アップルイベントを機に、Apple Watch をどう評価すべきかさまざまな議論が噴出している。
議論の対象は Watch にとどまらずアップルそのものにまで及んいる。
それ自体は結構なことだが、すべてをフォローするのはなかなか大変だ。
議論が沈静化して集約するまでしばし様子を見たい・・・
Posted in アップル, イベント, ブログ, tagged Apple, Blog, maclalala on 2015年3月12日| Leave a Comment »
アップルイベントを機に、Apple Watch をどう評価すべきかさまざまな議論が噴出している。
議論の対象は Watch にとどまらずアップルそのものにまで及んいる。
それ自体は結構なことだが、すべてをフォローするのはなかなか大変だ。
議論が沈静化して集約するまでしばし様子を見たい・・・
Posted in ブログ, tagged Apple-Style, Applele, Blog, 真田勇, Isamu Sanada, 10周年, maclalala on 2015年3月4日| 3 Comments »
真田勇さんの「Apple-Style」が10周年を迎えられたという。おめでとうございます!
真田勇さんとは一度もお会いしたことがないけれどとても身近に感じる存在だ。
アップル系ブログの日本最高のアグリゲータ「Apple-Style」で毎日のようにお会いしているからだ。
だからすぐ黒いタートルネックの「Apple-Style@所長さん」の姿が目に浮かんでしまう。
* * *
優れたアグリゲータ
アップル系サイトは星の数ほどあれど、すぐれたアグリゲータとなると非常に限られている。
機械的アルゴリズムに頼らず、Apple-Style@所長さんのお眼鏡にかなった「気になる美味しい林檎のブログ記事」だけが取り上げられる。
アマチュア主体の個人ブログを対象とするアグリゲータは Apple-Style が唯一だろう。
アマチュアだからといって侮ってはいけない。ことアップルに関するかぎり個人ブログの情報収集力は決して大手メディアや商業サイトにひけを取らない。
海の向こうのニュースは瞬時にして必ず誰かのブログに反映される。しかもソースまで明らかにして・・・
だから Apple-Style をチェックしていればホットなアップルの最新情報も、そのオリジナル記事も簡単に分かるのだ。
* * *
「福を授ける神 Apple-Style」
当ブログに光を当ててくださったのも「Apple-Style」だ。
ブログを始めたころはずいぶん長い間自分以外は誰ひとりとして訪れる者がいなかった。まさに砂漠で干涸びかけていたサボテン同然だった。
そんなサボテンにバケツでザアザアと水をかけてもらう感じがしたのが Apple-Style で取り上げてもらったときだった。そのうれしさを「福を授ける神 Apple-Style」として投稿したのも懐かしい。
その後も幾度も中断するなど筆者のブログは紆余曲折を重ねたが、そのたびに励ましてくださったのも Apple-Style@所長さんだっだ。
* * *
アップルコミュニティーの育ての親
Apple-Style に取り上げてもらうことで多くのブロガーが育っていった。なかには個人ブログの域を脱して商業レベルにまで達したものもある。
Apple-Style の管理人の目は大小を問わず広くアップル系ブログに注がれている。くまなく巡って集めてきたリンクが Apple-Style になる。しかも1年 365 日休むことなく・・・
読者は Apple-Style を通じて多くのアップル系ブログに導かれる。Apple-Style は日本のユーザーコミュニティーに開かれた窓なのだ。
その意味で Apple-Style は日本のアップルユーザーコミュニティーの育ての親だといっても過言ではあるまい。
祝10周年の声が澎湃として起きるのもその現れだろう。
いずれ日本のアップルユーザー史が書かれるときがきたら、Apple-Style が貴重な基礎資料になることは間違いない。
筆者が取り上げてもらったころ 120 万を誇っていたアクセス数累計はいまや 3200 万を超えるスーパーサイトぶりだ。いかにアップルファンにとってなくてはならぬ存在であり、いかに愛され支持されているかを物語っている。
* * *
[Mac Tablet designed by Isamu Sanada:Tuvie]
夢を形にするドリームデザイナー「Isamu Sanada」
実はブログを始めるずっと前、スーパーサイト Apple-Style の存在を知るずっと前から、真田勇氏の名前を筆者は知っていた。
インターネットで海外のサイトを巡るようになったころ、スーパーリアルでカッコいいマックのデザインをあちこちで見かけるようになった。どの画像にも必ずモデル番号と作成年、そして「Isamu Sanada」のサインがはいっている。こんなマックがあったらいいなあと願う世界のマックファンの夢を形にしたドリームデザインだ。
そんなデザインでいっぱいの「Applele 新種林檎研究所」(Applele.com)というサイトを見つけて熱烈なファンになったのもそれから間もないときだった。真田勇氏のもうひとつの顔が Apple-Style@所長さんだと知るずっと前のことだった。
「Isamu Sanada」のデザインに触発されて、こんなタブレットが欲しい(iTablet – handheld monitor for video iPod)、こんなミニが欲しい(New Mac mini revealed!)と夢を記事にしたこともあった。
* * *
「Isamu Sanada の妄想美術館」
「Isamu Sanada」のドリームデザインは世界を魅了した。
アップルファンにお馴染みの Cult Of Mac も何度も取り上げた。ノートブックも iMac もミニもいちはやく登場した。電話やタブレットだけでなく、Apple Watch ですらすでに登場していた・・・
例えばコンセプトデザインを数々紹介したこちらの海外のサイトでも、「Isamu Sanada」のデザインが多数登場している。読者 Ayla の「ワオ、アップルは Isamu Sanada を採用すべきだ」(Wow Isamu Sanada needs to be hired by apple.)というコメントはファンの偽らざる声だろう。
それだけではない。「Applele 新種林檎研究所」(Applele.com)はかの Steve Wozniak のサイト(Woz.Org)からもリンクされていたのだ・・・
さしずめいまならコンセプトデザインと呼ぶのだろうが、当時は「妄想」という字を冠していた。「Isamu Sanada の妄想美術館」だ。
Applele.com は今はもう存在しない。[同名のサイトには今は別の住人がいる。] しかし真田勇氏のすばらしいドリームデザインは今でもインターネットのそこここに数多く散見される。
かつて世界を風靡した氏のドリームデザインを集めたオンライン「妄想美術館」をどなたか作っていただけないものかと思う。
* * *
とまれ日本にアップルファンがいるかぎり、これからも Apple-Style はファンの拠り所であり続けるだろう。
「Apple-Style 10周年」を心からお祝い申し上げたい・・・
Posted in ハッキング, ブログ, tagged アナザーディメンション, Blog, Hacking, Phishing, SEO on 2015年2月12日| Leave a Comment »
・【サイト運営者必見】脅威のサイト丸ごと盗用プログラム現る!その手口と対策、受けた被害についてまとめました | アナザーディメンション
・パクリブログ問題がようやく一定の解決。「WP-Ban」による報復対策を実行 | アナザーディメンション
この事を多くのサイト運営者に伝えておくのが、今回の件で残っている僕の仕事かもしれない。
・ブログ丸パクリ騒動続報。グーグルとのDMCA侵害に関するメールの詳細と対応の難しさからくる絶望 | アナザーディメンション
・ブログが丸ごとパクられました。「http://www.advieshoreca.nl/6s/csctccase.asp」は偽物です | アナザーディメンション
Posted in ひと, ツィッター, ブログ, tagged Andy Baio, Blog, Gina Trapani, Jason Snell, Manton Reece, Marco Arment, Microblogging, Short-form blogging, Twitter on 2014年11月2日| 1 Comment »
ブログは死んだ、ソーシャルメディアでなければ始まらないという話の一方で、Twitter から逃げ出そうという動きもある。
そんな中で長いだけでなく、短い形のブログもあっていいのではないかというコメントをあちこちで見かけるようになった。
Andy Baio、Gina Trapani、Jason Snell などがそうだが、Marco Arment も同じようなコメントをしている。
Twitter is not a replacement for blogs | Marco.org
* * *
Twitter はブログの代わりではない
ここ数年自分の書くものはほとんど Twitter だけになってしまった。すこしバランスをとる必要があると考えている。
Too much of my writing in the last few years has gone exclusively into Twitter. I need to find a better balance.
幸いこう考えるのは自分だけではないようだ。その意味で2人の記事がすばらしい。
・Jason Snell:ツイートより長いもの
・Gina Trapani:短い形のブログ
Fortunately, I’m not the only one thinking along these lines. These two pieces are great:
– Jason Snell: Bigger than a Tweet
– Gina Trapani: Short-form blogging
読んでくれる読者が Twitter の方にいるのなら、Twitter を忌避するのは非現実的だろう。しかし書くものすべてを一口サイズの小片にしてしまうのも賢いことではない。その小片たるやざっと目を通したあとは忘れ去られ、ほとんど探し出すこともできず、事実上アクセス不可能な Twitter のアーカイブの深奥に失われてしまうのだ。
I don’t think avoiding Twitter is pragmatic if your audience is there, but it’s also unwise to dump all of your writing into bite-size pieces that are almost immediately skimmed over, forgotten, and lost to the vast depth of the mostly unsearchable, practically inaccessible Twitter archive.
Twitter はあくまでブログの補助手段であって、決して代替物ではない。
Twitter is a complementary medium to blogging, but it’s not a replacement.
Manton のようなひとたちがこの問題に対応してくれているのが心強い。ツールやフォーマット、スタイルをちょっと変えて新しくするだけでも大いに役立つのだ。
I’m glad to hear from people like Manton who are exploring this problem as well. Some simple shifts and modernizations in tools, formats, and styles can go a long way.
壁をいくつか壊し、家具を少し動かすだけでも、ブログはカムバックを果たせると思う。それでみんながよくなるのだ。
By knocking down a few walls and moving some furniture around, blogging is preparing for a comeback, and we’ll all be better off for it.
* * *
Twitter のあり方に対する批判に止まるのか、それとも新しい形のブログの復活につながるのか、なかなか興味深い。
Posted in ひと, ブログ, tagged Blog, Gina Trapani, Short-form blogging on 2014年10月30日| Leave a Comment »
・Short-form blogging | Scribbling.net
New rules for blogging:
– If it’s a paragraph, it’s a post.
– Negotiate a comfort zone
– Traffic is irrelevant.
– Simplify, simplify.
– Ask for trusted collaborator feedback.
– Have fun. Blogging is not your job. Don’t add it to your to-do list. If it’s not fun and you’re not done? Screw it. Take the baby to the park instead.
・Middling | Waxy.org
Mid-length blogging. Middling.
・Bigger than a Tweet | Six Colors
Posted in ひと, ブログ, tagged Blog, CPM, John Gruber, Monetize, Sponsorship on 2014年10月19日| Leave a Comment »
[John Gruber, Daring Fireball – XOXO Festival (2014) | YouTube]
先月の XOXO Festival で John Gruber が語っているビデオが興味深い。
めずらしく自分のブログ「Daring Fireball」について語っている。
「如何にしてブログで生計を立てるに至ったか」の Gruber 版だ。
どうやって広告から現在のスポンサーシステムにたどりついたか、についても。
それにしても Gruber は話が上手になった。
誰でもこう出来るのならことは簡単だろうけれど・・・
Posted in ブログ, 親子, maclalala, tagged Blog, Hand puppet, maclalala on 2014年1月22日| Leave a Comment »
ハンドパペット
片手をいれて遊ぶお人形
親子で遊べるよう 親子の心を解きほぐせるよう 大小セットになっている
親戚が そのハンドパペットを 作り続けている
あちこちに寄贈したり 講習会を開いたり
そんなひとつが 郷里で子育てサロンを 開いている方に贈られた
ゆきぼんさんのサイトで その写真が紹介されている
小さかった うちの孫たちも よろこんで使っていた
ほかにも そらまめくんが だいのお気に入りだった
時空をこえて 心をつなぐ縁(よすが)に なっているのがうれしい・・・
Posted in ひと, ブログ, tagged Blog, Jason Kottke, The blog is dead on 2013年12月22日| 8 Comments »
[多様化するネットの世界:image]
もっとも長い間続いているブログといえば Jason Kottke の kottke.org だろう。
その彼が「ブログは死んだ」といっている。
Nieman Journalism Lab: “The blog is dead, long live the blog” by Jason Kottke: 19 December 2013
* * *
「ブログは死んだ」
ここ数年でブログは死んでしまった。2014 年になればみんなそのことに気づくハズだ。もちろん今もブログは存在するし、優れたブログも多い。これからも存在し、優れたものであり続けるだろう。この十年来ブログが漠然とだが情報提供の場としての役割を果たしてきたことはみな知っている。しかしその役割は次々に登場する異質のメディア形式 — ブログに似てはいるが明らかにそうではない — そんな形式によって担われるようになってきた。
Sometime in the past few years, the blog died. In 2014, people will finally notice. Sure, blogs still exist, many of them are excellent, and they will go on existing and being excellent for many years to come. But the function of the blog, the nebulous informational task we all agreed the blog was fulfilling for the past decade, is increasingly being handled by a growing number of disparate media forms that are blog-like but also decidedly not blogs.
* * *
ブログに代わるもの
ひとびとはますますブログに代わるものへ投稿するようになっている。Tumblr や Twitter、自分たちの掲示板、Reddit、Snapchat、Facebook ステータスの更新、Instagram、Medium などだ。1997 年にネットに接続したティーンエイジャーたちがオンライン日記を始めた。2004 年にはブログが王様だった。きょうびのティーンエイジャーは音楽 CD を買う感覚でいとも簡単に Instagram や Snapchat を使ってブログと同じことを始める。ブログはもはや40才過ぎた子持ち[注:Jason Kottke のこと]のやることなのだ。
Instead of blogging, people are posting to Tumblr, tweeting, pinning things to their board, posting to Reddit, Snapchatting, updating Facebook statuses, Instagramming, and publishing on Medium. In 1997, wired teens created online diaries, and in 2004 the blog was king. Today, teens are about as likely to start a blog (over Instagramming or Snapchatting) as they are to buy a music CD. Blogs are for 40-somethings with kids.
* * *
さらにつづけて自分のブログ kottke.org でこうもいっている。
kottke.org: “R.I.P. The Blog, 1997-2013” by Jason Kottke: 19 December 2013
毎日読むブログは二つだけ
自分はこれまでブログロール(そんなことばを覚えているだろうか?)や RSS リーダーを通じて、毎日何百というブログ(一週間では千をこえる)をチェックしてきた。しかし今では毎日目を通すブログはたったの二つ — Daring Fireball と Waxy — だけになった。RSS リーダーをチェックするのもときたまで、ときには何週間もチェックしない。ニュースや情報のフォローはもっぱら Twitter、Facebook、Digg、Hacker News、Stellar などに頼っている。「ブログしている」(blogging)知人の多くがそうしているからだ。もちろんブログもたくさん読んではいるが、それも自分がフォローしている知人たちの集合レーダーに引っかかるほどオモシロい場合に限られている。そんなオモシロい記事はますます Medium や Facebook、Tumblr だけになっている。
Through various blogrolls (remember those?) and RSS readers, I used to keep up with hundreds of blogs every day and over a thousand every week. Now I read just two blogs daily: Daring Fireball and Waxy. I check my RSS reader only occasionally, and sometimes not for weeks. I rely mainly on Twitter, Facebook, Digg, Hacker News, and Stellar for keeping up with news and information…that’s where most of the people I know do their “blogging”. I still read lots of blog posts, but only when they’re interesting enough to pop up on the collective radar of those I follow…and increasingly those posts are on Medium, Facebook, or Tumblr.
* * *
メモや意見などを記録(ログ)するウェブログとして始まったブログも、時とともに情報収集や発信の場という性格を強めてきた。
多様化するネットの形も本来ブログが持っていた機能が拡大・拡散しているのかもしれない。
「ブログの死」と捉えるかどうかは意見の分かれるところだが、長年ブログとともにあった Kottke の発言だけに訴えるところが大きい。
ネット情報の様々なあり方を総括した Ben Thompson の考察(こちら、こちら)はその意味でも興味深い。
ただ、今どきのことばの断片だけでは物足りない気がするのは筆者が歳取ったせいか・・・
★ →[原文を見る:Original Text]