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Posts Tagged ‘Unlocked iPhone’

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[ゴールド 5S は文字どおり金と同じ:photo

どうやら iPhone 販売前線では興味深いことが起きているようだ・・・

Businessweek: “Unlocked iPhones Are Hard Currency in Brazil, Italy, Other Countries” by Vernon Silver: 06 February 2014

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国際通貨として通用する iPhone

私はこのところ支払を iPhone でしている。支払アプリや銀行口座のことではない。iPhone のハードそのものを通貨代わりに使っているのだ。

I’ve been paying my bills with iPhones. Not with apps or on bank sites—I’ve been using the Apple (AAPL) hardware as currency.

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ふとしたことから

それはふとしたことから、昨年12月にニューヨークに出張したときから始まった。自分が住んでいるローマでは賃金は安く、テクノロジー製品は高価だ。米国でゴールドの iPhone 5S(32 GB)を買うと税込みで 815 ドルだが、イタリアでは 839 ユーロ(約 1130 ドル)もする。洗濯屋や子供の送迎、介護の仕事をするひとのほぼ1か月分のサラリーに相当する。そんなひとりの女性から、私が米国に行くと聞いて、ひと月分相当の額の iPhone を買ってきて欲しいと頼まれた。五番街のアップルストアで行列していると、さまざまな国の買い物客のことばが飛び交っていた。ロック解除された iPhone が欲しいというと、カウンターの店員は「1台だけですか?」とビックリした。

It started by accident in December, during a business trip to New York. I live in Rome, where domestic work comes cheap and technology is expensive. An unlocked, gold, 32-gigabyte iPhone 5s that costs about $815 with tax in the U.S. goes for €839 (about $1,130) in Italy, roughly a month’s wages for workers who do laundry, pick up kids from school, or provide care for the elderly. When one worker heard I was visiting the States, she asked me to pick her up an iPhone in lieu of the equivalent cash for work she’d done. Lining up inside the Apple Store on Fifth Avenue, I was surrounded by shoppers speaking languages from around the world. The salesman looked stunned when I said I wanted an unlocked iPhone. Just one?

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入荷したばかり

ちょうどロック解除された iPhone 5S の新しい入荷があったばかりですと彼はいった。私の頼んだゴールドモデルはヨーロッパで最も人気があり、すぐ転売できると。私の右隣にはサウジバンクのクレジットカードをもった男性が今日3台目と4台目になる iPhone 5S を買おうとしていた。「2台にして」と自分もいった。買うにはもうひと手間要した。カウンターの裏の電話で自分の銀行の詐欺防止部門に本人確認をしてもらう必要があったことだ。店員いわく、この店で(普段しない高額の)買い物をすると不正使用の怖れありと睨まれやすいんですよね。

A new shipment of unlocked 5s phones had just come in, he said, adding that the gold model I asked for was the most popular in Europe and the easiest to resell. To my right, a man with a credit card from a Saudi bank was trying to buy his third and fourth phones of the day. “Make it two,” I said. There was one more step: The salesman grabbed a landline from behind the counter to connect me with my bank’s antifraud department. Purchases from this store, he said, are red flags.

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金の延べ棒のように

計算してみれば不思議ではない。アップルのプラスチック製ショッピングバッグのひもを引き締めながらアップルストアから出てきたが、袋の中味が電話ではなく、金の延べ棒のように思えた。

Do the math, and that’s no surprise. Exiting the store with my plastic Apple shopping bag secured by a rope drawstring, I no longer thought of the phones inside as appliances. They were more like gold bars.

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贅沢品のサヤ稼ぎ

国境を越えて働く労働者は、金持ちだろうとなかろうと、カネになる贅沢品を運んではサヤ稼ぎをするのが習わしになっている。数年前ならアジア人が、パリでルイ・ヴィトンやグッチのハンドバッグを買って持ち帰り、高く売ることで旅費を稼いた。90年代初期には東欧に住むアメリカ人が、リーバイスのジーンズで同じことをした。きょうびはそれが iPhone、とくにゴールドの 5S というワケだ。

Transnational workers rich and poor have long dealt in an ever-evolving system of arbitrage for luxury goods carrying significant price differences around the world. A few years ago, it was Louis Vuitton (MC:FP) and Gucci (KER:FP) handbags, bought in Paris by Asians who paid for trips home by selling the purses at a markup. In the early 1990s, Levi’s jeans served a similar function for Americans in Eastern Europe. Today, it’s the iPhone, especially that gold 5s.

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[iPhone が高くで売れる国:チャート

どの国で高く売れるか

英国 Stanmere の Mobile Unlocked が作成した48か国の iPhone 価格表によれば、もっとも安い iPhone 5S(16GB)は米国の約 700 ドルだ。もっとも高価なのがブラジルの 1200 ドル。イタリアは 1000 ドルを少々欠け、マルタと並んで7番目に高価な国だ。

According to a list of iPhone prices in 48 countries compiled by Stanmere (U.K.)-based Mobile Unlocked, the cheapest 5s with 16GB of memory can be purchased for about $700 in the U.S. The most expensive country in which to purchase the same phone is Brazil, at $1,200. At a little less than $1,000, Italy ranked seventh-most expensive, tied with Malta.

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帰国後すぐに売れた

帰国の数日後、2台の iPhone を自分が支払った 815 ドル相当で国内用に売った。2台目の客はローカル価格(1130 ドル)で知り合いに月賦で売ったという。更にその客は新しい買い手に最終的に 1350 ドルの月賦で売ったという。

Within a couple days of my return, I exchanged both phones for domestic work, valuing them at the $815 I’d paid. The second phone’s recipient sold hers for its local value ($1,130) to an acquaintance, she said, with payments to be made over time. She told me the new owner sold the phone at an additional markup on an installment plan that will cost the final buyer about $1,350.

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「1台だけですか?」

五番街で購入してから数週間後にロサンゼルスに出張して、またアップルストアに行った。まるで ATM に並ぶ気分だった。カウンターの店員にロック解除した iPhone 5S を頼むと、「1台だけですか?」というのが彼の答えだった。

On a trip to Los Angeles a few weeks after my Fifth Avenue purchases, I found myself in front of another Apple Store. Walking in felt like a visit to an ATM. I asked the salesperson for an unlocked iPhone 5s. The response: Just one?

今回は買ってきてほしいと頼まれていなかったので1台だけにした。イタリアへ戻って1週間以内に 600 ユーロ相当額で売れた。こんどは、地下鉄で iPhone を盗まれたという家事お手伝いさんだった。盗られた iPhone は 1000 ユーロで、まだ月賦支払中だったという。

I didn’t have a buyer lined up, so I did buy only one. Still, when I got back to Italy, I exchanged it within a week, for €600 worth of household work from someone whose phone had been stolen on the subway. She’d bought the stolen one on layaway for €1,000, and is still paying it off.

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ビットコインより安定

こんども売れて安心した。iPhone の価値が続くのも次世代モデルが出るまでの間だが、それまでは 5S の価格は安定している。たとえ新しい通貨のビットコインと比べても・・・

I was relieved to make the deal: An iPhone’s value lasts only until the next product launch. For now, the 5s is holding steady, even against that other new currency—Bitcoin.

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国際通貨として通用するというのでは SIMフリー iPhone の価格はなかなか安くなりそうにない。

MVNO 接続料を半減する総務省指針も検討中らしいので、せめて契約終了した iPhone のロック解除ぐらいは簡単になってくれればと願う・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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[China Mobile(中国移動)]

中国最大のモバイルキャリア China Mobile(中国移動)から iPhone が発売されるのもいよいよ目前に迫ったようだ。

7億人超のユーザーを抱えるといわれる China Mobile から iPhone が発売されれば、これまで手つかずだったマーケットの門戸が一挙に開放されることになる。

Forbes: “Apple Nears China Mobile Deal As 4G Launch Approaches” by Trefis Team: 26 November 2013

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China Mobile、12月18日に新規モバイルサービス開始か

China Mobile(中国移動)は最近の広告で新しいブランドのモバイルサービスを来月から開始すると謳っている。このため iPhone についての交渉が近々成立するのではないかとの観測が行われている。先週同社は12月18日に広州で開催される「世界パートナーカンファレンス」で新しいサービスを発表することを明らかにしている。

China Mobile’s recent advertisement touting the launch of a new brand for mobile services next month has fueled fresh speculation about an imminent iPhone deal. The carrier announced late last week that it will introduce a new service at its 4G global partners conference in Guangzhou on December 18. […]

アップルにとってみれば、これまで iPhone 販売助成金がなかったため手つかずだった China Mobile の7億5千万人という巨大な契約者ベースの門戸が開放されることになる。China Mobile の 3G TD-SCDMA ネットワークと互換性がないという点は別にしても、iPhone 契約が非常に高くつく — 巨額の販売助成金をキャリアが負担して一般ユーザーの手に届きやすくする必要がある — ことが最近両社の交渉が行き詰まった理由のようだ。Qualcomm から最近出たベースバンドチップセットは、China Mobile の 3G ネットワークだけでなく今後の TD-LTE ネットワークへのアクセスも可能にするが、これによってアップルは China Mobile との互換性をもった iPhone を作るという技術的チャレンジを克服できるのだ。しかしながら、アップルが新興市場に向けて 400 ドル以下の iPhone を投入するかどうか、あるいは China Mobile との交渉を成功させるため販売助成金ないしは別の形でこれまでに例を見ない譲歩をするかどうか大変興味深いところだ。

As for Apple, a deal with China Mobile opens up a huge subscriber base of 750 million that has largely remained untapped in the absence of iPhone subsidies. Apart from the incompatibility issues with China Mobile’s 3G TD-SCDMA network, it is likely that the expensive nature of an iPhone contract – which entails huge carrier subsidies to make the smartphone affordable for the average consumer – has been a sticking point in recent negotiations. Qualcomm’s recent launch of baseband chipsets that enable access to not only China Mobile’s 3G network but also its upcoming TD-LTE network allows Apple to overcome the technological challenge and launch a China Mobile-compatible iPhone. However, it will be interesting to see if Apple launches a sub-$400 iPhone for the emerging markets, or sets an unlikely precedent by offering a concession either in subsidies or any other form to land the China Mobile deal.

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一方、9月に新 iPhone が発表された際、China Mobile(中国移動)との交渉でアップルは「中国のキャリアに販売助成金を負担させることに失敗した」のではないかという見方もあった。

iPhone 5S/5C の中国での販売価格が思ったほど安くなかったことからの推測だ。

Blogos: “中国でのiPhone価格から想像できること” by 大西宏: 13 September 2013

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China Mobile(中国移動)に販売助成金を負担させることに失敗した?

では中国でなにが起こったのでしょうか。中国のキャリアに販売助成金を負担させることに失敗したのではないでしょうか。中国ではSIMカードと携帯電話本体を別々に購入するのが主流です。それでは2年間の縛りを前提とした価格は打ちだせません。そんなビジネスの仕組みを変えることができなかったのではないかと想像しています。

iPhone5Cであれ、iPhone5Sであれ、中国で売れる価格にするためには、中国のキャリアが2年間なりの縛りという方式を取り入れ、販売助成金を出して価格を下げるか、アップルがキャリアへの販売価格を思い切って下げるしか選択肢はありません。

今回のアップルのアジア戦略の目玉は、日本でのドコモの取り扱い開始と、中国最大のキャリア、中国移動通信から販売することだったはずでした。中国でiPhoneのシェアを伸ばそうとすれば、携帯電話の契約者数がなんと7億人を超えている、世界最大規模の中国移動通信との契約がなければ厳しいはずです。

その中国移動通信から売りだされるという発表がなかったのです。想像ですが、中国移動通信での販売方式や価格でまだ折り合いがついていないということではないでしょうか。アップルの中国戦略が成功するかどうかは、中国移動通信が鍵を握っており、焦点はアップルが中国移動通信との契約に成功するかどうか、また契約時にiPhoneが売れる価格にできるかどうかでしょう。

もしかすると中国市場については第二弾のサプライズがあるか、もう契約交渉に失敗してしまっていて、サプライズはないかのいずれかだと思います。

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アップル中国のサイトを見ると、iPhone 5S は:

中国第2の China Unicom(中国聯通) — モデル A1528
中国第3の China Telecom(中国電信) — モデル A1533

の2モデルがあって、キャリア契約無しの価格(いずれも 16GB で 5288 元)だけが表示されていることに気づく。

そもそもロック解除された SIM フリーモデルしか売られていないということなのだろうか・・・

新たな発表でこれに最大手の China Mobile(中国移動)が加わるのだろう。

中国工業情報省電気通信設備認証センターが China Mobile の通信ネットワークを利用するのに必要な免許をアップルに与えたのは iPhone 5S/5C が発表される直前だった。

今の時期に SIM フリー iPhone が発売されたのは決して偶然ではない気がする。

China Mobile が iPhone を発売する準備が整ったからこそ中国以外の国でも SIM フリー iPhone が発売されたのではないか・・・

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[中国とインドでは高くても売れる?:Mobile Unlocked

改めて Mobile Unlocked の調査[上図]を見直すとなかなか興味深い。

もともとは同じ iPhone を買うとしたらどの国が高くつかという地図なのだが、視点を変えてみると、高い iPhone でも買うひとがいるのはどの国かという地図でもある。

新興市場の中国とインドがそんな国として群を抜いているワケだ。

SIM フリー iPhone の発売はアップルがいよいよ新興市場へ攻勢をかける準備が整ったことの証しではないのか。

じつは今回の SIM フリー iPhone は中国が狙い目で、日本はメじゃなかったりして・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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sim-free-iphone5s

予想もしなかった展開になった・・・

昨日金曜日、突如米国のアップルオンラインストアで SIM フリー iPhone 5S の発売が始まった。

そしてなんと、時をおかず日本でも SIM フリー iPhone の発売が始まったのだ!

SIM フリー iPhone が日本でも買えるようになるとは想像もできなかった。週末にかけての発表なので、情報も錯綜しているようだ。

ここではとりあえず、米国の様子について・・・

GigaOM: “Apple now selling unlocked, SIM-free iPhone 5s” by Alex Colon: 22 November 2013

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アップルが SIM フリー iPhone 5S を出した

アップルは米国のオンラインストアでロック解除された SIM フリー iPhone 5S の発売を11月22日(金曜日)から開始した。もっともロック解除された iPhone は当初から購入可能だった — T-Mobile SIM カードの入った iPhone という形でだったが。T-Mobile の SIM は他社のものと入れ替えることができた。今回発売されたバージョンは SIM カードは無しで、ユーザーが好きな GSM 互換キャリアのものを選んで入れることができる。

Apple on Friday introduced a SIM-free, unlocked iPhone 5s to its U.S. online store. Of course, this has also been available since day one, in the form of an unlocked phone that ships with a T-Mobile SIM card — simply pop the T-Mobile SIM out and pop another one in. This latest version ships with no SIM at all, allowing you to insert one for your GSM-compatible operator of choice.

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[SIM フリー iPhone の米国価格:image

T-Mobile と同じ価格

ロック解除された iPhone のエントリー価格は 16GB モデルで 649 ドル。これは T-Mobile のものと同じだ。結局は T-Mobile のバージョンを買うことになるのではないか。SIM フリー iPhone の出荷予定は1〜2週となっている。一方 T-Mobile のモデルなら3〜5日で入手できる。

The phone starts at $649 for a 16GB model, which is the same price as the T-Mobile version. And you might want to buy that T-Mobile version anyway – the SIM-free phone shows an estimated 1-2 week wait to ship, while the T-Mobile model takes just 3-5 days.

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[ロック解除された iPhone が売られている国々:Mobile Unlocked

これまでロック解除された iPhone が発売されている国々を見ても、日本だけがスッポリと抜け落ちているのが印象的だった。

それが突如日本でも SIM フリー iPhone を買えるようになったワケだ!

iPhone 5S(SIM フリーを選ぶ) | Apple Store (Japan)

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SIMフリーのiPhoneについて:アップル

SIMフリーのiPhoneにはiPhoneのすべての機能が搭載されていますが、ワイヤレス契約義務はありませんNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの対応するワイヤレスネットワークの通信事業者からお好きな事業者を選び、iPhoneをアクティベートして使用することができます。SIMが利用できるかどうか、およびSIMの詳細については、利用する通信事業者にお問い合わせください。SIMフリーのiPhone 5cとiPhone 5sは、一部の国では4G LTEネットワークに対応しない場合があります。詳しくは通信事業者にお問い合わせください。

複数年のサービス契約を結びたくない場合や、海外で地元の通信事業者を使いたい場合は、SIMフリーのiPhoneを選ぶことをおすすめします。SIMフリーのiPhone 5cとiPhone 5sにはnano-SIMカードが付属していないため、対応する各国の通信事業者からカードを入手してください。このカードをiPhoneのスロットに差し込み、オン/オフボタンを数秒間押し続けて電源を入れるだけで、iPhoneを使い始めることができます。その後はスクリーン上の表示に従って設定してください。

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NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクはどんな条件で SIM カードを提供するのだろうか。3社以外の SIM カードが出る可能性もあるのだろうか。

これまでのものと比べて SIM フリーはトータルコスト的にどちらが得策だろうか。

知りたいことが山ほどある。

今後の展開が興味津々・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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Unlocked-iPhone

新しい iPhone が中国向けでもなく廉価版でもないと分かったときはだいぶガッカリした。

実はあることを考えていたからだ。

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今年の夏ロンドンに着いたとき、直ちに手持ちの iPhone から SIM カードを引き抜いた。

そのまま使ったのでは目の玉の飛び出るような請求書がくることを怖れたからだ。

iPhone も iPad mini も Wi-Fi のみで使った。

ときたま孫娘と近くの公園に行くときは、安否確認のため安い音声ケータイを持たされた。

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もしビジネス旅行だったらどうしたろうかと考える。

ロンドンでは安いプリペイドの SIM カードが至るところで売っている。

そんな SIM カードを買って iPhone に入れたらいいじゃないか?

しかしそうはいかないとムコ殿はいう。

日本の iPhone は、キャリアでないとロックを外せず、さらにキャリアがアップルに連絡して初めて SIM フリーになるらしい。キャリアがそんなことをするワケはないから、事実上ロック解除は不可能なのだと。

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代案として、ロンドンの街角にある非正規店でロックを外してもらい、安いプリペイドカードを買ったらどうか?

そうすれば SIM フリー iPhone として安いプリペイドカードを使えるようになる。

だがそうすると、こんどは日本に帰ったとき元の(まだ2年契約が残っている)SIM カードが使えなくなる。SIM 鎖国の日本ではとてもムリというワケだ。

まあ、やれるとしたらロンドンで安い電話とインターネットのできるプリペイドカードを買って、その電話で iPhone テザリングするしかないのかもしれない。

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そんなことがあったので、プラスチック製廉価版 iPhone と聞いたとき、SIM フリーへ途が開けるのではないかとひそかに期待した。

プラスチック製の廉価版 iPhone が中国で大量に売れれば、SIM フリー iPhone も安いプリペイド SIM カードもいずれ日本に流入してくるのではないかと妄想したからだ。

だから、新しい iPhone が中国でどのくらいの値段になるのかとても興味があった。

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しかしプラスチックはプラスチックでも、発表された iPhone 5C は決してチープな廉価版ではなかった。

契約のないロック解除された(unlocked and contract-free、SIM-free)iPhone は日本では買えないので、アメリカのサイトを見るといちばん安い 16GB モデルで 549 ドルだ。

iPhone 5C (16GB) — $549

当初取り沙汰された廉価版とはとてもいえない。

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中国での実際の販売価格は 733 ドルだという。

iPhone 5C (16GB) — $733 (4,488 元)

中国の所得水準からすれば庶民にとっては目のタマの飛び出るような値段にちがいない。

契約付きでタダという iPhone 4S の価格がいくらになるのかは分からない。

こんどこそ確実と思われたチャイナモバイルの動向もいまだハッキリせず、どのくらいの数が中国で実際に売れることになるのか注目される。

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日本では新たにドコモが参入して、各社が iPhone を奪い合っている。

高い販売奨励金を払ってでもなんとか iPhone を扱いたい現状では、SIM フリーなんて夢のまた夢だ。

現にドコモも iPhone のロック解除はしないといっているらしい。

そりゃあそうだろう・・・

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しかし、いったん国外で自由にプリペイドカードが買える様子を見てしまうと、つい夢みたいなことを妄想してしまう。

アップルはロック解除された iPhone の購入可能国リストを公表している。世界のスマートフォン事情が透けて見えるようなリストだ。

この長いリストを見ていると、ついため息が出てしまう・・・

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