[A Manual for Writers:シカゴ・スタイルの学生版]
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死すべき命をとりとめて1年7か月・・・
ふたたび賜った生命・・・
よくぞ生き延びたと思う。
3度目になるこのブログを立ち上げて4年余・・・
生まれて初めてブログに投稿したのは7年前だ。
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プリント媒体のマックメディアへの飽き足らぬ思いがキッカケだった。
ひたすらネット媒体で — 英語で書かれたものを読んだ。
技術に無知のシロウトにはそれしか方法がなかった。
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オモシロいと思った記事は、引用ではなくオリジナルまで遡った。
オモシロいと思った記事は、後で読み返すためにメモとして残した。
・リンク
・タイトルと作者名
・オモシロいと思った部分
・日本語への仮訳
そんなものの集合体がこのブログとなった。
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継続していると見えてくるものがある。
バラバラに見えた個別の事象が、大きな流れのひとつであることが見えてくる。
自分の集めたものが、データベースの役割を果たすようになる。
結局ここまで継続できたのは、さまざまな事象を見る視点のオモシロさ — 多くのデータから浮かび上がってくるもののオモシロさに取り憑かれたためだと思う。
石の上にも3年とはよくいったものだ。
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他人の考えと自分の考えを峻別すること — 留学時代に叩き込まれたことのひとつだ。
他人の文章や考えを引用するときは、必ず決められたやり方で引用先を明示する。
その決められたやり方の拠り所が Kate Turabian の「A Manual for Writers」、シカゴ・スタイルの学生版[冒頭写真]だった。
どこの大学生協でも山積みされていた。
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オリジナルまで遡り、出所を明示するだけでなく、要約することなく、原文そのものを引用するようにした。
それぞれの文章が持つ雰囲気をできるだけ移すように訳したいと思った。
翻訳などやったことのないシロウトにとっては無謀な試みだった。
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スティーブ・ジョブズが亡くなったあとも、日本のアップル系メディアは盛況だ。
署名のない記事、出所を明示しない記事は探すのが困難になった。
読者が自分の目で選び、判断できるようになった。
黒子に徹し、判断を読者に委ねてきたものとしてはうれしい限りだ。
海の向こうでも、価値ある記事のキュレーターの役割が大きく見直されるようになった気がする。
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命をとりとめたのをキッカケに家族のブログを始めた。
当初コメントを書き込むだけだった家族も、自分で投稿できるようになった。
ほんのひと握りの熱心な読者に支えられた、世界一活気あるブロブではないかと思う。
ブログとスカイプのおかげで、毎日のように孫たちに会うことができるのは無上の幸せだ。
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さすがに寄る年波で体力の衰えを感じるようになった。
相変わらずウチの奥さんの監督下にある。
残された時間を少しでも楽しく、「てげてげ」でやっていければと考えている・・・
いつも楽しみに拝見しております。タイトルを見て何かあったかと思いドキドキしました。これからも楽しみにしておりますので呉々もご自愛下さい。
いつも楽しみに見ています
“shiro” Selectだからということです
無理せずゆっくりやってください
鹿児島の方でしたか!自分は思春期に鹿児島育ちなので思わずうれしくなりました。
鹿児島弁!18まで鹿児島だったので懐かしいし、なんか嬉しいです。それからお孫さんまでいらっしゃるとは、、、
ホント、テゲテゲで細く長く続けられる限り続けて下さい。
楽しみにしています。
なにかしら悟りを開いた様な主題で”なんぞあったかいな”と思う文面。
多分初めからの愛読者ではないかと思います。原文を載せ忠実に翻訳したものは英文を理解し難い私にはとても役に立ちAppleを知る上でとても役立つものでした。これからも無理せず自分にあった更新で楽しませて下さい。
いつも楽しく拝見させて頂いています。取り上げ下さる記事の全てが面白く、興味深いです。今後ともどうか、お元気で…!
誰も言いたいことを言いつくすことはできないと思います。「言い残した」など言わず、言い続けてください。楽しみにしています。
ここ(沖縄)の方言にも「てーげー」という言葉があります。直訳すると「いい加減」という意味ですが、「無理しないでマイペースでいこう」というニュアンスも含んでいます。「てげてげ」も同じ意味でしょうか
Shiroさんのこれまでの記事とてもためになっています、Appleに媚びず冷静に記事を選び紹介してくれる今のスタイルが好きです
今後とも更新回数は少なくとも、細く長く、無理をせずにお暮らし下さい
はじままして、
「言い残したこと、」??
今回のテーマは何だ?
「文章は人を表わす。」>「試行錯誤・・・」>「心に残る文章がある。」、「そんな記事を見つけたらどうするか・・・」
そっと心にしまっておく。
文章に乗せることのできない感謝の思い・・・
年とともにますます頑固になっていく自分の父と重なって、
最後は今の自分自身と向き合う。
いつも期待を裏切らない記事をどうもありがとう ございます。
更新があるたびに遠い親せきの達者の知らせのようにうれしく拝見しております。
では、