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[ウェブサイトへのトラッフィクのことだよ:image

気になることを Marco Arment がいっている。

Google and blogs: “Shit.” | Marco.org

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アクセスの頭打ち・減少傾向

ブログをやっているかい? 最近の、とくにここ1、2年のアクセス量はどうだろうか? たとえば 2013 年7月1日以降は・・・

Have a blog? How has your traffic been for the last year or two — say, since July 1, 2013?

自分の場合は頭打ち・次第に減少という傾向がはっきりしている。減少するなんて初めてだ。自分としてはこの期間も結構たくさん投稿しているのに・・・。友人たちの話を聞いてみたが、みんな同じ時期に頭打ちと減少傾向になったという。外部の大きなサイトから自分のサイトに張られたインバウンドリンク(inbound link)は以前ほどではなく、大きなサイトですらトラフィックを維持し、増やすのに苦労していることを思わせる。

Mine’s been clearly flat and slowly declining — the first time the trend has ever gone down — even in periods where I write a lot. I’ve talked to some friends who have seen similar plateaus and declines over the same period, also for the first time. Inbound links from bigger sites also aren’t worth as much as they used to be, suggesting that even big sites are struggling to maintain and grow their traffic.

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大きな流れ

誰も口にしないが、これは大きな流れではないかと思う。ブログの死とまではいかなくても、ブログは著しい減少傾向にあるのだ。2015 年は厳しい年になるかもしれない。

Nobody’s really talking about it, but I suspect this is a wider trend: blogs aren’t dying, but they are significantly declining. 2015 might be a rough year.

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グーグルが悪いのか

Seth Godin は「ウェブをつまらなくしたのはグーグルか」という記事で、グーグルのオーガニック検索結果[注]が著しく輝きを失ってきていることに原因があるという。
[注]organic search result:オーガニック検索結果、スポンサーの広告に左右されない検索結果

In Is Google making the web stupid?, Seth Godin suggests that the declining prominence of organic results in Google searches is significantly to blame:

ウェブ出版者がトラフィックを望むならそれなりの対価が必要だとグーグルの arc はハッキリ述べている。

If you want traffic, Google’s arc makes clear to publishers, you’re going to have to pay for it.

もちろんそうするのはグーグルの権利だ。しかしそれは各サイトがますますアグレッシブな広告戦術をとらざるを得ないということを意味する。なぜなら検索トラフィックだけでは良いコンテンツを得るのがますます難しくなるからだ。標題と関連してくるが、コンテンツの出版者はソーシャルやバイラルなトラフィックに向かいつつある。彼らにとってもはや検索は頼りにならないからだ。まさにソーシャル依存症こそがウェブをつまらないものにしている。トラフィックを増やしたいなら、水準を下げなければならないのだ。

Which is their right, of course, but that means that the ad tactics on every other site have to get ever more aggressive, because search traffic is harder to earn with good content. And even more germane to my headline, it means that content publishers are moving toward social and viral traffic, because they can no longer count on search to work for them. It’s this addiction to social that makes the web dumber. If you want tonnage, lower your standards.

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ウェブの浅薄さ

これまでもウェブでは「〇〇のための10の理由」といった類いの浅薄なリスティクル[listicle < list + article]やクリックベイト[clickbait:釣り記事]的なタイトルで溢れていたが、最近はますますひどくなっているようだ。

Shallow social-shareable listicles and clickbait headlines have always been plentiful on the web, but it does seem clear that they’re getting much worse and more dominant recently.

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真の問題は・・・

グーグルも問題を悪化させている。しかし彼らが根本原因なのではない。グーグルにとってすら問題は非常に大きいのだ。

Google is making the problem worse, but they’re not the root problem. In fact, the real problem is a pretty big problem for Google, too:

ウェブサイトのブラウジングやグーグル検索の代わりに、誰もがだらだらとアプリをやったり、細切れのソーシャルコンテンツをつまんだりして時間をつぶしている。

Everyone’s spending increasingly more consumption time dicking around in apps and snacking on bite-sized social content instead of browsing websites and searching Google.

オンライン出版社はますますソーシャルトラフィックに依存するようになっているが、それはグーグルに締め上げられたからではなく、誰もがソーシャルメディア使うようになったからだ。モバイルの使用、ソーシャルネットワーク、YouTube、それにみんなの注目を引こうとするアプリ — それらが支配的になったことがウェブ出版者やブログライターにとっての真の問題なのだ。

Publishers are relying more on social traffic not because Google’s squeezing them out, but because that’s where everyone went. The dominance of mobile usage, social networks, and YouTube, plus attention-competition from apps, are the real problems for web publishers and blog writers.

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ソーシャルやアプリに時間を費やせば費やすほど

ソーシャルメディアやアプリの革命は純粋に追加的なものではない。それらに時間を費やすことによって検索や RSS、ブックマークが犠牲になるのだ。

The social and app revolutions haven’t been purely additive — much of the time people spend on those now has come at the expense of search, RSS, and bookmarks.

他のところで読んだり書いたりする代わりにツイッターやフェイスブックに時間を費やすことで事態はますます悪化する。(みんなと同じく自分だって悪いのだが・・・)

Every hour we spend on Twitter or Facebook instead of reading and writing elsewhere is just making this worse — and I’m as guilty as anyone.

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流れを押し止めるには

ソーシャルネットワークには強力なメリットがあり、今後もそうあり続けるだろう。しかしいかなる趨勢といえどもあまりに一方に振れ過ぎると、制作者として、また消費者としての自分たちのためにならなくなる。振子を元に戻したいと願ってもその気配はない。良くなるにしても、その前に事態はさらに悪化するだろう。

Social networks have powerful benefits and are here to stay. But like any trend, we’ve swung too far in that direction for our own good, as both producers and consumers. I hope the pendulum starts to swing back soon, because it hasn’t yet. It’s going to get worse before it gets better, if it ever does.

好転することを望むなら、大きな流れを押し止める必要がある。ブログを改革して、次なる時代にふさわしいものに構築しなければならない。

If we want it to get better, we need to start pushing back against the trend, modernizing blogs, and building what we want to come next.

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なかなか口に出せないことをまた Marco Arment がいっている・・・

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[ホームページへのアクセスは減少の一途をたどっている:chart

新聞の凋落が語られて久しい。

デジタル時代のあるべき姿を模索した NY タイムズ紙の内部調査報告書が流出して話題になっている

Quartz: “The homepage is dead, and the social web has won—even at the New York Times” by Zachary M. Seward: 15 May 2014

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ホームページからアクセスする読者は減少の一途をたどっている

NY タイムズ紙のデジタル戦略に関する内部調査報告書によれば、新聞の顔にあたるホームページからアクセスする読者の数はこの2年間で半減している。冒頭のチャートがはっきりそれを物語っている。

Traffic to the New York Times homepage fell by half in the last two years, according to the newspaper’s internal review of its digital strategy. Here’s the very stark chart:

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ニュースを読む習慣が変わった

これは NY タイムズの問題点を反映したものというより、インターネットでニュースがどのように伝播するかという現実と関係している。ほとんどのニュースサイトでホームページへのアクセスが減少しているが、これは記事にアクセスするのに読者がソーシャルメディアやEメールなどの情報に頼るようになったからだ。(手前味噌をいえば、Quartz にホームページらしきものがないのはこの傾向を認識してのことだ。)NY タイムズ紙へのアクセスは全体として減少している。多くの場合アクセスは「勝手口」からきているのだ。

That’s not necessarily a reflection of any problems at the Times but the reality of how news is now distributed on the internet. Homepage traffic is declining at most news sites as readers increasingly find links to news articles from social media, email, and other sources. (This may be a self-serving argument: Quartz barely has a homepage at all, in recognition of this trend.) Overall traffic to the Times isn’t falling; it’s just coming in through the “side door” more often.

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ホームページが抱える問題

NY タイムズの内部報告書を入手した BuzzFeed は、この文書のことを新聞業界における数少ない「破壊的イノベーター」と呼んでいる。(この報告のためにインタビューを受けた何億兆ものひとのリストが8ページに掲載されており、自分ものそのひとり。) この報告書ではホームページが抱える問題を次のようにまとめている。

The Times’ internal report was obtained by BuzzFeed, which the document describes as among a few “disruptive innovators” in the news business. (I was among a gazillion people interviewed for the report; they are listed on page 8.) The document describes the homepage situation this way:

「ホームページへのアクセスはこの数年間というもの毎月毎月減少してきている。各セクションのトップ画面へのアクセスもほとんどない。モバイルアプリへのアクセスも、ホームページやセクション画面へのアクセスとほぼ同じく、これまた減ってきている。」

Traffic to the home page has been declining, month after month, for years. Traffic to section fronts is negligible. Traffic on our mobile apps, which are mostly downstream replicas of our home page and section fronts, has declined, as well.

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[ニュースは定時ではなく、必要なときに読む:chart

プル型メディア

モバイルアプリの利用者の減少も顕著だが、たぶんそれも関係しているのだろう。ホームページもセクション画面もアプリも、どれも「プル型メディア」(pull media)だ。すなわち、読者が積極的にクリックして探しにいくタイプだ。しかし新しい読者にとってニュースを読むのは習慣でもなんでもない。自分がプレゼンテーションでよく使う上図のチャートもそれを示している。

The decline in mobile app usage is also significant, but probably related. Home pages, section fronts, and apps are pull media—that is, they rely on readers actively requesting them. But the new news habit is no habit at all, as demonstrated by this chart I sometimes use in presentations:

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プッシュ型メディア

プル型メディアは急速に「プッシュ型メディア」(push media)に取って代わられている。NY タイムズの報告書はそのことを多言を用いて明らかにしているのだ。情報(アップデート情報にしろ、友人の写真や Solange のビデオ、そして時には新聞記事ですら)、情報の方が読者を見つけるのだ。そうでないメディアはまったく伝わらない。

Pull media has quickly been replaced by push media, as the Times report makes clear in so many words. Information—status updates, photos of your friends, videos of Solange, and sometimes even news articles—come at you; they find you. And media that don’t are hardly found at all.

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ニュースの方がやってくるというのはけだし名言だろう。

新聞といえば朝一番に広げて見るのが古き良き時代の習慣だった。まず第一面、そして経済面、社会面などセクション面に進むものだった。

だから新聞社は第一面に特色を出すことにこだわった。第一面こそ新聞の顔なのだ。

しかし読者の習慣はとっくに変わってしまった。ソーシャルメディアを通じて自分からやって来るニュースをクリックするだけだ。

筆者の場合を振り返っても、記事を探すのに第一面から飛んで行ったのは何時のことだったか思い出せない。

読者の習慣は変わってしまったのに、編集する側は未だ紙媒体の時代から抜け出せないでいる。

新聞を編集する側のメンタリティーが変わらなければ、デジタル版やモバイルアプリを作ったとて何ら変わるところはない。

(それに加えて日本の場合は、デジタル版はあくまでも読者を紙媒体に誘導するための手段に過ぎず、紙媒体に比べて内容も薄い。しかも一定の時間が経てばニュース自体が姿を消す運命にある。)

そんな状況が変わらないかぎり新聞の凋落は止まるところがないことを NY タイムズの報告書は教えているのではないか。

・・・と、そこまで考えて、待てよと思った。

ホーム画面が意味をなさなくなっているのはブログでも同じではないか、と・・・

たしかに当ブログでも、アグリゲータやツイッター、検索画面経由で訪れてくださる読者の方が圧倒的に多い。

読者の習慣が変わったのはニュースだけではないのかもしれない・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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