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[Android からライセンス料を取ると Steve Ballmer]

iPhone/iPad に匹敵するモバイル OS をタダで導入できるのだからこんなにいいことはない。サムスンからシャープまで、モバイル分野に照準を合わせた企業が続々と Android を採用するわけだ。

ところがマイクロソフトの Steve Ballmer が心穏やかならぬことをいっている。

携帯電話事業の波に乗り遅れたことを自認する Ballmer だが、その代わり Android からライセンス料をとってやるとインタビューで語っているのだ。

WSJ.com: “Ballmer Aims to Overcome Mobile Missteps” by Nick Wingfield: 03 October 2010

WSJ 日本版: “米MSのバルマーCEO、携帯電話での失敗の克服目指す“: 04 October 2010

     *     *     *

波に乗り損なった

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ):マイクロソフトの携帯電話事業は劇的な変化を遂げている。新たなリーダーシップ、新たなOS、携帯端末パートナーとの新たな事業などがそうだ。こうしたことが必要だった理由は何か。

WSJ: Your mobile business has gone through some pretty dramatic changes—new leadership, new software, a new way of working with handset partners. Why was that necessary?

バルマー氏:ある意味で、われわれはサイクルに乗り損なった。研究開発(R&D)の観点からみれば、実行面で問題があった。われわれが最後に重要なリリースを行ってから、業界、技術、ハードウェアは進歩を遂げている。[WSJ 日本版訳]

Mr. Ballmer: In a sense, you could say we missed a cycle. We had some execution issues from an R&D perspective. In the time frame since the last significant release certainly the industry has moved, the technology has moved, the hardware has moved.

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Android はタダじゃない

WSJ:ソフトウェアのライセンス料を課すのか。

WSJ: You’re still charging a license fee for the software.

バルマー氏:もちろんだ。


Mr. Ballmer: Sure.

WSJ:アンドロイドが無料であるなかで、難しくはないか。

WSJ: Is that difficult in an environment where Android is free?

バルマー氏:アンドロイドは無料ではない。特許料を徴収している。特許をライセンス契約する必要があるのだ。HTCはわれわれとのライセンス契約にサインした。ウィンドウズと同様、アンドロイドもライセンス料を得ている。

Mr. Ballmer: Android has a patent fee. It’s not like Android’s free. You do have to license patents. HTC’s signed a license with us and you’re going to see license fees clearly for Android as well as for Windows.

WSJ:ライセンス料だけがマイクロソフトの大きな収入の機会ではないようだ。

WSJ: It doesn’t seem like the license fee alone is a big financial opportunity for Microsoft.

バルマー氏:これは機会の1つだ。数千万から数億ドルの収入をもたらし得るものは、大きな機会だ。われわれは今、この大きな機会を見出している。[WSJ 日本版訳]

Mr. Ballmer: It’s one of the opportunities. One.

Mr. Ballmer: Look, anything that can sell in the tens to hundreds of millions is a big opportunity, and we see big opportunity.

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Android のどの部分がマイクロソフトの特許をどう侵害しているのかよく分からないが、とにかくグーグルが使用料を取らないからといって Android がタダなわけではないというメッセージを出しているわけだ。

Android にはライセンス料や訴訟費用という隠れたコストがあることを再確認させてくれたことになる。

思い出されるのは、アップルが Android Nexus One を出した HTC に対して特許権訴訟を起こしたときのことだ。

その真意については様々な憶測がなされたが、アップルとの訴訟費用があることを抑止力として効かせたと受け止めるのが妥当なようだ。

このところモバイルの世界では訴訟が花盛りだ。どこがどこを訴えているのか図解でもしないことにはよく分からないほど・・・

それはまたモバイル分野が成長分野であり、技術革新も集中していることの証しなのかもしれない。

この世界で成功するためには、訴訟費用はコストの一部と割り切るぐらいでないとやっていけないのかも・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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