アップルの業績は記録破りのものだったが、案の定ウォール街の反応は冷たく、発表直後に株価が下落した。
Daring Fireball: “After Hours” by John Gruber: 23 January 2013
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時間外取引(After Hours)
売り上げも純利益も、さらには iOS デバイスの売り上げも、記録破りの好成績だったのに、アップルの株価は(営業時間中より動きの激しい)時間外取引で1割以上も下落した。これは当然の話だ、なぜなら・・・、ウ〜ン、なぜなら時間外取引をやっているのはおバカな連中だから・・・とでも言う他ない。もうお手上げだ!
After reporting record-breaking revenue, profit, and iOS device sales, Apple’s stock is down over 10 percent in after-hours trading (which is often more volatile than regular trading), which makes sense because, uh…, because after hours investors are a bunch of idiots? I give up.
アップルの時価の1割がどのくらいのものか、Tom Gara がつぶやいている。
For perspective on how much 10 percent of Apple’s market value is, Tom Gara tweets:
「アップルの業績が発表された結果、ノキアと RIM を合わせた額の更にその2倍分だけアップルの時価は下落した。」
Apple’s market value has fallen by the combined market value of two Nokias plus two RIMs in the hours since its results came out.
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「もうお手上げだ!」というところに Gruber の気持ちが滲んでいるように思える。
1月18日に 500.00 ドルぴったしで株価が引けたことに対して株価操作の疑問を呈した Gruber に、ゼロがいくつも並ぶなんてよくあることで至極当たり前だと述べた市場専門家(?)の反応が興味深い。
満期日が近づくにつれてコール市場では大量の売り(put)と買い(call)が殺到して綱引きを始めるから、結果として切りのいい数字で収まるのはよくあることだというのだ。だからアマチュアは金融取引に手を出すなともいっている。
無念やるかたない Gruber は、切りのいい数字が問題なのではなく、アップルバッシングを流すことで儲けを手にした連中がいたことが問題なのだと反撃している。
どうやら株価とはまったく別種の生き物らしい。
業績の善し悪しとは無関係に動く株価に一喜一憂させられる経営者とはまことに気の毒な存在だということか・・・
★ →[原文を見る:Original Text]
やっぱりそうだよねえ。
何でこんなに下がるのかさっぱりわからん。
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