取り上げる先陣争いにも意味はない。

Mark Gurman のスクープという意味だけでなく、ギークの考え方を知るという点でも ATP のポッドキャストは一見(一聴)の価値がある。

これだけ反響を呼んだスクープなので、Gurman が続報を書くのは間違いなさそうだ・・・

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A Teenager’s View on Social Media | Medium

Tumblr is where you are your true self and surround yourself (through who you follow) with people who have similar interests. It’s often seen as a “judgment-free zone” where, due to the lack of identity on the site, you can really be who you want to be. The only Tumblr URLs I know of people in real life are my close friends and vice versa.

Plus, it’s simple in Tumblr to just change your URL if anyone finds you. Your name isn’t attached to that profile at all so without that URL it is pretty difficult to find you again, especially for the typical parent snooping around. This really helps make the site a place where people can post and support others posts.

A Teenager’s View on Social Media | Marco.org

As a teenager, I escaped from these real-life people, problems, and social statuses to the internet — the last thing I wanted was to be surrounded by them there, too.

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Marco_Arment

[Marco Arment:photo

自らがソフトウェア開発者である Marco Arment が直言している。

「機能面での優位性をアップルは失ってしまった」と・・・

Apple has lost the functional high ground | Marco.org

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アップルソフトウェアの品質の急落

アップルのハードウェアは素晴らしい。これまでになく素晴らしい。しかしソフトウェアの品質となるとここ数年で急落している。将来のことを考えると非常に心配だ。

Apple’s hardware today is amazing — it has never been better. But the software quality has taken such a nosedive in the last few years that I’m deeply concerned for its future. […]

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失われた優位性

アップルの機能的優位は完全に失われてしまった。お決まりの「ちゃんと動く」という常套文句はもはや真実ではなくなった。限定条件や注記を付けることがますます多くなった。いまやアップルの OS やアプリケーションがリリースされても、保守的なウインドウズ IT 部門さながらの極端な懐疑主義と恐怖感で対応しなければならなくなっている。

Apple has completely lost the functional high ground. “It just works” was never completely true, but I don’t think the list of qualifiers and asterisks has ever been longer. We now need to treat Apple’s OS and application releases with the same extreme skepticism and trepidation that conservative Windows IT departments employ.

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マーケティング優先の結果

アップルのソフトウェアが急速に勢いを失っているのはマーケティングの力が強力になり過ぎているせいではないかと怖れる。毎年メジャーなリリースを繰り返すのもマーケティング優先のためだが、品質を維持しつつエンジニアチームが遅れずについていくのは明らかに不可能だ。エンジニアリングの問題もあるかもしれないが、そうではないと自分は思う。いかなるエンジニアチームにとっても、マーケティングの要求は満たしつつ、しかもなお非常に高度な品質を保つことは求心力のあるチームとしては不可能だろう。

I suspect the rapid decline of Apple’s software is a sign that marketing has a bit too much power at Apple today: the marketing priority of having major new releases every year is clearly impossible for the engineering teams to keep up with while maintaining quality. Maybe it’s an engineering problem, but I suspect not — I doubt that any cohesive engineering team could keep up with these demands and maintain significantly higher quality.

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非現実的な期限設定

何が問題なのか極めて明白だ。非現実的な締め切りに追われて働き過ぎているのだ。それも過度なまでに・・・

The problem seems to be quite simple: they’re doing too much, with unrealistic deadlines.

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毎年 OS をリリースする必要はない

メジャーな OS リリースを毎年繰り返す必要なんかない。リリースのたびに長々と新しい機能をリストアップする必要もない。コンピュータや電話やタブレットがちゃんと動いてくれさえすればいい。そうすれば健全で、漸進的で、持続可能なペースでリリースされる新しい機能をみんなが享受できるようになるのだ。

We don’t need major OS releases every year. We don’t need each OS release to have a huge list of new features. We need our computers, phones, and tablets to work well first so we can enjoy new features released at a healthy, gradual, sustainable pace.

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ますます拡大し加速する

アップルのトップは、ソフトウェアの欠陥がいかにアップルの評判を損ねているのか十分に理解していないのではないかと怖れる。もし理解しているのであれば、そのようなことは起きないはずだからだ。しかし実際は逆のことが起きているようにみえる。マーケティング主導の、複数の製品群にまたがる、急速なペースでのアップデートは、ますます拡大し、加速しているように見えるのだ。

I fear that Apple’s leadership doesn’t realize quite how badly and deeply their software flaws have damaged their reputation, because if they realized it, they’d make serious changes that don’t appear to be happening. Instead, the opposite appears to be happening: the marketing-driven pace of rapid updates on multiple product lines seems to be expanding and accelerating.

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多くのひとがアップルについて感じている獏とした不安を Marco Arment が代弁しているかのようだ・・・

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Marco Arment がズバリ・・・

Twitter’s new “strategy statement” | Marco.org

Translation: Ads, ads, ads, and more ads.

Twitter Sharpens Its Strategy to Win Over Investors | WSJ

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blogging

ブログは死んだ、ソーシャルメディアでなければ始まらないという話の一方で、Twitter から逃げ出そうという動きもある。

そんな中で長いだけでなく、短い形のブログもあっていいのではないかというコメントをあちこちで見かけるようになった。

Andy Baio、Gina Trapani、Jason Snell などがそうだが、Marco Arment も同じようなコメントをしている。

Twitter is not a replacement for blogs | Marco.org

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Twitter はブログの代わりではない

ここ数年自分の書くものはほとんど Twitter だけになってしまった。すこしバランスをとる必要があると考えている。

Too much of my writing in the last few years has gone exclusively into Twitter. I need to find a better balance.

幸いこう考えるのは自分だけではないようだ。その意味で2人の記事がすばらしい。

Jason Snell:ツイートより長いもの
Gina Trapani:短い形のブログ

Fortunately, I’m not the only one thinking along these lines. These two pieces are great:

– Jason Snell: Bigger than a Tweet
– Gina Trapani: Short-form blogging

読んでくれる読者が Twitter の方にいるのなら、Twitter を忌避するのは非現実的だろう。しかし書くものすべてを一口サイズの小片にしてしまうのも賢いことではない。その小片たるやざっと目を通したあとは忘れ去られ、ほとんど探し出すこともできず、事実上アクセス不可能な Twitter のアーカイブの深奥に失われてしまうのだ。

I don’t think avoiding Twitter is pragmatic if your audience is there, but it’s also unwise to dump all of your writing into bite-size pieces that are almost immediately skimmed over, forgotten, and lost to the vast depth of the mostly unsearchable, practically inaccessible Twitter archive.

Twitter はあくまでブログの補助手段であって、決して代替物ではない。

Twitter is a complementary medium to blogging, but it’s not a replacement.

Manton のようなひとたちがこの問題に対応してくれているのが心強い。ツールやフォーマット、スタイルをちょっと変えて新しくするだけでも大いに役立つのだ。

I’m glad to hear from people like Manton who are exploring this problem as well. Some simple shifts and modernizations in tools, formats, and styles can go a long way.

壁をいくつか壊し、家具を少し動かすだけでも、ブログはカムバックを果たせると思う。それでみんながよくなるのだ。

By knocking down a few walls and moving some furniture around, blogging is preparing for a comeback, and we’ll all be better off for it.

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Twitter のあり方に対する批判に止まるのか、それとも新しい形のブログの復活につながるのか、なかなか興味深い。

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imac-with-retina-5k-display

新しく発表された 5K Retina iMac を見て2つのことを感じた。

ひとつは、普通のひとのための(For the Rest of Us)iMac が高価でずいぶん遠い存在になってしまったなあという感慨。

もうひとつは、アップルはなぜ 5K の外付けディスプレイを出さないのだろうかという疑問だった。

その疑問に答える意味で、Marco Arment の「Retina iMac 対 Mac Pro の机上比較」がとても興味深い。

The Retina iMac versus the Mac Pro, on paper | Marco.org

Marco Arment は最新の Mac Pro につなぐアップル製外付けディスプレイを渇望していた。その彼が新しく発表された 5K Retina iMac の素晴らしさに、Mac Pro を売って Retina iMac に買い換えようかと悩んで2つを詳細に比較しているのだ。

ここでは外付けディスプレイの可能性の部分を取り上げる。

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Mac 向けの 5K 外付けディスプレイが出るまで待つか

Waiting for an external Apple 5K display for Mac Pros or other Macs?

どうしても結論をといわれれば、出るまではだいぶ時間がかかるし、現在売られているどの Mac とも互換性はないだろうと言わざるを得ない。

If I had to guess, you’ll have a long wait, and they won’t work with any Mac sold to date.

パネルの歩留まりは当分タイトだろうし、アップルにとって外付けディスプレイの優先度は高くない。オリジナル iMac の画期的な LCD パネルがアップルの外付けディスプレイに使用されるまでにはほぼ1年かかっている。しかしそれが最大の問題ではない。

Panel yields may be tight for a while, and external displays are a low priority for Apple. The original 27” iMac’s groundbreaking LCD panel wasn’t available in an external display from Apple for almost a year after its release. But that’s not the biggest problem.

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次期 Thunderbolt 3 まで待つ必要がある

これほど多くのピクセルを処理するには DisplayPort 1.2 以上の処理能力が必要だ。DisplayPort 1.2 は現在 Thunderbolt 2 のポートでビデオ信号出力用に使われている。(この点についてはこれまでも何度か触れた。) この問題を解決するためには、Broadwell の後継プロセッサ Skylake に対応する Thunderbolt 3 用の DisplayPort 1.3 を待つ必要がある。しかし少なくともあと1年は登場しそうにない。インテルの出荷予定は当てにならないからもっと遅れるだろう。

Pushing this many pixels requires more bandwidth than DisplayPort 1.2 offers, which is what Thunderbolt 2 ports use for outputting video signals. (I wrote about this a few times.) Doing it right will require waiting until DisplayPort 1.3 in Thunderbolt 3 on Broadwell’s successor, Skylake, which isn’t supposed to come out for at least another year — and Intel is even worse at estimating ship dates than I am, so it’s likely to be longer.

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DisplayPort 1.2 MST 仕様でもムリ

5K ディスプレイに2つの DisplayPort 1.2 を使うか、あるいは2本の Thunderbolt 2 ケーブルを使うことも可能かもしれない。ただしそれは GPU がそれぞれのポートを全帯域幅の DisplayPort 1.2 チャンネルとして扱うことができ、その2系統の合計が1つの論理ディスプレイとなり、さらには2系統の信号がディスプレイ側で正しくひとつにまとめられる場合に限るけれども。今のところ Mac Pro を含めてどの Mac にもそれが可能だとは思えない。MST 仕様の伝送方式が 4K パネルを 60 Hz で駆動できるのはあくまで内蔵された個別ポート間の話であって、外付けの場合はサポートされていない。

It may be possible to use two DisplayPort 1.2 or Thunderbolt 2 cables to power a 5K display, but only if the GPU could treat each port as its own full-bandwidth DisplayPort 1.2 channel, the sum of which represented one logical display, and had the panel combine and properly sync the two at the other end.1 I don’t think any of the current Macs can do this, including the Mac Pro — MST to run 4K panels at 60 Hz only seems to be supported within individual ports, not spanned across two.

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2016 年までは出るまい

私の予想では(たびたび間違えることは承知しているが)、少なくとも 2016 年まではアップルがスタンドアローンの 5K ディスプレイを出荷することはないと思う。たとえ出ても現在のどの Mac とも(2013 Mac Pro を含めて)互換性はないだろう。

I’d estimate — granted, I’m wrong a lot — that Apple won’t ship a standalone 5K display until at least 2016, and it won’t work with any of today’s Macs, including the 2013 Mac Pro.

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Thunderbolt 2 では最新の Mac Pro ですら 5K の処理ができないということか。

そういえばキーノートのスライドに Mac Pro の姿はない・・・

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swift-hero

[新言語 Swift:image

Cocoa の優れた教師と考えられている Aaron Hillegass の意見とそれに対する反論が興味深い・・・

Big Nerd Ranch: “iOS Developers Need to Know Objective-C” by Aaron Hillegass: 11 June 2014

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iOS デベロッパにとって Objective-C の知識は必要だ

アップルが Swift を発表したとき、少なからぬひとびとが「万歳! これで Objective-C を習わなくても iOS デベロッパになれる!」というのを聞いた。そんなひとに3つのことをいいたい。

When Apple announced Swift, I heard a few people say “Hurray! Now I can be an iOS developer without learning Objective-C!” I have three messages for these people:

・もし iOS デベロッパになりたいのなら、やはり Objective-C の知識が必要だ
・Swift は Objective-C より学習がカンタン
・いったん Objective-C を習得すれば、Swift の学習がカンタンになる

– If you want to be an iOS developer, you will still need to know Objective-C.
– Objective-C is easier to learn than Swift.
– Once you know Objective-C, it will be easy to learn Swift.

しかしはっきり告白しておきたいが、Swift に対して自分は大きな愛情を抱いている。シンタックスは美しい。Swift のコンパイラはたくさんエラーを見つけてくれる。みんなが Swift でコードを書くようになったらアプリの信頼性は格段に増すだろう。enum 型コンストラクタは素晴らしい。iOS および Mac OS X エコシステムにとって Swift は大きな前進だ。それはさりながらしかし・・・

Before I proceed, let me preface this with a confession of love for Swift. The syntax is lovely. The Swift compiler will catch so many errors for us; I’m certain that when everyone is coding in Swift the reliability of apps will improve considerably. The enum construct is gorgeous. Swift is a major step forward for the entire iOS and Mac OS X ecosystem. But…

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まず John Gruber のコメント。

Daring Fireball: “Aaron Hillegass: ‘iOS Developers Need to Know Objective-C’” by John Gruber: 11 June 2014

時間の問題だ

第1点と第3点については合意するが、第2点については確信が持てない。真の問題は時間なのだ。現在の時点でいえば、本格的な Mac および iOS デベロッパが Objective-C の知識を必要とすることは議論の余地がないだろう。しかし1年後はどうか? 2年後、5年後はどうか? いずれかの時点で、「Objective-C を学ぶ必要はあるのか?」という問いに対する答えは「ノー」になるだろう。それがいつかは分からないけれど・・・

Points 1 and 3 I agree with. Point 2, I’m not so sure about. But the real question is time. I don’t think anyone would dispute that a serious Mac or iOS developer needs to know Objective-C today. But what about a year from now? Two years? Five? At some point, the answer to “Do I need to learn Objective-C?” will be “No.” I don’t know when that will be.

自分は Swift の先行きについてには楽観的だ。それは新規のデベロッパに対するアピールが大きいからではない(それもいずれは利いてくるだろうが)。そうではなく、すでに Objective-C とアップルのフレームワークを熟知した膨大な数のデベロッパにアピールすると思うからだ。

I’m bullish on Swift’s uptake not because I think it will appeal to new developers (although eventually I think that will help too), but because I think it appeals to the huge base of developers who already know Objective-C and Apple’s frameworks.

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その点について Marco Arment がもっと詳しく述べている。

Marco.org: “iOS Developers Need to Know Objective-C” by Marco Arment: 12 June 2014

数年もすれば Swift だけの時代に

Aaron Hillegass の意見に同意するが、それはあくまで短期間での話だ。今後1、2年の iOS 開発については、多分 Objective-C の知識を持つべきだろう。しかし数年後には Swift だけでも問題なくなるだろう。

I agree with Aaron Hillegass, but only short-term. If you want to develop for iOS in the next year or two, you should probably know Objective-C. But in a few years, I don’t think it’ll matter if you only learn Swift.

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今後数年で大きく変化

Swift はまだ若い言語なのでアップルでさえ Swift コードを含むアプリはたったひとつしか出していない。WWDC アプリがそうだ。先週多くのアップルエンジニアの話を聞いたが、私たち同様彼らも Swift の存在すら知らなかった。Swift は最先端の言語なので、今後数年で大きく変化するだろう。更に重要なことは、フレームワークも一般に受け入れられている最適手法も今後10年間で劇的に変わるだろうということだ。時がたって、今年書かれた Swift コードを後から振り返ればゾッとするだろう。

Swift is so young that even Apple has only shipped one app — the WWDC app — that contains any Swift code so far. I talked to many Apple engineers last week who hadn’t even learned of Swift’s existence until the rest of us did. The language is bleeding-edge and likely to change rapidly over the next couple of years, and more importantly, the frameworks and commonly accepted best practices are likely to change dramatically over the next decade. In time, we’re going to look back in horror at the Swift code we write this year.

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Objective-C は C や C++、アセンブリー言語並みになる

だからといって Objective-C の理解が iOS デベロッパにとって長期間必要条件だという意味ではない。今でも多くのひとが C についてほとんど知らないまま(C++ については何も知らないまま)Objective-C だけでたくさんのアプリを毎日のように書いている。

But that doesn’t mean that Objective-C proficiency will be a requirement for iOS developers for very long. Plenty of people write plenty of apps every day in Objective-C without knowing most of C or any C++.

いずれ Objective-C の知識が C や C++、アセンブリー言語のそれと同じようになる時期がくるだろう。それはアプリケーションコードの下部にある配管構造のように、殆どの現役デベロッパにとって知る必要もなければ、いじる必要もないものになるだろう。5年もすれば間違いなくそうなると思う。もしかしたら2、3年後かも知れない。

The time will come when knowing Objective-C will be like knowing C, C++, or assembly — it’ll be a plumbing layer beneath your application code that almost all working developers will never need to know or interact with. And I bet that time is less than five years away — possibly just two or three.

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Swift だけで済む時代は意外に早く来るかもしれないということか・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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