Macworld 誌がマックのベテランユーザーに「過去最高のマック(The best Mac ever)は何か」という質問をしている。
John Gruber や John Siracusa のようなベテランが、それに対して「Macintosh SE/30 が最高」と答えた。
Macworld: “The best Mac ever“: 21 January 2009
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John Gruber の場合
オリジナルデザインのマックの中では Macintosh SE/30 が最高に位置する。初代マックに似ているが、スピードはずっと速い。オールインワン一体型の最初のモデルで、ソフトが実に快適に動いた。現在の基準に照らせばお粗末なスペックだ。ハードドライブは 40MB、ディスプレイは白黒で 9 インチ、解像度は 512 x 342 ピクセルに過ぎない。しかし、偉大なマックがみなそうであるように SE/30 も発表の時点で特別スゴいマシンではなかったが、その後長い間実際に使えるマシンだったという点では抜きん出ていた。オリジナルマックの時代を振り返るとき、私にとってマックといえば SE/30 がそれに当たる。
The Macintosh SE/30 was the pinnacle of the original Mac hardware design. It looked much like its predecessors, but it was far faster—the first all-in-one Mac where the software could really sing. The specs seem silly by modern standards—like the 40MB hard drive and the 9-inch black-and-white screen with only 512 by 342 pixels. But like any great Mac, the SE/30 wasn’t a terrific system just when it debuted; it remained eminently usable for years to come. When I think of the original Mac era, the machine in my mind is the SE/30.—JOHN GRUBER
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John Siracusa の場合
新しく発表されるマックは、どれも従前のモデルと同等かそれ以上のスペックを持っていた時代があった。そんな時代の最後に登場したのが Macintosh SE/30 だ。オリジナルデザインの頂点に位置するモデルだ。スゴい馬力を誇ったがメチャ高価だった Macintosh IIx と同じ性能ながら、SE/30 は V12 エンジンをホンダ・シビックに積んだみたいなマシンだった。その後も初代にならった縦置き型マックが出たが、いずれもクラシックというふざけた名前[moniker:モニカ、クラス名]がついていた。SE/30 にはそんな不名誉はない。誰もが認めるオリジナルマックの王者だった。マックを象徴するものであり、マック史上最高のマックだった。
There was a time when every new Macintosh equaled or bettered all aspects of every previous model. The Macintosh SE/30 came along very close to the end of that era, representing the apex of the original Macintosh form factor. Sporting every bit as much horsepower as the phenomenally expensive Macintosh IIx, the SE/30 was like a V12 engine shoehorned into a Honda Civic. Though future models with the original upright shape were released, they were all tagged with the derisive moniker Classic. The SE/30 bore no such shame. It was and is the undisputed king of the original, iconic Macs and, therefore, of all Macs for all time.—JOHN SIRACUSA
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何が最高のマックかはひとによって答えが異なるだろう。
筆者の大好きな二人が同じ Macintosh SE/30 と答えたのがとてもうれしい。
実は押し入れを占領していた古いマックはほとんど処分してしまったが、さすがに SE/30 だけは今でも手元に残してある。
結局使った期間が一番長いのが SE/30 と IIci だった。
SE/30 のスピードとサクサク感は Original Mac より勝っており、特にキーボードのタッチが大好きだった。歴代マックの中でもキーボードはベストだったと思う。
128K Original Mac も SE/30 も、当時スタンフォード大に留学していた友人に学割で買ってもらった。幸いなことに(?)彼はマックに全然興味がなかった。
筆者の場合、マックのイメージを形作ってくれたのはこの二つのマシンだったといっていい。
久しぶりに「灯を入れて」みようかなあ・・・
★ →[原文を見る:Original Text]
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私の最初のMacはIIciでした。
人から頼まれて、DTPをちょっと手伝っていた頃です。
あの時代のワクワク感はたまらないものがありました。
今はそのワクワク感をiPhoneが引き継いでいるのかなぁ?
> くに さん
たしかに ワクワク感ですね
ハードとしての 性能がどうのこうのではなく 出会いのよろこびを与えてくれたものが The best Mac ever なのでしょうね
マックでもよし iPod でも iPhone でも 同じかもしれません
なんだか 伴侶との出会いにも 通じるものがありそうです・・・
はじめまして。
私もSE/30を押し入れに大事に(?)保存しています。
SEからのハード交換機で、筐体は開発者のサイン入りです。
メモリも32Mbyte、拡張スロットにはアクセラレータとカラーボードが入っています。中古で手に入れたのは、PioneerMacをメインで使ってい頃。私もマックも歳をとりました。今、電源を入れたら動くかどうかも不明です。でも、捨てる決心がつかずに、今日も押し入れで眠っています。MacSE/30が最高のマックというのは納得です。
> jinshinjin さん はじめまして
SE/30 の頃からというと お互いに歳ですね
全国の押し入れには どうしても処分出来ないマックが あちこちで眠っているのでしょうか・・・
こんにちは。
私の最初のMacは、MacPlusでした。Plusの購入後1年ほどでほぼ同じ値段で買えるようになったSE/30にはずっと憧れの気持ちが残ってます。(今でも欲しいくらいです)
その後、仕事でIIci,自宅でQuadra700を使っていました。
Plusは、弱点でもある電源部がやられてしまい、もう動きませんが手放せないでいます。Quadraは、年に1〜2度火を入れてますがまだ大丈夫なようです。(13inchディスプレイのほうがダメっぽい)
今の相棒であるiMacとMacBookたちは、当時のMacとは比べ物にならないくらいいろんな事ができますが、愛着という点ではPlusやQuadraの方が上ですね。
あの時代のMacは本当に長く現役で働いてくれたなあと思います。
> ema さん
それぞれに 思い入れがありますね
壊れても あちこちいじって 長い間大事に使ったものです
新しいマックが出ても そう簡単には買い替えられませんでしたから
その分 愛着と 思い入れが・・・
はじめまして。
私の最初のMacはSE/30でした。それから20年近く。
今のメインはMacBook Proで、それまでにいろんなMacを使ってきましたが、
いまでもSE/30とIIciは手放せずに残っています。
いまではなくなってしいましたが、「Welcome To Macintosh」のスタート
アップ画面にはCompact Macのアイコンが使われていましたね。
やっぱり、あの形がMacintoshらしいなぁ・・・なんて思います。
時々動かしてみますが、ビデオボードがちょっとやばそう。
でも、とりあえず元気に動きます♪
私がMac Userになるきっかけとなったマシンなので、いつまでも元気でいて
欲しいです。
> macbuddy さん
SE/30 や IIci をお持ちだとは すごいですね
マックとの出会いは 誰しも鮮烈だったということでしょうか
誰かがマックペイントで 絵を描くと 周りから歓声が起きる そんな Macintosh 登場のときの様子は 今でも忘れられません
過去最高のMacは「Macintosh SE/30」?…
Macworld 誌がマックのベテランユーザーに「過去最高のマック(The best Mac ever)は何か」という質問をしている。
… スゴい馬力を誇ったがメチャ高価だった Macintosh IIx と同じ性能ながら…
最高という点では最新のInteliMacですが、最も記憶に残るマシンはやはり最初に買ったSE/30。JamSessionやManholeが好きなソフトでした。
その後PM6100AV,iBook,eMac,iMacG5,InteliMacと続き、周辺機器のおかげもあって、Macで出来ることがワープロ/webブラウザ/メール/音楽再生/画像編集/TV録画/DVD閲覧/ビデオ編集と大幅に拡大してきました。今ではiMacがないと仕事になりません。
この記事により初代機と今とを比較しましたが、価格は1/3で画面pixel数は10倍にもなったことに驚きました。
> mint さん
たしかに マックのおかげで ワープロだけでなく いろんな世界に興味が広がりました
それぞれのマックが その思い出と結びついているようです
ハードだけでなく 大河内勝司氏開発の SweetJAM のような 日本語入力環境の変化も 懐かしいです