[TEDxManhattanBeach – Thomas Suarez – iPhone Application Developer… and 6th Grader | YouTube]
小学6年生の iPhone デベロッパ Thomas Suarez のプレゼンテーションをお聞きください。
* * *
こんな才能を実際目にすると、ウームとことばを失ってしまう。
6年生でこんなことが出来る iOS デベロッパが実際に存在するのだ!
SDK[Software Development Kit]が出た時点ですでに Python, C, Java ほかをマスターしていたというのだから恐れ入る。
Thomas いわく、ゲームをする子もたくさんいるが、ゲームを作ってみたいと思う子もいっぱいいるのだと。
それなのにプログラミングを学べるところを探すのはとてもむずかしい。
サッカーならサッカーチームに入ればいい。バイオリンなら音楽教師から。でもアプリを作りたければどうする?
そこで Thomas は学校にコンピュータクラブ(App Club)を作り、お互いに教え合うことにした。
いまの子供たちはテクノロジーについては先生より「ちょっと」優れている(ここのユーモアはいい!)。だから学校にとっても子供たちは大切なリソースだ。学校はそれを活かすべきだし、子供たちにプログラミングを教えるべきだ、と。
このことばはいったい誰に聞かせたらいいのか?
ユーモアを交えて語る Thomas の勇姿は必見だ。(とてもきれいな発音なので聞き取りやすい。)
自分のやってきたこと、作ったアプリの説明、これからの夢・・・それを4分という枠の中で見事に表現する技はこれまた並みのものではない。
10年後、いや John Gruber のいう5年後に、この少年はどんな姿に成長しているのだろうか。
そのときソフトウェア開発の世界はどう変わっているのか。想像するだけで心が躍る。
まさに「未来人」の声だ。
アナタもぜひ未来からの声をお聞きください。
[via Daring Fireball]
* * *
追記:未来人の目から今を見る(11月16日)
TEDx のビデオを知ったのは John Gruber の Daring Fireball を通じてだった。
彼がコメントで触れている「The Kids Are All Right」[拙訳:ボクの iPad アプリ:iPad 懐疑論への反論]を改めて読み返して、ナードやギーク、ハッカーの意味を考えさせられた。
昔ならコンピュータの箱を開けて中をいじるのがナードの極みだっただろう。いまやハードはどうであれ頭の中で論理回路を組み立てること[=プログラミング]にナードやハッカーの関心が移ってきているように見える。
もし、過去の延長上から現在を見て、失ったものの不満をいうだけなら、大切な未来を見失う恐れがあるのではないか。
* * *
孫娘は Android の達人だ。家族との関係で iPhone を買ってもらえなかった。
筆者の iPhone 4 と au の Android フォンを、ソフトからハードまで詳細に比較して教えてくれるのが楽しみだ。
最近母親が iPhone 4S に乗り換えた。孫娘がインストラクターとしてつきっきりで指導する。
彼女の関心は専ら Siri だ。
日本語の設問をいろいろ変えて、どこまで Siri がついてこれるか徹底的に試している。
ハードが開けられるかどうかより、今まで出来なかったどんな可能性があるのかに夢中という感じだ。
* * *
10年、20年後の IT 世界の視点から今現在を見る、未来から今を見る・・・それは決してむずかしいことではない。
子供たちこそ、今の世に現れた「未来人」なのだから。
それなのに TEDx のビデオで Thomas Suarez がいうように、彼らの声を組織的に汲み上げるところはどこにもない。
いずれ覇権を握る世代なのに今は未成年者扱いで Facebook や Google+ に登録することすらできない。
一度アナタも身の回りの未来人を振り返り、彼らの声に耳を傾けてみてはどうだろうか。
[…] 未来からの声 — 6年生の iPhone デベロッパ « maclalala2 […]
[…] 未来からの声 — 6年生の iPhone デベロッパ(via maclalala2) [TEDxManhattanBeach – Thomas Suarez – iPhone Application Developer… and 6th Grader | YouTube] 小 …[1] iOS Focus […]
未来人の声という表現はとっても素敵ですね!
ぜひ、お孫さんの評価を聞いてみたものです。