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アップルの決算発表をずいぶん追いかけたが、Dr. Drang があれこれ気にし過ぎだといっている。

All this: “Quarterly quiverings” by Dr. Drang: 24 April 2013

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決算発表の日

今日はアップルブロガーにとって四半期に一度の日 — いつもの関心事であるフォントや角の丸まった四角形、skeuomorphism などを考えるのをやめて、決算報告の電話会議の前に集まり、クパティーノの大公が発表する最新の財務報告に耳を傾けるそんな日だ。偉人たちが指数でも使わない限り分からないような数字について語り、ブロガーたちはそれがいかに善き知らせであるかみなに知らしめるべくキーボードに向かうのだ。

Today is that demisemiannual day in which Apple bloggers set aside their normal concern for fonts, rounded rectangles, and skeuomorphism and gather ’round the conference call to hear the latest financial pronouncement from the grandees of Cupertino. And as the great men speak in numbers that require exponential notation, the bloggers take to their keyboards to let us know that all is Good.

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なぜ一般読者まで

これらのおしゃべり(キーボードのカチャカチャいう音)を自分は避けているが、しかしツィッターや RSS を一日中締め出すことはできないし、完全に締め出すなんてとてもムリだ。ブロガーが — とくに満足させねばならない広告主を抱えたプロのブロガーたちが、なぜ決算発表について書くのかは理解している。しかし理解できないのは、なぜ一般読者まで気に掛けるのかということだ。もしあなたがアップル投資家なら、当然四半期毎の数字を見たいと思うだろう。それでも iOS の天気アプリしか話題にしないような連中のフィルターを通して知りたいと思うだろうか? もしアップル投資家でないのなら、それがどうしたというのだ? 確かにアップルが生き残り、あなたの好きな製品を作り続けてくれるほどちゃんとしているかどうかということは知りたいだろう。しかしそれってきょうびほとんど確実なことではないのか・・・

I avoid most of this chatter, but short of shutting out Twitter and RSS entirely for the day, it’s not possible to avoid it all. I understand why bloggers—especially professional bloggers who have advertisers to satisfy—write about the earnings call. What I don’t understand is why readers care. If you’re an Apple investor you’ll want to see the quarterly numbers, of course, but you don’t really want them filtered through someone who spends most of his time talking about iOS weather apps, do you? And if you’re not an Apple investor, what difference does it make to you? Sure, you want to know that Apple’s doing well enough to survive and keep making the products you like, but that seems like a pretty safe bet these days.

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怒りやフラストレーション

確かにここ数年の四半期の業績に対する反応がオモシロかったことは認める。何年にもわたってアップルの業績はアナリストの予想を上回ってきたから、いわゆる専門家たちが間違いを犯すのをアップル信奉者はバカにしてあざ笑ったものだ。しかし今や株価は下落し、アナリストはバカげた低い見積もりをしなくなった。それでもアップル信奉者は売上と利益が強い基調にあることから、いわゆる専門家たちが間違っていると未だいい続けているが、さすがにあざ笑うことはできなくなった。勝ち誇った気持ちは怒りやフラストレーション、守勢に取って代わった。

I will admit that the response to the last couple of quarterly reports has been interesting. For years, as Apple continually beat the analysts’ forecasts, Apple enthusiasts would point and laugh at how these so-called experts could get it so wrong. Now, as the stock price is falling and the analysts are no longer making foolish underestimates, the enthusiasts are still pointing to strong profits and revenue growth, still saying the so-called experts have got it wrong, but they’re not laughing anymore. The triumphalism has been replaced by anger, frustration, and defensiveness.

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嘆かわしい側面

このような変化がもたらした嘆かわしい側面は、アップルを — もっとハッキリいえばアップルの株価(AAPL)を前向きに扱うアナリストなら誰にでも飛びつきたくなる傾向だろう。例えば今日、数字をもてあそぶこんなナンセンスにリンクしているひとを見つけた。フィボナッチ・リトレースメント[Fibonacci retracement]の議論は前にも読んだことがあるが、これってどこぞの投資マネージャーが信じている戯言(たわごと)で、私たちからカネをむしり取り、裏庭に隠そうとする考え方なのだ。

One unfortunate side effect of this change has been a tendency to latch onto any analysis that shows Apple (or, more specifically, AAPL) in a positive light. Today, for example, I saw several links to this bit of numerological nonsense. I’ve seen discussions of Fibonacci retracement before, and the idea that there are investment managers out there who believe in this hooey always makes me want to pull my money out of stocks and bury it in the backyard.

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バランスシートのせいではない

自分が Mac や iPhone を使うのはアップルのバランスシートのせいではない。自分の役に立つから使うのだ。そうでないときには怒りやフラストレーションを感じる。iPhone のマーケットシェアより iCloud がうまくいかないときに遥かに影響を受けるし、アップルの株価より Lion から「・・・として保存」(Save As…)がなくなったことや、また Rob Enderle のごときヤカラがいうことより Preview が AppleScript をサポートしないことに遥かに影響を受けるのだ。

I don’t use a Mac or an iPhone because of Apple’s balance sheet. I use them because they (usually) work for me, and I save my anger and frustration for when they don’t. I’m far more affected by an iCloud screwup than by the iPhone’s market share, by Lion’s removal of Save As… than by Apple’s stock price, and by Preview’s lack of AppleScript support than by anything Rob Enderle says.

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たしかに株も持っていないのに、自分もいちいち決算発表のことを気にしすぎるなあ・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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[懐かしの SweetJAM | image

ブログが消える!

この10年来もっぱら関心はインターネットに向かっていた。

自分の興味の対象はブログのエントリーとして残っている。

だから、最初のブログが閉鎖に追い込まれたときは真っ青になった。それまで自分が投じた労力と時間が無に帰すると思ったからだ。

このときも、すばらしい読者に助けられてデータを救い出し、危機を脱することが出来た。(かつての同名の URL には違う入居者がいるけれど・・・)

読者はほんとうにありがたい・・・

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マックのデジタル古文書

しかしインターネット以前の時代については、データの保存そのものが難しい。

せいぜい15年ほど前のことでも、愛用していたマシンは姿を消し、データを保存したメディアもいまや存在しない。

3.5 インチのプラスチックケースに入ったフロッピーディスクが最初のデータ保存先だったが、容量はといえばたったの 400 KB(後に 800 KB)しかなかった。メガバイトではない。キロバイトだ。

その後データ保存先は、リムーバブルストレージの SyQuest、Zipドライブと形を変えて、最後に外付けハードディスクにたどり着いた。

そんな古い外付けハードディスクのひとつに古い時代のデータがひっそりと隠れていた。まるで古色蒼然たる書類を見つけたような感じ。筆者にとってまさにマックのインキュナブラ(incunabula)ともいうべきものだ。

小学校に上がったばかりの娘が当時マックペイントで描いた花嫁の絵もその中にあった。

Mac OS X Lion にアップグレードした今のマックで、当時のファイルを開こうとしたら読めないことに気づいて、読者に助けを求めたのがそもそもの始まりだった。

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日本語環境 SweetJAM で作成された書類

困るたびに読者が助けてくださる。

今回救出しようとした書類は、マックの草創期、日本語 OS が未成熟だった時代に SweetJAM 日本語環境で作成された書類だ。

まず SweetJAM の作者大河内勝司氏が救いの手を差し伸べてくださった

筆者のために大河内氏が作ってくださったソフト「JAMPicker」によって、読めなかった MS Word ファイルからプレーンなテキストが抽出できるようになった。

幾世代も前のデジタル古文書が最新の Lion 環境で蘇ったわけで、大河内氏には足を向けて寝られない。

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古い MS Word 6.0

大河内氏だけではなかった。

日本語対応になった MS Word のごく限られた時期のバージョンに、たしか「SweetJAM で作ったドキュメントをコンバート」する機能があったハズという大河内氏の古い記憶にしたがって、つぎの読者の方々が古い Word 6.0 の提供を申し出てくださった。

S.Yogo
ittoku
齋藤亮
Inoue Senichi
Yas Tak

これらの方々に助けていただいて、筆者のところにあった古い Tiger Mac mini の Classic 環境(OS 9)に MS Word 6.0 をインストールすることが出来た。

懐かしい Word 6.0 が Classic 環境で開くのを見たときのうれしかったこと・・・

ひと昔前の古いマックでもカンタンに捨てないで、とくに Classic 環境のものは絶対残しておくべきだと痛感した。

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その後の問題

しかし折角開いた Word 6.0 にも問題があった。

メニューから書類が読み込めず、ダブルクリックでしか開けない。開いた書類は文字化けしている。肝心の SweetJAM からのコンバートメニューが見当たらないなどだった。

その後、つぎのようなアドバイスもいただいた。

・OS 8.5 では Word 6.0 が立ち上がり、当時のファイルの読み込みや書き込みが出来る。ただし、OS 9 ではメニューを選ぶとクラッシュする[S.Yogo 氏]

・Windows 版の Word2000 は Word 5.x for Macintosh(SweetJAM)(*.mcw)
ファイル形式を選択して開ける[Yas Tak 氏]

そこで次に試みたのがタイガー・ミニの Classic 環境(OS 9)を OS 8.5 にダウングレードすることだった。

しかし結果は、筆者のタイガー・ミニでは OS 8.5 をインストールできそうにないことが分かった。

「SweetJAM で作ったドキュメントをコンバート」する機能が大河内氏の記憶に鮮烈に残っているからには、どこかにあることは間違いないのだが、その探求は今後に譲らざるを得ない。

あとは古い時代のマックを買うか、エミュレータを試す方法しか残っていない。

ここまでくるともう筆者の手には負えない。

もう潮時と判断して、長い、ながい探索の旅を打ち切ることにした。

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昔の文書にこだわったわけ

なぜ筆者が、10数年も前の古い文書にそれほどこだわったのか・・・

じつはウチの孫娘に頼まれたことと関係がある。

入試のご褒美に MacBook Air を買ってもらった孫娘から、タッチタイピングを教えてくれと頼まれたのだ。

10数年前にタッチタイピングの教本を作ったことがある。それを見てコンピュータ嫌いのウチの奥さんがたったの3日で(実質3時間で)タイピングを覚えてしまった。

マニュアルの現物は失われたが、記憶だけが残った。その話を聞いた孫娘からそれを見せてくれとせがまれたわけ。

古いハードディスクに当時の古いファイルは見つかった。

大河内氏のソフトのおかげでテキストは抽出でき、Word 6.0 で開いた文字化けのものとつき合わせて、なんとか昔の内容は復元できそうだ。

大河内氏はじめ読者の方々のお助けでどうやら孫娘へのメンツ(これでも一応マック通ということになっている)を保つことができそうだ。

困ったたびに救いの手を差し伸べてくださる素晴らしい読者に心から感謝したい。

大河内さん、ありがとうございました!

協力してくださった読者の皆さん、ありがとうございました!

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