[ICYMI: Bill Gates on Apple Rivalry – Larry King Live]
[Bill Gates on Apple at Larry King – YouTube]
Steve Jobs が D8 カンファレンスに出席して耳目を集めた翌日、Bill Gates 親子が CNN の看板トーク番組「ラリー・キング・ライブ」に出演した。
その中から Steve Jobs に関する部分・・・
Larry King Live: “ICYMI: Bill Gates on Apple Rivalry“: 03 June 2010
[注:ICYMI、In Case You Missed It、見逃した方のために]
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お互いによく議論した
Steve は優秀だ。彼はいい仕事をした。一緒に仕事をした時期・・・Apple II や Macintosh のときだが、よく議論(sparring)しては楽しんだものだ。
“Steve is brilliant, he’s done very good work. The times we have gotten to work together–intensely on some Apple 2 work and Macintosh–we enjoyed sparring with each other.”
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iPad はまだその域に達していない
「会議に持って行ってちゃんと使えるものを出そうと我々はみな努力している。iPad はまだその域に達していない。入力装置(input)がない。ノートを取ったり、編集する必要があるのだ。マイクロソフトも、他の多くの会社も、そんな最終的、究極の製品を出すべく開発中だ。iPad はまだ自分が会議に持っていきたいデバイスではない。なぜならインプットがないから・・・」
“We’re all trying to get to something that you just love to take to a meeting and use and it [the iPad] is not quite there yet. You need to have input. You need to take notes and edit things. Microsoft and a bunch of other companies are working on getting that final, ultimate product. […] It [the iPad] still isn’t the device that I’d take to a meeting because it has no input.
・・・では、何が必要だと?
「ペンが使えるデバイス、音声が使えるデバイスだ。ラボではなかなかいい解決策(複数)が進行中だ。」
What he’s looking for: A device “where I can use the pen, where I can use voice. There are solutions in the labs that are starting to look very good.”
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なかなか大人の発言だが、それでも iPad に対する不満はハッキリ口にしている。
Technorati Tags: Bill Gates, Larry King Live, Rivalry, Steve Jobs
完璧な製品というのはあり得ない。
この手の製品はペンは必要ない。
Apple In-Ear Headphones with Remote and Micを使っていますが、音声は十分使えます。
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退屈なインターフェース。過剰な演出。必要の無い高機能。
完璧なプロダクツが、必ずしもいいものとは限らない。
いいものとは、贅肉をそぎ落とし、究極に
シンプルにすることだ。
重要な事は如何に完璧かよりもいかに革新的か、世の中を変え得るものは、常にそうだし、だからこそ、我々を引きつけるんだ。
ペン、ヴォイス、iPadはそのどちらもが快適に使える。勿論、このデバイスが使用者各自にとって、より完璧にしていくのは、各自の自由だし、その可能性は極めて高いものだ。
Appleは創業時からその精神は変わってはいない。未開の大地へ勇気を持って進んで行く開拓者魂がある。MicroSoftは開発された土地を上手くて手に入れて儲けることには長けていたが、いつまでも、その手は通じないよ。我々だって、賢くなっているんだからね。
この動画で感じたのは、ゲイツ氏の目に輝きが無かった事だね。ジョブスの目の輝きは明日を見詰め輝いてるぜ。
前後の文脈がわからないのであれですが、そもそもJobsは会議中でノートPCに置き換わるものとして、iPadを開発した訳ではないと思いますが。
iPadは会議やビジネスシーンでの使用はあまり想定していないように思います。それよりも、リビングで誰もが気軽に使えるものを考えているのでは。
ビルゲイツは会議やビジネスで使えるものばかり考えているので、会社では現状Windowsが大活躍ですが、自宅では・・
私はGatesの意見は的を得ていると思いました。人が文字や絵を描くのにペンがもっとも優れているというのは明白です。
個人的には、iPhone/iPad上で指をつかって、満足のいく文字や図形は描けません。指を使ったマルチタッチは、コンテンツを見たりゲームをするのには適しているのですが、正確に文字を入力したり、図形を描いたりするには、やはりstylus penが必要でしょう。
数年前、iPhoneの発表のときSteve Jobsが、stylusを明確に否定して以来、”指を使ったマルチタッチでなんでもできる”という概念が定着してきたように思う。そのドグマは決して間違っていないと思うが、理想は指とpen入力の共存にあるのではないでしょうか。