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The Talk Show Ep. 104, With Guest Rene Ritchie | The Talk Show

John Gruber の年末恒例の回顧番組。

相方に Rene Ritchie を選んだ理由がおもしろい。

Rene Ritchie がアップルの事情に通じていることはよく知られている。iMore だけでなく数多くのポッドキャスト番組でも活躍中だ。

そんな彼もレギュラー番組ではゲストを立てて控え目に徹しているので、思いっきり彼に発言させようと相方に選んだのだという。

今年の回顧の中で興味深かった点:

・AirPlay も CarPlay も WatchKit も “projected UI”(投影された UI)という意味で共通性がある[CameraPlay も欲しいと Ritchie]

the similarities between the “projected UI” nature of AirPlay, CarPlay, and WatchKit

・最近の App Store をめぐる問題から外部に向けたオンブズマン的なものが必要[App Store 全体を代表して語れる人物がいないからだと Ritchie]

recent controversies and confusing rejections at the App Store (and the need for a public-facing App Store ombudsman)

来年の予想が最後にチラリと出てくるのも興味深い。

来年前半に大きなことがあるという点で2人は一致する。

Rene Ritchie:来年は 2010 年に iPad が登場したとき以来の大きな年となる。

John Gruber:Tim Cook の約束から考えて Apple Watch と Apple Pay の2つだけでは済まない気がする。来年前半には大きなことがある。

2人とも Apple Watch と大型 iPad を挙げる点は一致している。

3つ目として Ritchie が Apple TV を挙げているのがおもしろかった・・・

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s1

[S1 SiP:Apple

新しく発表された Apple Watch は品揃えの多さでこれまでのアップルからは考えられないものだった。

しかも 18 金ゴールド、サファイアのいちばん高いモデルは 5000 ドル以上する可能性があると John Gruber が指摘したときは、アップルもすっかり変わってしまったと感じたものだ。

時計とは名乗ってもコンピュータであるかぎり技術的には陳腐化を免れない。そんな製品が 5000 ドルや 1000 ドルという値段で売れるものかいまひとつピンとこなかった。

その意味で Gruber の新しいポッドキャスト The Talk Show がとても興味深い。すべてのキーは S1 にあるという主張だ。

Ep. 96, With Ben Thompson | The Talk Show

アップルのプレスリリースでは S1 について次のように述べている。

     *     *     *

S1 SiP:ここまで小さくなったコンピュータ

Apple custom-designed its own S1 SiP (System in Package) to miniaturize an entire computer architecture onto a single chip.

Apple Unveils Apple Watch—Apple’s Most Personal Device Ever | Apple [Press Info]

     *     *     *

注目すべきは「an entire computer architecture onto a single chip」という部分だ。

アップルのホームページにある Apple Watch の説明でもこれが繰り返されている。

     *     *     *

すべてのコンピュータアーキテクチャを一つのチップに。

An entire computer architecture on a single chip.

極端に制限のある環境は、時に刺激的で興味深い、創造性にあふれた解決方法を生み出します。その最たる例が、Apple Watchの心臓ともいえる独自設計のチップです。従来のコンピュータアーキテクチャで、これほどまでに凝縮されたスペースに収まるものはありません。そこで私たちは、数多くのサブシステムを一つの極小モジュールに組み込む方法を見いだし、それらの電子部品を外的要素、衝撃、摩耗から守るために樹脂の中に完全に包み込みました。コンピュータシステム全体を一つのチップに組み込んだのは業界でも初めてです。エンジニアリングと微細化技術が達成した一つの偉業といえるでしょう。

Massive constraints have a way of inspiring interesting, creative solutions. A prime example is the custom-designed chip at the heart of Apple Watch. No traditional computer architecture could fit within such a confined space. So we found a way to integrate many subsystems into one remarkably compact module, which is then completely encapsulated in resin to protect the electronics from the elements, impact, and wear. Configuring an entire computer system on a single chip is an industry first and represents a singular feat of engineering and miniaturization.

     *     *     *

コンピュータ本体が微細化(miniaturization)技術によってここまで小さくなったのが S1 チップ[S1 SiP (System in Package) ]というワケ。

これは単なるチップではなく、コンピュータシステム全体が一つのチップに組み込まれた SiP(System in Package)だ。そこがこれまでとは画期的に異なる点だ。

したがって今後 S1、S2・・・と進化して、そのコンピュータモジュールが交換可能になったらどうなるかというのが Gruber の主張だ。

そうすれば 5000 ドル以上する Apple Watch Edition も、内部のコンピュータ部分を交換するだけで使い続けられ、First Edition(初版)としての価値も保持できる。

だから iPhone 登場以来の大変化だという。

これはまさに爆弾発言だ。

もしそうなら Apple Watch の位置付けそのものがコペルニクス的転換を遂げるとゲストの Ben Thompson が興奮するのももっともだ。

価格面からも、スタイル、パフォーマンス、リーテルなどあらゆる面からみて、誰も考えたことのないほど意欲的な未来がアップルに開けることになる。

Gruber のいうように S1 チップの交換やアップグレードが可能になるとしたら、たしかにこれは iPhone 登場以来の大変化といっていい。

このポッドキャストは3時間近くとチョー長いので、以上はその表面をなぞっただけだが、ぜひともご自分の耳でその興奮を確かめていただきたい。

Gruber や Thompson がこの議論を敷衍してまとめてくれるのを楽しみに待ちたい・・・

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mark-gurman

[Mark Gurman:photo

このところ目覚ましい活躍を見せる Mark Gurman が John Gruber のポッドキャストに登場した。

Daring Fireball: “This Week on The Talk Show: Mark Gurman” by John Gruber: 22 April 2014

新進気鋭の若手が大ベテランに声をかけられた形だ。

久しぶりにオモシロくて、夜明けのベッドの中でみっちり聞いてしまった。

話題の中心は、Greg Christie の引退をめぐる Gurman のスクープ

併せてアップル報道のあり方やウワサの取り上げ方にも及ぶ。

ウラ取りが出来ない、セカンドソースの取れないものは記事にしないという Gurman の姿勢が的中率の高さにつながるのだろう。

何よりもソースとの信頼関係を大切にし、出所の分からないネタには手を出さないという。

「見知らぬひとからの美味しそうなサンドイッチが玄関においてあっても誰が手を出すだろうか」という比喩がオモシロかった。

直接取材に出歩くことはしないが、様々な手段があるので取材できるという。

高校生のプロとして登場した Gurman も、今やミシガン大の2年生になった。

学業の傍らプロとして 9to5Mac に記事を書くというのだから何ともスゴい。

伝説的な「Think Secret」のハーバード大生を Gruber が引き合いに出すのも宜(むべ)なるかな。

当然アップルの最近のウワサについても触れる。

3つだけ。

・OS X 10.10 の製品名

Yosemite(ヨセミテ)というのはいい名前だ[Gruber]

・iWatch/ウェアラブル

まだ時間がかかりそう[Gurman]

・新しいカテゴリー製品

– Tim Cook の発言にも関わらず今の時期になってもまだ音沙汰無し
– ラップトップ以上の何かが出てもおかしくない[Gruber]
– 何かまずいことが起きたのでは[Gurman]

アップルのニュースやウワサを追いかけるひとにとってはなかなか興味深く、参考になる話が多い。

全体を通して聞かれるとオモシロいと思う。

個人的にとくに興味があったのは、ウラ取りの出来ない話は記事にしないという点。

見るからにオイシそうな話で、飛びついて失敗したことが何回かある。

レポーターと異なり読者に過ぎない筆者としては、自分の足で取材することなどできないから、複数の記事で確認できないかぎり自分のブログには取り上げないよう努力している。

Gruber と Gurman の話はブロガーにとっても大変参考になる・・・

★ →[ポッドキャストを聞く:The Talk Show

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Jim_Dalrymple_at_ Úll

[Úll カンファレンスで演奏する Dalrymple:photo

Horace Dediu の興奮覚めやらぬポッドキャストを聞いて、同じ Úll カンファレンスに出席した Don Metlon や Michael B. Johnson の話をぜひ聞きたいと思った。

それだけでなく John Gruber や Jim Dalrymple のプレゼンテーションも聞きたいと思っていた。

しかし、その後気をつけていてもなかなか出てこない。

久しぶりの Dalrymple のポッドキャストAmplified — が Úll カンファレンスについて触れている。

Dalrymple のプレゼンテーションがバンド演奏[冒頭写真]だったというのは意外だった。

いろいろな出席者の反応から見ると、参加者だけでなくスピーカーにとってもなかなか楽しい会合だったようで、Úll オーガナイザーの腕がよかったということらしい。

     *     *     *

WWDC でハードがあるとしたら

今回の Amplified では WWDC 2013 についても触れいるが、興味深かった点を2つ。

1)WWDC のデザイン

Dan Benjamin:iWatch のデザインではないか?

Dalrymple:むしろアイコンのデザインのように見える。Jonathan Ive が関与したデザインの方向性と関係あるのではないか。

2)新しいハードウェア

Benjamin:新しいハードウェアの発表は一切ないのか?

Dalrymple:もともと主眼は開発者向けのもの。もしハードウェアがあるとすれば、それは Mac がらみだろう。

     *     *     *

Amplified の成功の秘密

Amplified の成功の秘密は、アップルの予想でバツグンの的中率を示す Jim Dalrymple を引っ張りだしたことだろう。

相方の Dan Benjamin と2人がホストということになっているが、メインは当然 Dalrymple だ。

ウワササイトを賑わしているネタをぶっつけては、なんとか Dalrymple の口を開かせて言質を得ようとするのがウリだ。

どんなウワサを取り上げているか、それに Dalrymple がどう応じているかは、ポッドキャストの脚注[Show Notes & Links]を見ればだいたい想像できる。

     *     *     *

「怒鳴らないでくれ」

新製品は秋まではないと語った Tim Cook の決算発表に関連して、なぜ Mac Pro のアップデートがないのか、1500 ドルの Retina ディスプレイは出るのか出ないのかと強い口調で迫る。

自分が引っ張りだしたという気安さがあるせいか、「イエスかノーで答えろ」と迫る場面もあって、ついに Dalrymple が「怒鳴らないでくれ、家内だけでたくさんだ。」(Don’t Yell At Me, I’m Married.) 今回はそれがタイトルになってしまった。

     *     *     *

ポッドキャストの主導権

ホストが複数のポッドキャストでは、どちらが主導権を握るかが微妙だ。相手からうまく聞き出せるホストならいいが、Benjamin の場合はいささか押し付けがましい。

Dan Benjamin の「5by5」は多くのアップルギークをレギュラーに持つことによって成功したが、その後 John Gruber[The Talk Show]、John Siracusa[Hypercritical]、Marco Arment[Build and Analyze]が去って行った。Horace Dediu[The Critical Path]の場合は相方が変わっている。

Dalrymple はまだ残っているが、なかなか難しいものだなあと思う・・・

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[ファイルの不一致が生じた場合:image

「ホンモノはクラウドにある」(The Truth is on the cloud.)と WWDC で Steve Jobs が語った。[ストリーミングビデオの 1h 24 分ごろ]

John Gruber がその点を敷衍してポッドキャスト「The Talk Show #47」で興味深い議論をしている。[72 分〜 79 分ごろ]

MacStories がその部分のテープ起こしをしている。

MacStories: “iCloud To Avoid File Conflicts with Versioning” by Federico Viticci: 17 June 2011

     *     *     *

iCloud ではマージングや不一致は生じない

Gruber:新しいやり方ではマージング[merging:複数のファイルやデータ、プログラムなどを決められたルールに従って一つに統合すること]や不一致は生じない。・・・しかしそれは同期の持つ技術的困難さをアップルが魔法のように解決したという意味ではない。

Gruber: The new way does not involve merging and conflicts. […] It doesn’t mean that Apple has magically solved the tech difficulties of syncing. […]

例えば3つのデバイスがあるとしよう。サーバー上のデータはどこかにあるサーバーに保存されており、そして iPhone および Mac があるとする。すべてのデータ、たとえば住所録のデータはいずれも最新のものだ。たとえば Dan Benjamin の項目にはいずれもメールアドレスがある。3つとも同じものだが、ここで(オフラインで)自宅の電話番号を Mac に加え、同時に iPhone でも自宅電話を入力するがタイプミスしたとする。そうすると同期(sync)はどうなるのか。異なる2つの電話番号が2つの場所にあり、サーバーには電話番号がない。今現在だと MobileMe はダイアログボックスを出してデータの不一致を知らせる。そこでどれが正しいのかキミが決めなければならないことになる。

You’ve got 3 devices let’s say. Server-side data stored somewhere on a server, and you’ve got an iPhone and you’ve got a Mac. All data is up to date, say Address Book. You have an entry for Dan Benjamin and all it has is an email address. In all three places it’s the same and I sit down at my Mac, I add your home phone # to your contact and then I sit down with my iPhone at the same time (say everything’s offline) and enter Dan’s home # manually, but I enter it wrong. What happens when you sync? You’ve entered two phone numbers in two places, and at the server there’s no phone number. As it stands now MobileMe often will offer you a dialog box telling you that there is a conflict. It presents it to you and you have to pick which one is right. […]

     *     *     *

「ホンモノはクラウドにある」

オフラインで加えられた変更がどんなものであれ、iCloud ではそんなダイアログは出ないだろうとボクは思う。不一致らしきものがあったとすると、サーバー上の iCloud はどれがベストか(アップルのいい方では「ホンモノ(truth)」か)を自ら判断する。「ホンモノはクラウドにある」(The Truth is in the Cloud.)と Steve Jobs がいったのはそういうことなのだ。iTunes はどれが正しいかを判断する。そういうことだ。その正しいものを iCloud は、異なるバージョンの存在する同じアカウント持つデバイスにプッシュする。だがここにトリックがある。もしそれが正しいものでなかったらどうなるかというわけ。サーバー側ではすべてのものが記憶されるだろう。バージョニング[versioning:バージョン管理]とほぼ同じだ。「住所録を調べなさい」といったダイアログが出るだろう。「前のバージョンから正しいものを選択しなさい」といったダイアログもあるだろう。それをユーザーが選択してクラウドへプッシュし、「これがホンモノだ」と教える。アップルはこれをそのままプッシュするのだ。

In iCloud I believe you will never be presented with such a dialog, no matter how much has changed in one of the instances while it was “offline”. The server-side iCloud, when there seemingly is a conflict, will make a decision and it will decide which one is the best (in Apple’s terms the “truth”). That is what Steve Jobs means when he says “The Truth is in the Cloud.” iTunes will decide which one is right and that’s it. iCloud will push that right one to any device that has this account that has a different version. But, here’s the trick – what happens if it’s not the right one? On the server side, it will remember all of the other ones, almost like versioning. There will be some sort of interface like “go and look at your contacts.” There will be some sort of way to say “show me previous versions and let me pick the one that is right”. You pick it and push it back up into the cloud and tell it “that’s the truth” and Apple will push it out.

Dan Benjamin:最新の変更がどれであれ、ユーザーが望むなら以前のバージョンを選べる、と・・・

Dan Benjamin: Whatever is the most recent change will propagate but here are previous versions to pick from if you want.

     *     *     *

iCloud がホンモノを決める

Gruber:アップルはそうはいっていないが、サーバー上の iCloud は公開されることのない不一致を検出したときはどれがホンモノかを決定する。iCloud は「ブラックボックス」みたいに機能するのだ。ほとんどの場合一番最後に行なわれた変更を採用するだろう。しかし、それを(あとで変更できるように)決めないままにしておく。重要なポイントはもし不一致があったとしても、異なるバージョンのすべてが記憶されるという点だ。もし「ホンモノでないもの」が選択された場合でも、元に戻って正しいものを選択することができる。今後はマージングや不一致はなくなるとボクがいったのはそういう意味だ。ユーザーが決める場合を除き、マージングや不一致については iCloud がベストの判断をするのだ。

Gruber: Apple won’t reveal it but iCloud, on the server, will determine the truth when it detects a conflict that will never be published. It will act like a “black box”. Most cases it will go by the most recently implemented change — it will be undefined. The key is that if there is a conflict, they will remember the different conflicting versions. If it picks the “wrong truth” it will be able to go back and get the right one. That’s what I mean when I say no more merging or conflicts. iCloud will make its best guess at merging & conflicts other than having you pick it.

     *     *     *

iBooks の持つ意味

Dan Benjamin:キミはこれが事実だと知っているのか、それとも単なるキミの見解なのか?

Dan Benjamin: Do you know this or is it just a theory?

Gruber:これは事実だ。しかし iBooks がその具体例に違いないという点については、自分としては間違いないと考えているが、事実とまでは知らない。iPhone と iPad にある同じ iBook をオフラインで読む場合、iPhone で何ページか読み、さらに iPad で異なる部分を何ページか読んで、その後オンラインにして「read state」や「current page state」を iTunes サーバーに同期しようとしても、iBooks ではダイアログはなにも出てこない。

Gruber: I know this. What I don’t know but I beleeve, again, is that I think iBooks is an example of this in action. If you have the same iBook on the iPhone and iPad and take them both offline and flip a couple of pages on the iPhone then flip a different number of pages on the iPad, and them put them both online and they go to sync their “read state” or “current page state” to iTunes servers, iBooks never presents you a dialog. […]

iBooks は、現在もこれまでも、アップルが iCloud と呼んでいるもののタタキ台なのだ。

iBooks is and has been one of the testbeds for what Apple is now calling iCloud.

     *     *     *

今秋実際に目にするまでは、iCloud に関する議論は絶えないだろう。

「ホンモノはクラウドにある」(The Truth is on the cloud.)という Jobs の発言の真意もこれから次第に明らかにされてくるに違いない。

Gruber のポッドキャスト、今週の「The Talk Show #47」が注目されるのもそういうわけだ。

前の週のポッドキャストはなんと80万回もダウンロードされたというのだから、Gruber の注目度は大変なものだ。

司会の Dan Benjamin とさしで、たっぷり語らせるところがミソ。(いささか長過ぎるきらいはあるが・・・)

Dan Benjamin の「5by5」にはこの他にもたくさんの豪華キャストを揃えており、John Siracusa の「Hypercritical」や Marco Arment の「Build and Analyze」がとくにおもしろい。

然るべきゲストとじっくり腰を据えて語るポッドキャストの存在はとてもありがたい・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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