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Posts Tagged ‘First Impression’

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やっぱりアップルイベントは実際に見て、聴かなきゃ分からない。

今回もいくつもの意外性があった。(後から考えれば納得できるものだが・・・)

audience02

Apple Watch の話は半分過ぎるころまで登場しない。値段が明らかにされたのは残り10分になってからだった。

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イベントが始まって、最初のビデオ画面が中国語! 中国重視の現れか・・・

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Tim Cook の衣装もこれまでと違ってカーディガン。やっとジョブズの呪縛が解けたか・・・

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最初の Apple TV は予期せぬ登場だった。Game of Thrones on HBO Now!

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Jeff_Williams

一番バッターが Jeff Williams というのも意外。しかも国民病になってきた パーキンソン病、糖尿病、循環器疾患、ぜんそくなどの医学研究だったのがこれまた意外。

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product_lineup

Cook の舞台回しも完全に板についてきた。

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Phil_Schiller

軽量極薄ノートブックも意外。Air でも Pro でもなくただの MacBook だった。

12インチ Retina もシングルポートも本当だった。それにしてもコンピュータ基板の小さくなったこと・・・

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そして予定の半ばが過ぎたところでやっと Apple Watch の話。Christy Turlington を引き立て役にしたのが意外。「Tim Cook ショー」だ。

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Cook がわざわざ “fluoroelastimer” というのを、彼女は「ゴムバンド」(”rubber band”)といってしまう。ハグはおまけ・・・

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予定の3分の2が過ぎたころ Apple Watch アプリの紹介。Kevin Lynch が電話を受け、ガレージドアを開けてみせる・・・

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でも値段が明らかにされたのは残り10分になってからだった。

ステンレススチールは 549 ドルから 1049 ドルまで。(42 ミリだと 599 ドルから 1099 ドルまで。)値段はバンド次第で高くなる。[← John Gruber の予想より安かった]

Edition の価格1万ドルをさらりと触れただけだったのにはびっくり。
[← John Gruber の元の予想のままだった]

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とりあげたテーマからアップルが何に重点をおいているのか見えてくる。

・中国 → テレビ → 医療 → ノートブック → 時計

発表者の顔ぶれを見ても、ジョブズ時代離れが感じられる。[Angela Ahrendts の出番はなかった]

・Tim Cook → Jeff Williams → Phil Schiller → Kevin Lynch 

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なかなか興味深いイベントだった・・・

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[アップルのビルに入るには:YouTube

今月の iPad/iMac/Yosemite イベントで印象に残ったこと。

ひとつは、如何にアップルにとって秘密保持が大事か痛感させられたこと。

先月の iPhone 6/Pay/Watch イベントに比べれば控え目だっただけに、iPad の内容が事前に漏れてしまったのは痛かった。リークしたのがアップル自身だったから尚更だ。

アップルが自らを皮肉ったパロディビデオ「Apple Building Entry Protocol」は傑作だ。[Keynote の 32:45 から]

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olliLA

[えっ、olliLA?:Horace Dediu

もうひとつは、アップル製品が一堂に会した上の画像。

はしなくも現在アップルが注力している製品群を象徴しているようだ・・・

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3年経って、結局はファブレット路線をとったことにショックを受けた筆者だが、娘たちの反応がおもしろい。

iPhone 5S を持つ娘はいちばん大きい iPhone 6 Plus が欲しいという。

片手フリックと Android 使いの孫娘は、iPhone が大きくなっても興味ない、買うなら Apple Watch だけだという。

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筆者の関心は、これまでのサイズと比べて Plus にどれだけ違和感があるかという点。

発売日の昨日、いつもの量販店に出掛けてみた。

お昼近くなのに、行列もハイタッチもなくガラガラ。

いつもはこどもたちが群れているアップルコーナーにも人影はなく、キャリアのコーナーだけが人影まばら。店員の数の方が多いくらいだ。

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Plus を手に持った感じはなかなか悪くない。文字もハッキリ読め、画面もきれいだ。

シャツの胸ポケットにもぎりぎりはいる大きさ。もっともだいぶ顔を出しているけれど・・・

ダブルタップもやってみたが、自然と両手操作になってしまう。

カメラの性能アップも実感できる。

まんざら悪くない感じがしたのは意外だった。

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実際に触ってきた孫娘の感想はなかなか手厳しい。

丸みを帯びた手触りはよかったが、大きさは iPhone 5S が限度だという。「ほかのスマホなら許せるけど iPhone では許せない。新しいものを出すならよくなるのが当たり前じゃん。目を見張るものがない」と。

ベストの製品が複数ということはベターということか。

ベストかどうかはユーザーが決めることになりそうだ・・・

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今年の WWDC でハードウェアの確定情報がなかったのは当然だった。

そもそもハードウェアを発表する予定がなかったからだ。

額面どおり発表がないと理解すべきだった。

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ライブ中継を見ながら、改めて WWDC とは開発者のための会議であることを痛感させられた。

キーノートも開発者が関心をもつこと — OS X と iOS のみに絞られ、開発者と関係のない話は一切ない。

それにしても開発者たちのうれしそうな反応が印象的だ。

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四半世紀前に WWDC が始まったとき、最年少の出席者(13才)はまだ生まれていなかったことになる。

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Tim Cook は完全に舞台回しに終始した。単刀直入に OS X と iOS の話にはいる。

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ほとんど Craig Federighi(クレイグ・フェデリギ)の独り舞台。最後には Cook がスーパーマンと呼ぶほどだ。

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OS X の紹介はまず名前からで、予想どおり Yosemite だった。

iOS 風に見かけも大きく変わり、自分の古いマシンが新しいものに変わったような気分になる。

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Mac と iOS デバイスがシームレスにつながる Continuity が特に印象的だ。

また Spotlight がグーグル検索を超えようとしているように思える。

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iOS も力がはいっている。

様々な API など開発者がよろこびそうな工夫満載だ。

開発するならまず iOS からと考えた開発者も多いのではないか。

新しいことはまず iOS、それから OS X へという流れのようだ。

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とくに驚きは新しい開発言語の Swift — しかも Objective-C より速い

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Healthbook の話は iOS のほんの一部に過ぎなかった。

アップルは重要なことについては完璧に秘匿し終えた。秘密主義健在だ。

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ハードウェアの発表はなかったが、ソフトウェアの話だけで十分満足感の得られるものだった。

今日発表内容はアップルの未来に大きな影響を与えそうだ。

さて、このあと技術メディアはどう伝えるか。

そこからメディアのスタンスが透けて見えるに違いない・・・

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今年初めてのアップル公式行事「WWDC 2013」のキーノートは期待以上だった。

WWDC 2013 Keynote | Apple – Apple Events

アップルに脱帽・・・

Tim Cook を初め登壇するスピーカーたちが、いかにも楽しそうで自信に溢れていたのが印象的だった。

長い沈黙を保っていたのはこの日のために満を持していたといわんばかり。

それぞれのプレゼンが、ジョブズ時代の One more thing のような思わせぶりもなく、単刀直入でストレートなところが好感が持てた。

Cook から Craig Federighi、Phil Schiller、Eddy Cue などへの連携もスムーズで、これが Cook の重んじるコラボレーションということなのだろうと思った。

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そしてデベロッパや参加者たちのうれしそうなこと。

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繰り返しおきる拍手にデベロッパたちの期待と思いがあふれているように思えた。

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やっぱり WWDC は開発者会議なのだなと得心した。

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iOS 7 については Jony Ive のビデオがすべてを言い得ている。

これぞまさにアップルの象徴(Our Signature)ということだろう。

「super clean」、「translucent」、「comprehensive」、「end-to-end UI design」などということばが印象に残った。

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最初 OS X のバナーを見たときは、草原を駈ける奔馬をイメージした。

しかし草原ではなく大波だった。

いよいよ OS X もネコ科を卒業し、これからはカリフォルニアの地名シリーズで行くということらしい。

まず最初が伝説のサーファーにちなむサーフィンの聖地Mavericks」というワケか・・・

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Mac Pro の登場は予想外で心底ビックリ。

米国で組立製造されるからこそ機密保持もできたのだろう。

演出が心憎い・・・

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観客席の Woz のびっくりした顔が印象的だ。

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ようやく WWDC にもサプライズが戻ってきた感じがした。

ジョブズ亡き後のアップルの新しい始まりを思わせるイベントだった。

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[Old and new iPad, through @olloclip. | Dom Sagolla

ついに iPad が世界中で発売された。

実際に目にしないと分からないといわれる Retina ディスプレイ — みんなの反応はどうだろうか?

見ないと分からないものをどうやって説明する?

まず気づいたものの中から・・・

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マクロレンズの手を借りる — Dom Sagolla

iPad 新旧ディスプレイの違いを Olloclip のマクロレンズで写す。[冒頭画像]

Old and new iPad, through @olloclip.
— Dom Sagolla

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コンタクトレンズ — iPhone女史

iPhoneよりも大きい分、変化の実感は一目瞭然です。コンタクトレンズをつける前と後くらいの違いがあります。

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みんなの反応がたのしみ・・・

✂ →[短縮 URL]http://wp.me/pfXBS-1M9
   〈短縮 URL についてはこちらを参照〉

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追記:何やら違うぞ(3月19日)

何やら違うぞ — 西川和久氏

セットアップ画面の時から「何やら違うぞ……」と感じていたが、ロック画面そしてホーム画面へ切り替わった時に、画面の綺麗さがはっきり分かる。まるでiPad 2とは別次元。ジャギーやドットが全く見えず、そして色も濃い。まさにRetina Displayそのものだ。これはiPhone 3GSからiPhone 4へ乗り換えた時と同じ印象だが、画面が大きいため想像以上のインパクトがある。

Appleの新型「iPad」 ~驚愕の9.7型2,048×1,536ドットの液晶パネル | 【西川和久の不定期コラム】

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Image: Cloud Computing

WWDC に対する Lessien の感想がおもしろい。

ぴりっとエッセンスがつまっている。

DiogeneX: “Thoughts on a Keynote” by Lessien: 06 June 2011

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クラウドとネイティブアプリ

アップルは、クラウドによってネイティブアプリが良くなると考える。他のみんなは、ネイティブアプリの代替物がクラウドだと考える。

Apple’s vision of the cloud makes native apps better. Others see the cloud as a substitute for native apps.

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iOS と OS X の違いはたいしたことなくなる

Mac は「格下げされた」というが、iOS デバイスが Mac と同格になったのだと私は考えたい。iOS がよちよち歩きしていた状態は終わったのだ。アップルが「Mac OS X」から Mac を落としたのは当然だ。私の予想では、OS X 次期バージョンのウワサがどっと増えるだろう。多分 iOS と OS X の違いはたいしたことなくなる。多分(エヘン!)マイクロソフトが Windows 8 でやったのと同じようになるだろう。[

Some will say that the Mac was “demoted”. I prefer to say that iOS devices have been brought on par with the Mac. The toddler stage for iOS is over. Unsurprisingly, Apple dropped the “Mac” from “Mac OS X.” Over-reading the tea leaves, I’m sure this will prompt speculation about the next version of OS X, in which I believe the distinction between iOS and OS X will become negligible. Perhaps to the point of (gasp) validating Microsoft’s Windows 8 approach.

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ひとつにつなぎ合わせる

モバイル世界の勝負はまたもや変化したわけだ。アプリの数(42万5千の iOS アプリ)、App Store やハードウェアはもはや関係ない。(ひとつひとつがいかにすばらしいサービスであっても)、それぞれをひとつにつなぎ合わせて初めて意味があるのだというまごう方なき事実をアップルはいっているのだ。パズルのピースは誰でも集めることが出来る。しかしそれを組み合わせて大きな絵にするには技術が要るのだ。

The mobile game has changed (again). It’s no longer about app counts (425K by latest count for iOS), app stores or hardware. Apple is making the compelling case that none of this matters without the knitting (a robust services layer) tying each piece together. Anyone can put puzzle pieces in a bag, but it takes a certain skill to assemble the total picture.

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Copland の問題を超えられるか

アップルの開発ツールは劇的に変化した。John Siracusa が「Copland 2010 Revisited」で指摘した幾つかの問題はこれで解決されると思う。

Some fundamental changes were made to Apple’s development tools, which (I believe) go some way toward addressing many of John Siracusa’s points in Copland 2010 Revisited.

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Apple TV は問題児

私にとって Apple TV は問題児(elephant in the room)だ。Photo Stream 以外さしたる変化はなかった。秋のイベントではもっといろいろあって欲しい。

Apple TV was, for me, the elephant in the room. Other than Photo Stream, no new features have been publicly announced for it. Hopefully, more to come here, especially going into a Fall event.

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ブログとメディアサイトの違いは何だろうか。

情報を取りこぼしなく見たいのならメディアサイトだろう。

ポイント、ものの見方、視点についてはブログの方にハッとさせられることがある。

Lessien(DiogeneX)もまさに「寸鉄人を刺す」だ・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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