サファイアのサプライヤーである GT Advanced の破産裁判が微妙な展開を見せているが、日本でも島野製作所がアップルに対して電源アダプタの特許訴訟を起こしている。
・日本の中小企業が訴えたアップルの“横暴”の内幕|ダイヤモンド・オンライン
・日本の中小企業が訴えたアップルの“横暴”の内幕(ダイヤモンド・オンライン) | Yahoo!ファイナンス
・続報アップルvs島野製作所 証拠メールが暴く事の顛末|ダイヤモンド・オンライン
2014年10月25日 投稿者: shiro
サファイアのサプライヤーである GT Advanced の破産裁判が微妙な展開を見せているが、日本でも島野製作所がアップルに対して電源アダプタの特許訴訟を起こしている。
・日本の中小企業が訴えたアップルの“横暴”の内幕|ダイヤモンド・オンライン
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・続報アップルvs島野製作所 証拠メールが暴く事の顛末|ダイヤモンド・オンライン
Appleが全社的に行っている施策なのか、件の幹部の独断なのか。何方にしても企業倫理が問われる事になるでしょう。
独自技術を持った企業には死活問題なので、今回の話が事実なので有れば、非難されるべきはAppleの側に有るでしょう。
クロスライセンスを締結した上で共有するのがフェアな取引です。後は契約がどの様に締結されていたかですね。
願わくば、事が荒立たずに和解、是正されます様に。
数年前まで部品メーカーでAppleと仕事をしたことのある者です。
この記事は、強者=悪者と弱者の構図を煽り立てた典型と言えます。
訴訟自体の話は事実でも、一方の主張のみで客観的な根拠が何一つありません。Appleは告訴を受けた段階で法廷以外で発言するとは思えません。法廷ではビジネス上の契約が厳密にどこまで定義されて結ばれていたかのみが争点になると思います。
以下、私のビジネス上のAppleの印象を述べます。
・仕事の要求は厳しいです。月に数千万個単位のキャパと価格的な競争力を、厳しい製品仕様に上乗せして要求されます。でもこれは当然です。Appleは数億人の需要に、競争力のある価格で応える必要があります。Appleの仕事を獲得しようとする競争相手も世界中にうじゃうじゃいます。どうも日本のメーカーはそうした環境を理解せずに、勝手にAppleに片思いをする傾向があります。
・仕事の仕方は執念深くそれでいて誠実です。
他事業部の製造技術部署がヘマをやって納期問題を起こしたとき、Appleの購買担当が工場にすっ飛んできて、夜中まで設備の前に陣取り、センサーの設定やら機械の調整やらに深く入り込んで問題を一緒に解決したという話があります。私の体験では、例のごとく他の工場のトラブルを見て怒り心頭の購買担当の方が、私の設計した自動機のラインを視察に訪れたとき、若い女性の方だったのですが、狭い機械のユニットの間に頭を突っ込んで、しきりに機械の動作に目配せをしてiPhone片手に時間当りの生産数を計算していたのが印象的でした。およそ素人と思えないような専門的な機械についての質疑の後、幸い一度も設備が止まることもなかったので、「これだけ稼働できればもっと安くできるんじゃないの?」と冗談っぽく笑顔で帰っていかれました。おそらくホッとしたのでしょう。要求に応えられれば採用する。実にシンプルです。
量産後、値下げと品質改善要求は当然来ました。しかし会社は誠実に対応しませんでした。事実と異なる説明をしたり、前向きな改善計画を渋ったりしました。その結果受注は減少しました。監査の場でのAppleの要求はしごく真っ当なもので、法外な要求や圧力など全くありません。静かにMacBookAirのキーを叩きながら一つ一つ課題を整理していました。ただ、ただ、冷静に論理的に発注先の配分を考えていたのでしょう。
以上長文失礼致しました。
少しでもAppleの真実をつかむ助けになればと思います。
貴重な体験談、有難うございます。少々ホッとしました。フェアなご意見だと思います。
素晴らしい
この件は記事を読む限りでは、酷いという印象しか与えない。訴訟をするしかなかったという事情がある限り、やはり、Appleの対応に問題はあったのだろうと思う。現Tim Cook体制下でもJohn Browettみたいな使えない人材はいたし、まあ、裁判の行方を待つしかない。