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Posts Tagged ‘Siri’


[Siri は Phone 4S だけ?:image

Siri のことなら何でも話題になるようだ。

iPhone 4S 限定の iOS 5.0.1 アップデートによって Siri 移植が可能になるかもしれないという話が興味深い。

Cult of Mac: “Apple Makes Siri iPhone 4 Port Legally Possible With Today’s iOS 5.0.1 Update” by Alex Heath: 15 December 2011

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古い機種への Siri 移植

iPhone 4S でもっとも人気のある機能が Siri だ。4S 以外のユーザーも、古い iOS デバイスで音声アシスタントが利用できるようにハッカーに対して声高に要求している。Siri の移植は以前にも試みられたが、現時点では一般に配布することは法律上問題があるため不可能なことが明らかになっている。

Siri is by far the iPhone 4S’s most-desired feature, and many non-4S users have been clamoring for hackers to make the voice assistant available on older iOS devices. While Siri ports have been demoed to the public before, it’s been made clear that public distribution is not possibile at this time due to legal issues.

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iOS 5.0.1 の新ビルド

アップルが今日再度リリースした iOS 5.0.1 の新しいビルド(iPhone 4S 限定)は、これまで暗号化されていたシステムファイルへの扉を開けたので合法的な Siri 移植が可能になった。

Apple has made a Siri port legally possible with today’s iOS 5.0.1 revision by offering wide-open access to system files that were previously encrypted.

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合法的 Siri 移植

ジェイルブレークの世界で有名なハッカー MuscleNerd は最近のツィートで、iOS 5.0.1 アップデートがこれまでの RAM ディスクを非暗号化するので、アップルの著作権を犯すことなく Siri 移植に必要なファイルが抽出できるようになるといっていた。「これは 4S の初めての公開 ipsw だ。(暗号化されていない RAM ディスクのおかげで)メインファイルシステムへのキーが入手可能になる」と MuscleNerd はいう。

MuscleNerd, a prominent figure in the jailbreaking and hacking community, recently tweeted that the iOS 5.0.1 update from today features decrypted ramdisks, making it possible to extract the necessary files for a Siri port without infringing on Apple’s copyright. MuscleNerd said, “it’s the first public 4S ipsw where the main filesystem keys are obtainable (due to non-encrypted ramdisks).”

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iPhone 4S 識別子へのカギ

4S 以外のハードウェアで Siri を動かすには複数の方法があることが最近までに分かっている。しかしどれも法律的に問題があるか、実用的ではないかのどちらかだ。Siri をちゃんと動かすためには、iPhone 4S 固有の識別子(identifier)にアクセスしなければならない。しかもこのカギは検出できないように24時間毎に変更されるのだ。もしひとつの識別子から何千ものデバイスが同時にアクセスを開始すれば、アップルはすぐにそれを察知し、ポートを閉じることができる。

There have been multiple methods proposed for running Siri on non-4S hardware in recent weeks, but all of them are either illegal or impractical. To run Siri properly, one would need access to an iPhone 4S unique identifier and that key would need to be switched out every 24 hours to avoid detection. If thousands of devices start calling on Siri from one 4S identifier, Apple will be able to easily spot the activity and kill the port.

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なぜ今?

ハッカー世界で Siri 移植がホットな話題であるにも関わらず、なぜアップルがハッキング可能な扉を開けたのか不明だ。iOS 5.1 へのアップデートは間もなく行なわれる。その際アップルは 4S Siri ファイルへのアクセスをふたたび暗号化するかもしれない。今日の2度目の iOS 5.0.1 修正は駆け込みで行なわれたのかもしれない。うっかりそうしたのか、それとも隠された意図があるのか、ともかくアップルは Siri 移植を合法化した。とはいっても限られて間だけかもしれないが・・・

It’s unclear as to why Apple left such an opening for hackers to exploit when a Siri port has been such a hot topic as of late. iOS 5.1 is coming soon, and Apple may re-encrypt access to the 4S Siri files with its next update. Perhaps the second iOS 5.0.1 revision from today was rushed. Whether it be out of ignorance or some hidden agenda, Apple has made the possibility of a Siri port legal — at least for the time being.

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「うっかりそうしたのか、それとも隠された意図があるのか」ということころがオモシロい・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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[Siri の秘密兵器 Wolfram|Alpha:image

音で聞く世界は、iPhone のあり様を劇的に変える。

見ることでなく、触ることで可能になるコンピューティングの世界が開けるからだ。

そして必然的に Siri との関連が知りたくなる。

Siri を可能にした Wolfram|Alpha の話が興味深い。もともとは Stephen Wolfram の Steve Jobs 追悼記事に書かれていたもの。

Stephen Wolfram といえば理論物理学者で、「Mathematica」を開発したことで知られる。

また Siri を支える知識工学エンジン(computational knowledge engine)「Wolfram|Alpha」の開発者でもある。

Stephen Wolfram Blog: “Steve Jobs: A Few Memories” by Stephen Wolfram: 06 October 2011

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ナレッジエンジン

アップルが iPod や iPhone の製造を始めたとき、それが自分たちのやっていることとどう関係するのか私は十分理解していなかった。しかし Wolfram|Alpha を出したあと、この強力なナレッジエンジンcomputational knowledge engine]を Steve Jobs が造り出した新しいプラットフォームに搭載したらどんなにすばらしいだろうと考えはじめた。iPad が出たとき、Theo Gray は Steve Jobs の強い勧めで、自分たちも何かすばらしいことをやるべきだと主張した。

When Apple started producing the iPod and iPhone I wasn’t sure how they would relate to anything we did. But after Wolfram|Alpha came out, we started realizing just how powerful it was to have computational knowledge on this new platform that Steve Jobs had created. And when the iPad was coming out, Theo Gray—at Steve Jobs’s urging—insisted that we had to do something significant for it.

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手始めは

その成果が去年の Touch Press で、Theo の電子書籍「The Elements」[元素図鑑]の出版であり、その後の iPad の電子書籍群だ。これは Steve Jobs が iPad を創造したことにより可能になったまったく新しい世界だ。

The result was the formation last year of Touch Press, the publication of Theo’s Elements iPad ebook, and now a string of other iPad ebooks. A whole new direction made possible by Steve Jobs’s creation of the iPad.

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Siri を支える Wolfram|Alpha

Steve Jobs に感謝することは多々ある。しかし悲しいことに私の最新のライフプロジェクト Wolfram|Alpha は昨日[注]始まったばかりだ。昨日 iPhone 4S の Siri で Wolfram|Alpha が使われることが発表されたからだ。
[注]Jobs が亡くなった日の前日10月4日に iPhone 4S が発表された

There is much that I am grateful to Steve Jobs for. But tragically, his greatest contribution to my latest life project—Wolfram|Alpha—happened just yesterday: the announcement that Wolfram|Alpha will be used in Siri on the iPhone 4S.

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直接知識にアクセスする

実に Steve Jobs らしいやり方だと思う。知識や行動に対して直接電話からアクセスしたいとひとびとが望んでいることを理解するのだ。それも、通常必要と考えられるあれやこれやのステップを踏まないでそうしたいということを・・・

It is somehow a quintessential Steve Jobs move. To realize that people just want direct access to knowledge and actions on their phones. Without all the extra steps that people would usually assume have to be there.

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ナレッジエンジンは始まったばかり

そのようなビジョンに対し Wolfram|Alpha が重要な役割を果たし得る立場にあることを誇りに思う。いま起きているのはほんの手始めにすぎない。この分野で将来アップルと共同でやれることを大いに楽しみにしている。Steve Jobs がもはやおらず、直接関わっていないことが残念だ。

I’m proud that we are in a position to provide an important component for that vision with Wolfram|Alpha. What’s coming out now is just a beginning, and I look forward to what we will do with Apple in this direction in the future. I’m just sad that Steve Jobs will now not be part of it.

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大きな励み

四半世紀近く前に Steve Jobs に初めて会ったとき、 NeXT こそ「自分の30代に成し遂げたいことだ」と聞いて衝撃を受けた。生涯を10年ごとに区切って、そんな計画を立てるなんてなんと大胆な、と当時は思ったものだ。しかし生涯をかけて大きなプロジェクトをやろうとしているものにとって、Steve Jobs がその限られた数の各10年で着実に達成した成果を見ることは、大きな励みになるのだ。だがそれも今日で終わりになると思うと実に悲しい。

When I first met Steve Jobs nearly 25 years ago I was struck by him explaining to me that NeXT was what he “wanted to do with his thirties”. At the time, I thought it was a bold thing to plan one’s life in decades like that. And—particularly for those of us who spend their lives doing large projects—it’s incredibly inspiring to see what Steve Jobs was able to achieve in his small number of decades, so tragically cut short today.

Steve、アナタのすべてにありがとう。

Thank you, Steve, for everything.

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Stephen Wolfram の追悼記事には、Jobs が「Mathematica」の命名者だったことや、後に妻となるべきひととのデートの話も触れられていて大変興味深い。

Jobs と大きな関わりを持ち、Jobs の稀有の資質を理解していたひとの言葉には訴えるものがある。

★ →[原文を見る:Original Text

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付記:インターフェイスから見た VoiceOver と Siri

インターフェイスという観点から考えても興味深い。

触る世界、すなわち「VoiceOver」モードへの入り口はトリプルクリックだった。

そこから音声を介して触る世界が広がった。

トリプルクリックによって一次元のフリックや二次元のローターというマルチタッチ操作が可能になった。触ることによって可能になるコンピューティングの世界だ。

しかし触るという操作をもっと簡単にしたらどうなるか。

ホームボタンをトリプルクリックでなく長押しすれば「Siriモードになる。

Siri モードの世界では触ることすら必要ない。声という人間に本来的に備わった機能がインターフェイスになるからだ。

音声を媒介として、そこにはまだ誰も経験したことのない未知の世界が広がる。誰も経験していないからベータなのだ。

我々が手にしている iPhone とはそんな可能性を開いてくれるマシンだ。

VoiceOver なんて視覚障害者のためのもの、Siri なんてベータ段階のお遊びに過ぎないなどと考えていては、大切な点を見逃してしまうことになりそうだ。

目が見えなくなってから10日余りなのに、ずいぶん遠くへきてしまった気がする・・・

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TellMe vs Siri | YouTube]

みんなを夢中にさせた Siri だが、マイクロソフトは一笑に付した。

Daring Fireball: “TellMe vs. Siri” by John Gruber: 25 November 2011

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マイクロソフトの Craig Mundie[リサーチ&戦略担当役員]は Forbes に対して Siri についてこう語った

Here’s what Microsoft executive Craig Mundie told Forbes about Siri:

「みんなアップルの発表に夢中だ。マーケティングギミックとしてはいいテだ。しかし技術的にいえば、マイクロソフトは同様の技術を1年以上前に、Windows Phone 7 を導入した時点ですでに持っていた。」

“People are infatuated with Apple announcing it. It’s good marketing, but at least as the technological capability you could argue that Microsoft has had a similar capability in Windows Phones for more than a year, since Windows Phone 7 was introduced.”

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そこで、オーストラリアのユーザーが TellMe と Siri 2つを並べて、一対一の対決をさせた。

TellMe 惨敗の模様を記録したのが冒頭のビデオ。

この対決を取り上げた Gruber は「見るも無惨」(Brutal)とひとこと・・・

★ →[ビデオを見る:YouTube Video

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追記:何が比較されているのか(11月28日)

TellMe がオーストラリア英語の聞き取りに四苦八苦している様子は気の毒でもある。

・明日10時に会議をセットして

Create a meeting tomorrow at 10:00 AM

[TellMe] create a meeting tomorrow at teen anal
(ティーンのお尻に会議を作る?)

・シモーヌにテキストを送って

Send a text to Simone

[TellMe] stain detector simo
(シミ検出器 simo)

・パースはいま何時?

What time is it in Perth

[TellMe] what time is it impo
(いま何時だ、インポ)

・Skriflex の曲を再生して

Play artist Skriflex

[TellMe] play artist screamworks
(screamworks の曲)

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TellMe でも米語ならちゃんと聞き取れている例もある。

こうしてみると Siri が米国、英国、オーストラリアそれぞれの英語に対応したということは大変なことだったのだ。

オーストラリアのユーザーがやったのと同じことを英国のユーザーがやってもおかしくはない。

単純に物理的音声を処理できるシステムかあるというだけでなく、実際に話されていることばに対応できるかどうかという点が問題なのだろう。

どちらが早くその技術を発明(開発)したかではなく、実用になるレベルまで昇華できたかどうかという問題だ。

すぐれたユーザー体験とは何かということを改めて考えさせられた。

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追記2:インド英語ならどうか(11月28日)


iPhone 4S’s -Siri- Working with an Indian Accent .mp4 | YouTube]

インド英語でもかなりうまくいってるみたい・・・

それじゃあ、シンガポールや香港の英語はどうなるって話になりそうだなあ。

まだある!

ジャパニーズ・イングリッシュだっていいんじゃない?

[via Long Tail World

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[モバイルの利益を手にしたのは誰?:image

Horace Dediu が非常に興味深い分析をしている。

冒頭の図表はすこし見にくいが、「Incumbents」(既存大手)と「Entrants」(新規参入)に着目すると図表のいわんとするところが見えてくる。営業収益(縦軸)を独占していた既存大手が、2007 年以降はすっかり新規参入に食われてしまうという図式だ。

2007 年までは既存大手(ノキア、サムスン、LG、モトローラ、ソニー・エリクソン)が獅子の分け前を手中にしていた。当時スマートフォンを出したばかりの新規参入組(RIM、HTC)はほんの少ししかその分け前に与れなかった。

asymco: “Revolutionary User Interfaces” by Horace Dediu: 03 November 2011

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2007 年を境に

2007 年にあることが起きた。それが業界を一変させた。気付くのに数年かかったが、気がついたときは既存大手が財政危機に瀕するほどになっていた。

In 2007 something happened which changed the industry. It took a few years to even realize it was happening but by the time it was obvious, it had changed to such a degree that huge companies found themselves in financial distress. This chart illustrates the effect.

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モバイルプラットフォームの競争

既存大手端末メーカー間の競争だったものが、数年もしないうちにモバイルプラットフォームの競争となり、既存大手は次第にハードウェア統合者(hardware integrator)という損な役割を担わされることになった。モトローラは検索会社に吸収され、ソニー・エリクソンは家電会社に吸収された。ノキアは存立の危機を迎え、プラットフォーム自体を放棄した。LG の電話部門には買収話が起きている。サムスンは堅調だが、それもソフトウェアサプライヤー次第だ。新規参入ですら苦境に立っている。一番古手のスマートフォンの会社 RIM は、簿価より低い価格で取引され、2004 年のレベルまで落ち込んだ。Palm は消滅した。

In a few short years the rivalry between incumbent handset makers has evolved into a rivalry between mobile platforms where the incumbents were caught in an increasingly unprofitable role of hardware integrators. Motorola is now being absorbed by a search company. Sony Ericsson is being absorbed into a consumer electronics company. Nokia is going through a potentially existential crisis and even abandoned its platform. Acquisition talk surrounds LG’s phone efforts. Samsung is prosperous but sill at the mercy of its software suppliers. Even the entrants are starting to feel beleaguered. RIM, the oldest pure play smartphone company is trading below book value and has regressed in value to 2004 levels. Palm evaporated. […]

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何故みんなが同時に失敗したのか

巨大で、強力で、スマートな複数の会社で何故こんなことが起きたのか?

How did large, powerful, smart companies let this happen?

携帯電話が音声モバイルからモバイルコンピューティングへ移行するのがはっきりと見てとれるにも関わらず起きた。この転換は「ひととひとをつなぐ」ことから「ひととデータをつなぐ」競争の中で起きたが、破壊的な威力があるという意味で典型的だった。失敗したのは個々の経営陣のせいだと考えたひとが多い。多分それもある。でもそれなら何故みんなは同じ時期に失敗したのか?

It happened despite having a clear, front row view of the transition of the industry from mobile voice to mobile computing. The shift in the basis of competition from “connecting people” to “connecting people to data” ended up being a classic disruptive trap. Many will argue that it was the failing of individual managers. Perhaps, but how did they conspire to fail simultaneously?

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崩壊の原因は何か

業界が崩壊するのを見て、その原因は何か、そのカギとなった魔法の力ないしは出来事 — ダビデが巨人ゴリアテを打ち負かした伝説の投石器(スリングショット)のように弱者が強者を倒すそんな力 — はいったい何だろうと考えるのは当然だ。

When you see disruption happening, it’s natural to seek out a cause, a pivotal magical “force” or event that enabled the weak to humble the strong–the proverbial sling that enabled David to defeat Goliath.

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入力方式の変化


[入力方式の変化がもたらすもの:image

私の仮説はこうだ。業界の収益が既存大手から新規参入へとシフトした根本原因は、新しい入力方式(input method)がもたらした破壊的影響力にあったのだと。Steve Jobs が 2007年1月の iPhone 発表で使ったスライドをその例として上に掲げた。

My hypothesis is that The Primary Cause for the shift of profits from Incumbents to Entrants has been the disruptive impact of a new input method. I illustrated this with the help of the January 2007 slide presented by Steve Jobs at the launch of iPhone.

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新しいプラットフォームと新しいビジネスモデル

それぞれの入力方式は、混乱だけでなく、新しいプラットフォームと新しいビジネスモデルをもたらした。新しい入力方式という「投石器」は、歴史的な会社をいくつも血祭りに上げた。大型計算機およびミニコンピュータ、家電大手、そして今度は通信事業者だ。

Each new input method led to not just a disruption but new platforms and new business models. Each new “sling” victimized a set of historic companies. Mainframe and minicomputers, consumer electronics giants and now telecoms.

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高速ネットワーク + 強力プロセッサ

ダビデの投石器がそうであるように、これらのテクノロジーもそれ自体は十分強力とはいえない。しかし使われ方次第で予期せぬ壊滅的影響をもたらすのだ。静電容量式タッチセンサー(capacitive touch)は卓上機器の場合より携帯機器で用いる方が破壊的威力がある。さらに高速モバイルネットワークや強力かつ効率的なマイクロプロセッサと組み合わせれば、それは大きな力となる。

Just like David’s sling, these technologies are not powerful in and of themselves, but rather, the way they are used makes them unpredictably sinister. The context of using capacitive touch on a handheld device rather than on a table-top makes it disruptive. Coupling it with high-speed mobile networks and powerful but efficient microprocessors made it into a force.

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革命的ユーザーインターフェイス:RUI

誰でもみな知っていることだ。その結果と影響を誰もが感じ、推し量っている。賢明な投資家は次なるシフトに的を絞るべきだ。上の図から見る限り、「RUI」[革命的ユーザーインターフェイス:Revolutionary User Interfaces]のサイクルの間隔は短くなっている。マルチタッチが導入されてからすでに5年になる。次なる RUI はもう始まっているのだろうか? Siri が次なる RUI だろうか?

That is now ancient history. The consequences and repercussions are still being felt and weighed, but the smart money should be focusing on the next shift. From the time frame in the diagram above, it’s clear that the cycle time between “Revolutionary User Interfaces” is shrinking. It’s been five years since multi-touch. Is the next “RUI” already here? Is Siri the next RUI?

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Siri をどう考えるか

Siri についてはいろいろな意見がある。

There are many things going for it:

1)まだ十分とはいえない。
2)失望した頭のいいひとたちがたくさんいる。
3)ライバルは否定的だ。
4)これまでのような高価なスマートフォンでなくても使える。ローカルおよびクラウドコンピューティングを組み合わせてユーザーの問題を解決するから。
5)要するに「非対称的」[?]なのだ。

1. It’s not good enough
2. There are many smart people who are disappointed by it
3. Competitors are dismissive
4. It does not need a traditional, expensive smartphone to run but it uses a combination of local and cloud computing to solve the user’s problem.
5. It is, in a word, asymmetric.

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Siri についての仮説

Siri について私は次のような大胆な仮説を立てている。プラットフォームを搭載したデバイス間の競争だったものが、スーパープラットフォーム(ブロードバンド)とインフラストラクチャコンピューティングを統合したデバイスの間の競争へと移行しているという仮説だ。

My disruptive hypothesis for Siri is that it shifts the competition from platforms positioned on a device to a “coupled” super-platform dependent on broadband and infrastructural computing.

十分なデータを集め、その意味するところを観察した結果、またもや大きな変化が起きようとしているのは間違いないと思う。

Just after collecting enough data and observing patterns in it that give us clarity, It looks like things are about to change all over again.

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Horace Dediu の分析はいつもオモシロい。

データに事実を語らせるのがうまいと思う・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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[Iris 9000:image

とうとう Siri 人気でガジェットまで出た(出る)。Siri を使うための音声リモコンだ。

The Loop: “Siri-compatible remote voice control module looks like 2001′s HAL” by Peter Cohen: 25 October 2011

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HAL そっくり

Siri のリモート音声コントロールは「2001 年宇宙の旅」の HAL そっくりだ。

Siri-compatible remote voice control module looks like 2001′s HAL

Siri は iPhone 4S に搭載された音声応答システム。どうしても「2001 年宇宙の旅」の宇宙船ディスカバリー号に搭載された人工知能 HAL と比べてしまう。Iris 9000 は HAL のような形をした音声リモコンだ。この ThinkGeek 社製品によって HAL との距離がまたひとつ縮まった。

Siri, the voice response system built into the iPhone 4S, has inevitably drawn comparisons to HAL, the artificial intelligence on board the spaceship in 2001: A Space Odyssey. ThinkGeek is blurring that line by introducing the Iris 9000, a remote voice control module that looks like HAL.

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離れたところから音声でコントロール

IRIS 9000 の出荷は来年春まで待たなければならないが、この 59.99 ドルのガジェットを使えば、部屋の隅から iPhone 4S をコントロールすることが可能になる。クレードルには iPhone 4S を収納し、マイクロリモコンのボタンを押すことで Siri を起動する。内蔵マイクで 50 フィート[約 15 メートル]離れた声も拾うことができる。

IRIS 9000 won’t ship until next spring, but when it does, the $59.99 gadget will let you control your iPhone 4S from across the room. A cradle holds your iPhone 4S, and a “micro remote” triggers Siri with a button press. A built-in mic picks up your voice and triggers Siri up to 50 feet away.

内蔵スピーカーによって Siri の回答音声を拡大できるほか、Siri の声にあわせて赤いランプが瞬く。

A speaker embedded on the Iris unit amplifies Siri’s spoken responses, and the glowing eye even flickers along with Siri’s voice.

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ポッドベイドアが開くのも

SF ファンの夢がまたひとつ実現した。ポッドベイドア[注]が開くのももう少しだ。

Yes, it’s every sci-fi fan’s dream come true. One step closer to opening the pod bay doors.

[注]人工知能 HAL が初めて人間に反逆するときのやりとりから。そのハイライトシーンはこちら
Dave Bowman: Open the pod bay doors, HAL.
HAL: I’m sorry, Dave. I’m afraid I can’t do that.

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まるで自分の机に HAL が乗るみたいで心が躍る。(今になればレトロ?) プロモーションビデオもぜひご覧あれ。

こういうことを直ちに商品化できる力はどこから生まれるのか・・・

[via Laughing Squid

★ →[原文を見る:Original Text

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[Why So Siri-ous?:image

MG Siegler の Siri に関する大変興味深い考察がある。

以下、端折ってご紹介。

TechCrunch: “Why So Siri-ous?” by MG Siegler: 16 October 2011

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Siri の話題で持ち切り

この数日、ウェブを見回してみるとブログの世界はたったひとつの話題、Siri の話しかないみたいだ。予想どおり iPhone 4S が百万人の手に渡ったいま、Siri こそその特筆すべき特徴であることは明らかだ。

Looking over the web and especially the blogosphere over the past couple of days, it seems there is only one thing everyone wants to talk about: Siri. With the iPhone 4S now in millions of peoples’ hands, as expected, it’s clearly the stand-out feature of the device.

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またしてもアップルが

理由はいくつかある。しかし過去何年もの間繰り返し目にしてきたことが一番シンプルな答えだ。またしてもアップルがやってのけたのだ。

There are a few reasons. But the simplest answer is one that has played out time and time again over the past several years: Apple did it right.

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システムレベルで iOS に組み込んだ

確かに音声技術を初めて実現したのはアップルではない。電話に実装したのもアップルが初めてではない。実をいえば、アップルが音声コントロールに手を出したのは Siri が初めてではない。iPhone で試した最初の試みは、ハッキリいえばひどいものだった。誰も使わないのは当然だ。ところが Siri(アップルが買収した会社)のやることは、従前のサードバーティ製のスタンドアローンアプリとまったく同じことだ。従前の音声コントロールの試みに競争力はないが、Siri をシステムレベルで iOS と統合すれば魔法の力を持つとアップルが考えたそのビジョンと洞察力が賞賛すべきなのだ。

No, Apple is not the first to implement voice technology. Nor are they the first to do it on a phone. In fact, Siri isn’t even Apple’s first foray into voice controls. But their first attempt on the iPhone, quite frankly, sucked. It’s no surprise that no one used it. As for Siri, it’s a company that Apple acquired — they were actually doing some of the same things as a stand-alone third-party app previously. Credit Apple for having the vision and foresight to realize that their previous voice control offering wasn’t competitive, and that system-level integration of Siri into iOS could be magical.

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人間らしさ

大きな目で見れば、またしてもアップルはライバルが理解し得ないことを理解していたのだ。テクノロジーは誰の生活にとってもますます重要になっている。しかし幅広いユーザーが真にアクセスできるようにするためには、「人間らしさを加える」(humanize)ことが唯一の方法なのだ。それが Siri だ。グーグルもマイクロソフトも、ほかの誰もがこの点で見事に失敗している。

In the bigger picture, this is something that Apple seems to understand time and time again that their rivals do not. Technology is an ever-important part of everyones’ lives, but the only way to make it truly accessible to the vast majority of users is to humanize it. That’s Siri. Google, Microsoft, etc — they all fail miserably at doing this.

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なぜ控え目なのか

奇妙なのは、いつもならすばらしいマーケティングの手腕を見せるアップルが、こと Siri に関してはそれを抑えているように見えることだ。何故だろうか? それは Siri がまだベータ段階だとアップルが考えているからだ。グーグルの製品ならすべてはベータから始まる。アップルはそう軽々にベータということばを使わない。今回の発表にいたるまでアップルと話してみて明らかなことは、今目にしている Siri が第一歩としてはすばらしいものだが、目標とするものには遥かに及ばないと彼らが感じていることだ。そこに至るまでなお半年、あるいは1年かかるかもしれない。しかし準備成れりというときがくれが、大掛かりなマーケティング攻勢をかけることは間違いない。しかもその時には、複数のデバイスでも可能になるかもしれないのだ。

The funny thing is that while Apple are normally brilliant marketers in this regard, they’re actually holding back on Siri right now. Why? Because they consider the product to still be in “beta”. And while every Google product starts in beta, it’s not a tag Apple takes lightly. Talking with them leading up to the launch, they clearly feel that Siri as it stands right now, while a great first step, is nowhere near where they want it to be. It may take six months to get there. It may take a year. But when Apple does get it to where they feel it’s ready, I bet we’ll see a massive marketing push. And we may even see it come to other devices at that point.

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いろいろなデータとの統合

Siri は今の時点ではまだベータ段階だ。しかし直ぐには他のデータ提供パートナーと統合しないなどと考えるひとがいるだろうか。Quora と統合したときを考えてみよ。Twitter(すでにそうなっているかもしれない)と統合したらどうか。Foursquare はどうか。それに・・・Facebook とならどうだ。それが実現した暁には、グーグルは本気で心配するハメになる。

But again, this is a beta product. Does anyone really think Apple isn’t going to work quickly to integrate it with other data partners? Imagine it tied to Quora. Imagine it tied to Twitter (and how is it not already?!). Imagine it tied to Foursquare. Imagine it tied to… Facebook. If and when that happens, Google will have a very legitimate reason to be concerned.

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いずれ検索ビジネスにも

現在のところ、われわれと情報の間を繋いでくれる仲介役がグーグルだ。グーグルがそうしてくれることをみな有難いと思う。各人が自分で情報を見つけようとしてもたくさんあり過ぎて困るのだ。仲介役がどうしても必要となる。だからグーグルが必要なわけだ。しかしアップルが、この状況はモバイルアプリで変わると示唆しはじめてからしばらく経つ。アプリとは、より新しく、よりアクセスしやすい形で情報を包み込んだものに過ぎないのだ。いずれアップルが検索エンジンビジネスに参入するとみんなが考えるのはそういうわけだ。

Right now, Google is a middle man between us and information. And we love Google for it. There’s simply too much information out there for anyone to find by themselves. There needs to be a middle man. We need Google. Apple has been hinting for a while that mobile applications could change this game. But apps are just a new, perhaps more accesible wrapper of information. There still needs to be a search mechanism powering the discovery of information — that’s why everyone keeps insisting that Apple will eventually get into the search engine business.

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あくまで入り口

確かにアップルは参入を果たした。ただし皆が考えるやり方ではない。Siri はあくまで入り口(entry point)に過ぎない。ここでもまた、まだ小さな一歩にすぎないが、しかしいずれ大掛かりなものとなる可能性を秘めている。(もっと喫緊の課題は、スタックの核となるべきものをサードパーティの Nuance に委ねたままでいいのかということだろう。)

Well they have. But not in the way that everyone was thinking. Siri is their entry point. Again, it’s a small step right now, but it has the potential to be massive. (Perhaps the more pressing question: is Apple okay relying heavily on a third party, Nuance, for what may become a core component of their stack?)

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新しい検索パラダイムとしての音声入力

グーグルの音声検索(voice search)ならエキサイティングだと感じないのに Siri ならそう感じる根源的理由もそこにある。グーグル製品とは、つまるところすべてがグーグル検索を使わせる手段なのだ。音声検索も新しく加わったひとつのレイヤーに過ぎない。それが十分からなくても、まったく新しいものだとは感じられないのだ。Siri は完全に新しいものを目指している。Siri によってアップルは情報検索のあり方を変え、新しいパラダイムを創造したいと考えているのだ。それはモバイルによって可能となった進歩であり、音声(voice)という新しくかつ強力な情報入力によって可能となったものなのだ。

And that’s another fundamental reason why people are so excited by Siri where they aren’t by Google voice search. Google voice search, like basically every Google product, is ultimately a way to drive more Google searches. It’s just a new layer. Even if people don’t fully understand that, they sense that it doesn’t point to something totally new. Siri does point to something totally new. With it, Apple wants to change the information search and creation paradigm. It’s an evolution powered by mobile and a new, more powerful input: voice.

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Apple Futureshock | YouTube]

自然言語による音声対話

これはアップルが24年の長きにわたって追い求めてきたビジョンだ。iPad 発表のころから上のビデオが改めて注目を浴びている。「アップルは20年以上も前からタブレットを考えていた」という言葉とともに。しかし大切な点が見落とされている。それは自然言語による音声対話(natural language voice interaction)という点だ。アップルは密かに開発を続けていた。そしてそれが現実のものとなった。まさに未来を告げているのだ。

This is a vision that has been 24 years in the making at Apple. The video below first re-surfaced around the launch of the iPad. “Apple envisioned their tablet 20+ years ago!,” everyone yelled. But at the time, everyone overlooked the arguably more powerful aspect: natural language voice interaction. Apple was quietly working on that too. And now it’s here. Heralding the future.

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われわれが目撃しているのはそういうことか・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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[Siri Virtual Personal Assistant:image

iPhone 4S で大人気の Siri は SRI International[SRI インターナショナル<Stanford Research Institute]で生まれた。

WSJ が Siri 開発の背景について興味深い記事を書いているのでご紹介。

WSJ.com: “Siri Service on Apple’s iPhone 4S Talks Back With Humor” by Geoffrey A. Fowler: 15 October 2011
WSJ日本版: “スマートフォンは「スマート・アレック(でしゃばり)」になるのか?“: 17 October 2011

以下日本語は WSJ 日本版訳をそのまま引用させていただいた。

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SRI の人工知能プロジェクト

2010年にアップルに2億ドルで買収されたSiriの共同創業者、ノーマン・ウィナースキー氏によると、Siriのクリエーターたちはソフトウエアに性格を持たせるかについて、「熟慮を重ねた」という。Siriは研究機関SRIインターナショナルの人工知能プロジェクトから生まれた。

The creators of Siri put “deep thought” into the personality of their software, says Norman Winarsky, a co-founder of the company that was bought by Apple for $200 million in 2010. Siri was born out of an artificial intelligence project at SRI International, a research institute.

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二つの核となるシステム

Siriは核として2つの特徴的なシステムを持っている。1つはユーザーが言ったことを聞き取って解釈するシステム、もう1つは質問の裏に隠された意味を解釈して応答するシステムだ。見当違いの回答をするのは後者の担当になる。

Siri has two distinct systems at its heart. One listens and translates what customers are saying, the other interprets the meaning behind the request and responds. It’s in that last part where the sass comes in.

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個性を持たせるかどうか

ウィナースキー氏によれば、「チーム内では性別を中立的にすべきか、あるいは端末に『一つの態度』を取らせるべきかについて、多くの話し合いが持たれた」という。結果として、アップルに買収される前のソフトウエアは、「少し態度を取ることもある」程度になっていた。同氏はアップルには行かず、現在もSRIインターナショナルに務めている。

“There were many conversations within the team about whether it should be gender neutral” or “should have an ‘attitude,’ ” said Mr. Winarsky, who didn’t go to Apple, and still works at SRI. The result, before the software was bought by Apple, was “occasionally a light attitude,” he said.

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Siri を iPhone に組み込む

アップルでプロジェクトを担当したある人物によると、アップルがSiriをiPhoneに組み入れたとき、チームはその性格をフレンドリーで控えめに維持するように注力したが、その一方でエッジ(鋭さ)も出すようにした。エンジニアたちはソフトウエアの開発にあたり、「自分だったら人にどういう風に答えて欲しいか」をよく考えたという。

When Apple began integrating Siri into the iPhone, the team focused on keeping its personality friendly and humble—but also with an edge, according to a person who worked at Apple on the project. As Apple’s engineers worked on the software, they were often thinking, “How would we want a person to respond?” this person said.

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感情を持たせたアップル Siri チーム

アップル最大級のソフトウエアチームであるSiriグループは、ユーザーと感情的なつながりを持たせようとしてSiriの応答を調整した。この目的のため、Siriは応答の際にユーザーのニックネームを使ったり、ユーザーにとって重要な人や場所を答えたりする。「実際に電話に出る人がどう答えるかを想定した」のだという。

The Siri group, one of the largest software teams at Apple, fine-tuned Siri’s responses in an attempt to forge an emotional tie with its customers. To that end, Siri regularly uses a customer’s nickname in responses, as well as those of other important people and places in his or her life. “We thought of it almost as a person on the phone,” this person said.

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国によって異なる性別

アップルの広報担当者は、Siriがどう機能するのかという質問への回答を控えた。Siriでは場所によって違った声が使われている。米国、オーストラリア、それにドイツでは女性の声、英国とフランスでは男性の声といった具合だ。

An Apple spokeswoman declined to answer questions about how Siri works. It uses different voices in each of its available markets: female in the U.S., Australia and Germany, and male in the U.K. and France.

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少しずつ見えてくる Siri 開発の背景・・・

SRI International が Siri を発表したときの記事を見ると Siri は iPhone 3GS のために開発されたことになっている!!!

ということは 4S だけじゃなく 4 や 3GS でも可能ということ???

★ →[原文を見る:Original Text日本語)]

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