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Posts Tagged ‘Joshua Topolsky’


[新 iPad Retina ディスプレイ(上)と iPad 2 のディスプレイ:photo

アップルの解禁を受けて、新しい iPad のレビューが一斉に登場している。

アップルからデモ機を貸与されて書くレビューといえば、以前なら大手紙に限られていたが、いまや個人的なブログも含め多くの技術ライターたちが書くようになった。

新 iPad の最大のウリである Retina ディスプレイ — 実際に目にしないと分からないといわれるそのすばらしさをいかに説明できるかがそれぞれの技術ライターの腕の見せ所だ。

     *     *     *

選り取りみどりのライターたち

・Walt Mossberg[WSJ]

新しい iPad は HDTV より 100 万ピクセルも多い
New iPad: A Million More Pixels Than HDTV | AllThingsD[1,321 語]

・David Pogue[NY タイムズ]

新しい iPad はほどんど同じ、ただしもっとずっといい
The New iPad Is Much the Same, Only Better | NYTimes.com[1,371 語]

・Ed Baig[USATODAY]

新しい iPad のすばらしいスクリーンは心地よい
Review: New Apple iPad, with amazing screen, is a delight | USATODAY.com[1,368 語]

・Jason Snell[Macworld]

Review: The third-generation iPad Review | Macworld[4,917 語]

アップルが iPad に加えた変更は、より薄く、より軽く、より速くすることではなかった。どの点をとっても、第3世代 iPad は前のモデルよりはるかに良くなった。
But the changes Apple has wrought with this iPad aren’t about making it thinner or lighter or faster, but about making it better. And on nearly every front, the third-generation iPad is markedly better than its predecessor.

・John Gruber[Daring Fireball]

iPad (3) | Daring Fireball[1,795 語]

ピクセル、ピクセル、ピクセル。バッテリー、バッテリー、バッテリー。スピード、スピード、スピード。
Pixels pixels pixels. Battery battery battery. Speed speed speed.

・MG Siegler[TechCrunch]

The New iPad Makes Apple’s Tablet Domination Clearer Than Ever | TechCrunch[2,691 語]

いったん新しい iPad を見てしまうと、もう元には戻れない。
Once you see and use the new iPad, there will be no going back.

・Joshua Topolsky[The Verge]

iPad review (2012) | The Verge[2,322 語]

息をのむようなディスプレイとハードウェアの大幅アップグレードでタブレットの王者は王冠を保持できるか?
With a breathtaking display and big hardware upgrades, does the tablet king retain its crown?

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筆者の大好きな Jim Dalrymple は、つぎのように書いている。

・Jim Dalrymple[The Loop]

Review: iPad third generation | The Loop[1,006 語]

デモ機の貸与

先週アップルの iPad イベントが終わったあと、私は会場を離れ、Phil Schiller と数分会話を交わし、アップル幹部のいる会議室に向かった。そこで新しい iPad と Apple TV を貸与されたのだ。

When Apple’s iPad event ended last week, I walked out of the venue, spoke to Phil Schiller for a couple of minutes and went into a meeting with Apple executives. That’s where I picked up my new iPad and Apple TV.

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ライフスタイルが私の視点

他のみんなはプロセッサやグラフィックチップのスピードテストをやるだろうから、私は異なる視点から — 実際に私が iPad どう使うかという点について書きたい。私のテストラボは私の生活そのものだ。新製品が私のライフスタイルに合うかどうかでそれを使うかどうか決めるのだ。

I know everyone will be speed testing the processors and graphics chips, but I’d like to take a different approach and give you some information on how I actually use the iPad. My testing lab is my life, and how a device fits into that determines if I continue to use it or not.

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実際に見なきゃ分からない

新しい iPad を使い始めて1週間になるが、とても感心している。最初にスイッチを入れて Retina ディスプレイを目にしたとき以来、そのすばらしさに畏敬の念すら覚えている。アップルの解説ビデオを見るだけじゃ、このディスプレイのすばらしさは決して分からない。自分の目で確かめて初めて分かるのだ。

I’ve been using the iPad for a week now and I’m so impressed. From the first time I turned it on and saw the Retina display, I was in awe of how good it was. Trust me, even if you watched the introduction video, you still have no idea how good this display is. You really do have to see it to believe it.

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アップルお気に入りのライターたちがデモマシンを貸与される様子まで触れられていて興味深い。

先日の Mountain Lion 以来、影響力のあるライターなら、大手紙かどうかを問わずレビューのチャンスが与えられるようになった。要はライター個人の影響力次第というわけだ。

定番のガジェットサイト Engadget や Gizmodo の姿はどこにも見えない。

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これだけたくさんのアップルお気に入りライターたちが一度に書くと、どれから読んでいいのか分からなくなる。書く側にしても、読者に読んでもらえるよう腕を競うのは大変だろう。

長文のレビューにいたっては、一読で全部を読んでくれるひとがどれだけいるか。[各レビューの語数参照]

技術ライターが腕を競わされている様子を見ると、Retina ディスプレイの供給をサムスンや LG、シャープに競わせたのが思い起こされる。

新しい Tim Cook 体制の元では、技術ライターといえどもかなかなか大変だ・・・

★ →[原文を見る:The Loop

✂ →[短縮 URL]http://wp.me/pfXBS-1LC
   〈短縮 URL についてはこちらを参照〉

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[急落した TechCrunch のページビュー:chart

技術系ブログのメディアとしての発信力を占うのが Techmeme のランキングだ。

このところそのランキングに大きな変化が見られる。なかでも TechCrunch の急落が著しい。

TechCrunch、トラフィック急落で影響力低下の懸念が | メディア・パブ

AOL とのゴタゴタで創設者の Michael Arrington が TechCrunch を去ったのをきっかけに、かつてのメンバー Paul Carr、MG Siegler、Sarah Lacy、Vaughn Brown、Heather Harde、Greg Kumparak、Robin Wauters、Jason Kincaid が次々に離脱していった。それでも足りず、Arrington の後を継いで編集長になった Erick Schonfeld まで辞めさせられた。

Reset At TechCrunch: Eric Eldon Named Top Editor | PandoDaily
Goodbye Erick, Hello Eric | TechCrunch

これらの影響は Techmeme のランキングに如実に現われている。これまで 10% 以上でダントツのぶっちぎりトップだった TechCrunch が、いまや2位に僅差で迫られている。

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変化があったのは TechCrunch だけではない。

ガジェット報道の双璧 Engadget と Gizmodo はそれぞれ 11 位と 27 位だ。Gizmodo は iPhone 4 プロトタイプの盗品騒動が響いて低迷している。

Engadget は AOL の傘下に入ったあと編集長の Joshua Topolsky を失ったのが痛手だった。彼を中心に元 Engadget メンバーで立ち上げた The Verge が凄まじい勢いで伸びて TechCrunch に僅差でつけている。

離脱した売れっ子ライターたちはそれぞれ自らのブログを立ち上げているが、歯に衣着せず思うがママに書くので前よりオモシロいくらいだ。

MG Siegler → parislemon[75 位]
Michael Arrington → Uncrunched[34 位]
Sarah Lacy → PandoDaily[31 位]

ランキングがすべてというワケではないが、Techmeme Leaderboard は多くのことを語ってくれる。

技術系メデイアの風景はずいぶんと変わってしまった・・・

★ →[ランキングを見る:Techmeme Leaderboard

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Update:こうなることは前から分かっていた》


[webOS はどうなる:image

世界ナンバーワンのコンピュータメーカー HP が PC 事業のスピンオフを発表した。[HP プレスリリースBloombergBloomberg 日本版

iPad の本格的ライバルと目されていた TouchPad を発表してたったの2か月。webOS デバイスを打ち切るという発表はショッキングだ。

いったい webOS に何があったのか?

発表当日行なわれたという webOS チームとの会議の模様を Joshua Topolsky が伝えている。

This is my next…: “HP: ‘We are not walking away from webOS;’ exclusive details from inside” by Joshua Topolsky: 18 August 2011

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逃げ出すつもりはない

HP webOS ビジネスユニット[webOS Global Business Unit:webOS GBU]の全員が参加する会議の模様をインサイダーが伝えてくれた。HP は webOS デバイスの製造から撤退するという今日の発表を受けて行なわれたものだ。その会議の席上で webOS ビジネスユニットの担当副社長 Stephen DeWitt は、HP としては webOS の開発を継続するつもりであり、webOS をライセンスする可能性もあることを明らかにした。DeWitt は断固として「webOS から逃げ出すつもりはない」と何度も繰り返した。また「今日の時点ですべての回答を持っているわけではない」が、webOS プラットフォームの将来をどうするか2週間以内に結論を出すつもりだとも述べた。

An insider has given us details from an all-hands meeting HP just held with employees in the webOS Global Business Unit in light of today’s announcement that HP will no longer make webOS devices. In the meeting, webOS GBU VP Stephen DeWitt made it clear that HP intends to continue to work on webOS and likely intends to license it. DeWitt was adamant, saying several times “We are not walking away from webOS.” He detailed a plan to try to determine what the platform’s future will look like within the next two weeks, although he admitted that “Clearly, we don’t have all the answers today.”

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他社にライセンスするか

HTC ないしはサムスンにライセンスするのかという直接的質問に答えて、HP 副社長 Todd Bradley は、これまでのところ webOS は唯一 Qualcomm のチップセットで動くように設計されており、ライセンス希望者は webOS が他のチップセットもサポートするかどうかに関心を持つだろうと述べた。誰がパートナーになるかについては明言しなかった。

In response to a direct question about licensing to HTC or Samsung, HP VP Todd Bradley pointed out that, to date, webOS is designed to work on a single set of silicon — Qualcomm — and that many potential licensees would likely want to see webOS support other chipsets. He did not elaborate further on potential partners.

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パッとしないハードウェア

DeWitt はスタッフの人員削減にも言及したが、「勝利をもたらすことに真剣な」ひとを会社は求めているとも語り、改めて webOS プラットフォームの開発に対する HP のコミットメントを強調した。DeWitt も Bradley も、現在の webOS ビジネスモデルがうまく稼働しないのは主にパッとしないハードウェアのせいであることを明らかにした。「競争力のない製品を市場に出すことは」HP としてやめるべきだとも述べた。

DeWitt said that there would be staff reductions, but told the team that the company needs people “that are serious about winning” and again reiterated HP’s commitment to developing webOS as a platform. Both DeWitt and Bradley were clear that the current business model of webOS wasn’t working primarily due to lackluster hardware, arguing that HP needed to stop “trying to force non-competitive products into the market.”

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スピンオフとの関係は不明

要するに HP は、webOS をライセンスする(ひとつないし複数の)パートナーを探しているようだ。現在 webOS ユニットは Personal Systems Group に属しているが、コンピュータ部門を分社化した場合どうなるのかについては明言しなかった。

In short, it looks like HP is committed to finding a partner or partners to license webOS. It’s not clear how the company will shuffle the division around given that it currently sits within the Personal Systems Group, which is slated to be spun off.

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webOS をやめる気はないといっても、TouchPad の何が悪かったのかよく分からない。

たった2か月で TouchPad を引っ込めた理由を窺わせる興味深い記事を Matt Brian[TNW]が書いている。

webOS は iPad の方が倍のスピードで動いたというのだ。

TNW: “HP tested webOS on an iPad. It ran over twice as fast as the TouchPad.” by Matt Brian: 19 August 2011

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iPad の方が高速

スピードが遅く、様々な制約があるハードウェア[TouchPad]のせいで webOS チームはある点までしか技術革新を行なうことが出来なかったという。それは webOS を iPad で走らせてみたら、本来 TouchPad のために開発された場合より大幅に高速で動いたということにことに明確に表れている。

The hardware reportedly stopped the team from innovating beyond certain points because it was slow and imposed constraints, which was highlighted when webOS was loaded on to Apple’s iPad device and found to run the platform significantly faster than the device for which it was originally developed.

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Mobile Safari でも

webOS はウェブ技術を前提にしているので、iPad の Mobile Safari ブラウザ上のウェブアプリとして展開することも可能だった。この点でも同様な結果が出た。TouchPad よりもブラウザ上の方が何倍も高速だったのだ。

With a focus on web technologies, webOS could be deployed in the iPad’s Mobile Safari browser as a web-app; this produced similar results, with it running many times faster in the browser than it did on the TouchPad.

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2年前の古いモデル

HP が Palm 買収を発表した時点で、現在市販されている形での TouchPad はすでに完成していた。つまり TouchPad は2年を経過した古いデバイスだった。webOS チームはそれにタブレットフレンドリーなプラットフォームを載せたわけだ。

When HP announced its acquisition of Palm, the computing giant had already built the TouchPad hardware that sits on the shelves today. Basically, the TouchPad was a two-year old piece of hardware that the webOS team equipped with their tablet-friendly platform.

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7インチ版 TouchPad Go

我々のソースによれば、HP には TouchPad の7インチ版「TouchPad Go」を発表する予定もあったという。すでに製造中で、(昨日以前の時点では)来月の発売の予定だった。これが日の目を見るかどうかは分からない。TouchPad Go はなかなかいい感じのデバイスで、売れる可能性もあった。大きな分身[TouchPad]より前に発売されたら TouchPad より売れた可能性がある。

Our source also indicated that HP also had plans to release a 7-inch version of the TouchPad, the TouchPad Go. This was already in production and before yesterday was expected to launch in the coming months. It is unknown whether it will ever see a public launch now. The TouchPad Go was seen as a better looking and nicer feeling device that had the potential to sell, with it believed that sales of the device would outpace the TouchPad’s if it had been released before its larger cousin.

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次世代 TouchPad

HP は次世代 TouchPad も準備中だったらしい。詳細は不明だが、より軽量で、より高解像度の retina ディスプレイと金属の筐体を備えたものだ。次世代モデルでアッといわせるのは簡単なことだった。

We’ve also heard that HP in fact already had the next generation of TouchPad in the works. The details are very fuzzy here but we believe that it would be a lighter model with a higher-resolution ‘retina’ display and a metal body. Nothing out of the ordinary if HP truly wanted to make a splash with its next potential offering.

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webOS の移植作業も

webOS は Qualcomm チップセットでしか動かない。ライセンスを希望するハードウェアメーカーは自らのハードに最適化した特別の webOS バージョンが必要だ。だから将来のライセンシーを決めるのはなかなかむずかしい。しかし HP が webOS をアップルの A5 SoC を含む他のアーキテクチャに移植する作業を行っていたことを我々は知っている。

Because webOS is limited to working on the Qualcomm chipset, potential hardware partners would need to have a special version of webOS written for their hardware. This makes it hard to determine a likely licensee, but we know that HP has already been working on porting webOS to other architectures, including Apple’s A5 SoC.

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TouchPad にはスピードが遅いという決定的な欠陥があったようだ。ライバルの iPad の方が速いというのでは話にならない。

でもそんな簡単な話なのだろうか?

John Gruber が首をかしげている。

Daring Fireball: “HP Had WebOS Running on iPad Hardware?” by John Gruber: 19 August 2011

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証拠を見せろ

HP の WebOS ソフトウェアチームがスピードの遅いハードウェアのせいで窮地に立たされたと Matt Brian[The Next Web]が書いている。

Matt Brian, The Next Web, reporting that HP’s WebOS software team was stymied by slow hardware:

この目で実際に動くところを見なければとても信じられない。iPad が優れたハードウェアであることは疑いない。しかし WebOS を iPad ハードウェアで走らせるのがそんなに簡単なことなら、なぜジェイルブレークを好んでやるインディーハッカーたちが、たとえば iPad で Android を走らせようとはしないのか? それに WebOS であれ、そのサブセットであれ、TouchPad 上でネイティブに動くのより MobileSafari 上の方が速いなんてとても信じられない。全然信じられないよ。証拠を見せろ。

I’m deeply skeptical of this without seeing it in action. I don’t doubt that the iPad is better hardware, but if it’s that easy to get WebOS bootstrapped on iPad hardware, why haven’t indie hacker jailbreak types gotten, say, Android running on an iPad, too? And I simply can’t believe that WebOS or any subset thereof running within MobileSafari would be faster than running natively on the TouchPad. I don’t believe it. Show me.

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webOS をめぐる状況は徐々に明らかにされるだろう。

おりしもコンピュータメーカートップの座を HP が譲り渡して2位になった日本語]というニュースも聞こえる。

モバイルマーケットの世界は波高しだ・・・

★ →[原文を見る:Joshua Topolsky
★ →[原文を見る:Matt Brian
★ →[原文を見る:John Gruber

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《Update》こうなることは前から分かっていた(8月23日)


[HP CEO Léo Apotheker:photo

テクニカルな話は出てこないが、説得力があると思ったので・・・

Daring Fireball: “A Simple Explanation for Why HP Abandoned Palm and Is Getting Out of the PC Business” by John Gruber: 21 August 2011

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Palm を買収したのは Apotheker ではない

HP が Palm を 12 億ドルで買収したのは 2010 年4月、当時の CEO は Mark Hurd だった。

HP acquired Palm at the end of April 2010, for $1.2 billion. HP’s CEO was Mark Hurd.

3か月後の8月、Mark Hurd は辞職を余儀なくされた。経費の不正請求とガールフレンドについてウソをついたためだ。

Three months later, in early August, Mark Hurd was forced to resign over that scandal with forged expenses and lies about his lady friend.

9月30日に HP は Léo Apotheker を会長兼 CEO に指名した。

HP then named Léo Apotheker president and CEO on 30 September 2010.

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こうなることは分かっていた

Apotheker が持っていた経験とは SAP の CEO をしたことだけだ。SAP ってどんな会社か? SAP はビジネスソフトとコンサルティングの会社だ。正直言って、こうなることは分かっていたハズだった。PC メーカーやデバイスメーカーを立ち直らせるのに企業コンサルティングに長けたヤツを連れてきたりはしない。企業コンサルティングに長けたヤツを連れてくるのは、PC/デバイスメーカーを企業向けコンサルティング会社に変えるためだ。

The thing is, Apotheker’s relevant experience was serving as CEO of SAP. What’s SAP? SAP is an enterprise software and consulting company. Honestly, we all should have seen this coming. You don’t bring in an enterprise consulting guy to turn around a PC and device maker. You bring in an enterprise consulting guy to turn a PC and device maker into an enterprise consulting company.

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Autonomy が Apotheker の買収

Palm は Apotheker が買収したものではない。Hurd が買収した。Apotheker が職に就いたのは PC ビジネスのためではない。Apotheker のやった買収は今週発表された。たまたま HP が PC/デバイスビジネスをやめるというニュースの時期と重なった。Autonomy の買収だ。これまで私が耳にしたことがない会社だが、SAP のライバルといった感じらしい。

Palm wasn’t Apotheker’s acquisition. It was Hurd’s. And the PC business wasn’t why Apotheker took the job. Apotheker’s acquisition was announced this week, coincident with the news that HP wants out of the PC and device business: Autonomy — a company I’d never heard of before but which more or less sounds like a rival to SAP.

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一回限りのチャンス

Apotheker は Palm/WebOS の連中に一度だけチャンスを与えたのだと思う。そこで TouchPad が市場に出た。与えられたチャンスは、直ちに市場で牽引力を発揮できるかどうかという二度目のないワンストライクアウトだった。しかし TouchPad は市場で牽引力を示せなかった。ブーン、それでオシマイだ。Apotheker にとってはオシマイだった。そもそも Apotheker がコンシューマー製品/マーケットの開発に興味を持ったことは一度もなかった。たぶん彼は HP をハードウェアビジネスから手を引かせようとしたのだと思う。後知恵だが Palm も道連れにして・・・。もし彼が半年早く HP の CEO になっていたら、そもそも Palm を買収することもなかっただろう。

I suppose Apotheker gave the Palm/WebOS guys a chance, and let them get the TouchPad on the market. But apparently their chance was a one-strike-and-you’re-out opportunity to gain traction in the market immediately. But the TouchPad didn’t get any traction immediately, so, boom, that’s it, Apotheker is done with them. Apotheker simply never had any interest in the consumer market or product development. My guess is that he planned on getting HP out of the hardware business all along, and Palm, at best, was an afterthought. If he’d been named HP’s CEO six months earlier, they never would have acquired Palm in the first place.

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いろんな見方ができるものだ。

メディアからテクノギークまで、腕の見せ所となった感がある。

★ →[原文を見る:Original Text

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[iPad HD のウワサ:image

Bloomberg についで WSJ も新型 iPhone について報じ始めた。

より薄く、より軽い iPhone 5 や廉価版 iPhone が秋口には発表されるという。サプライヤーへの発注も始まったと。

Joshua Topolsky が WSJ の記事をフォローしている。新しい iPad HD や iPhone 4S の解説がオモシロい。

This is my next…: “iPhone 5 redesign likely says WSJ, but have you met the iPad HD?” by Joshua Topolsky: 07 July 2011

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iPad HD:新 iPad ファミリー

我々のソース(複数)によれば、新しいデザインの iPhone だけでなく、新しい iPad ファミリーもこの秋には発表されるだろうという。信じられないかもしれないが、新しいタブレットは倍の解像度(2048 x 1536)のスクリーンを持ち、「iPad HD」という名前だそうだ。この製品は明らかにビデオやフォトプロダクションなどのハイエンドマーケットを対象にしたプロ仕様製品ということだ。Final Cut ないしは Aperture の iPad バージョンみたいなものも併せて発表されるという。この製品はあくまで iPad 2 ラインを補完するもので、iPad 3 という名は使わないよう配慮しているという。MacBook と MacBook Pro の関係と同じだ。

Our sources are saying that not only will there be a newly designed iPhone coming in the fall, but there is going to be a new entry into the iPad family as well. As hard as it might be to believe, the new tablet is said to sport a double resolution screen (2048 x 1536), and will be dubbed the “iPad HD.” The idea behind the product is apparently that it will be a “pro” device aimed at a higher end market — folks who work in video and photo production possibly — and will be introduced alongside something like an iPad version of Final Cut or Aperture. This product is specifically said to not be the iPad 3, rather a complimentary piece of the iPad 2 line. Think MacBook and MacBook Pro.

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iPhone 4S の正体

[iPhone については]まだひとつ問題がある。なぜ最近は「iPhone 4S」の話だけなのか。つい先頃まではどのテクメディアも新 iPhone は iPhone 4 をアップデートしただけと考えていたのではなかったのか。それなのに今や WSJ がいうところの廉価版が iPhone 4S だという。その答えはこうだ。簡単にいえば、iPhone 5 の部品はより小型で、より軽いデバイス用に設計されているので、iPhone 4 とまったく同じに見えるケースに楽々と収まってしまう。アップルがやっているのはまさにそういうことなのだ。我々のソース(複数)によれば、いつもアップルは新しい部品のテストは古い iPhone ケースで行なうという。その理由は明らかだろう。古いデザインなのにスクリーンは大きいという複数の話も納得がいく。少しサイズを変えれば(たとえば 3.7 インチディスプレイ)、見た目にはほとんど分からない。しかし内部部品のデザインは明らかに変わってくる。iPhone 4S のウワサが大きくなったのはそういうわけだ。

There’s one question that has yet to be answered, however. Just why was everyone reporting on the supposed “iPhone 4S” recently? It seems that just a few months ago the entire tech media world was convinced the new iPhone was set to be merely an iPhone 4 update — and now many are assuming that the 4S will actually be this cheaper version the WSJ is rumoring. Well, we have the answer. Simply put, as the iPhone 5 components are built for a smaller and lighter device, they can be easily fit into a casing which for all intents and purposes looks identical to an iPhone 4… and that’s exactly what Apple has been doing. Our sources tell us that the company has been testing the new components in old iPhone cases, for obvious reasons. Some of those reports we’ve heard about a larger screen for the old design would make sense too, as a slight tweak of the size (say, to a 3.7-inch display), would be barely noticeable to the eye, but obvious in internal component design. So if you’ve been wondering why the rumors about the iPhone 4S rose to such a din, now you know.

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社内の最高レベル

では iPhone 4 のデザインをそんなに早くボツにしてしまうのはなぜか? 社内の最高レベルがどうやら気に入っていないらしいという話が聞こえてくる。だからいつでも完全に新しい製品に移行できるというわけだ。

Why abandon the iPhone 4 design so quickly though? We’ve heard that the device is out of favor at the highest levels of the company, and folks are ready to move on to an entirely new product.

とはいっても、アップルのイベントにはサプライズが付きものだ。9月はまだずっと先だ。いろんなことが起こりうる。歩き回って情報を集めるつもりだ。だからときどきこのサイトをチェックして欲しい。

With all that said, there are always surprises in store at an Apple event. September is a long way off, and things can certainly change. We’ll keep pounding the pavement for more detail — so keep your browser tuned right here.

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Bloomberg についで WSJ も9月説を追認したということだ。

複数モデルの影がチラチラする・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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[iPhone 5 mock-up]

Engadget を飛び出した Joshua Topolsky が、iPhone 5 は大きく変わるのではないかといっている。

This is my next thing: “Is this what the iPhone 5 will look like?” by Joshua Topolsky: 22 April 2011

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新しい iPhone 5 はこうなる?

いまや iPhone 5 のウワサには事欠かないが、われわれが耳にした情報(画像も)はアップルのモバイルマーケット戦略を思わせて興味深い。目下インターネットでささやかれているウワサのほとんどは、iPhone 4 のスペックを多少格上げしたのが iPhone 5 というものだが、我々が聞いた話はまったく違う。各種情報をベースにイメージ化すると上の画像のようになるのだ。

There’s no shortage of rumors swirling about the iPhone 5 right now, but we’ve got some enlightening information (and an image) that might help paint a better picture of what Apple’s next play in the mobile market could be. While the current crop of chatter on the internet suggests the iPhone 5 will be little more than a spec bump to the iPhone 4, that’s not the story we’ve been hearing at all. In fact, the device could look something a little more like the image above — an image which is our rendering based on information from a variety of sources.

これはホンモノではない。われわれの描いた画像であることに注意。

Note: Yes, folks, that’s our mockup — not a real device.

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薄型、先細

まず、デザインが大きく変わる。Engadget で1月に書いたように「完全にデザインし直された端末」だ。新しいモデル(少なくともテスト中の新モデルのひとつ)は「iPhone 4 より iPod touch に近い」とわれわれのソースはいう。iPhone 4 より薄く、下方に向けて MacBook Air のように薄くなっているというのだ。

For starters — as I reported back in January on Engadget — the design of the phone is set to radically change (“a completely redesigned handset”). Our sources say the new model (or at least one of the new designs in testing) looks “more like the iPod touch than the iPhone 4.” The phone will be thinner than the iPhone 4, and may have a “teardrop” shape which goes from thick to thin (something along the lines of the MacBook Air profile).

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ホームボタン、フルスクリーン、Retina Display

われわれのソースのひとりが描いてくれたスケッチ(上記画像はそれに基づいている)によれば、ホームボタンはジェスチャー領域としても機能する。これは iPad で行なわれているジェスチャーのテストとも同じ類いのものだ。我々のソースも将来の iOS では間違いなくジェスチャーが搭載されるとわれわれのソースはいっている。ホームボタンは大きくなり、なくなるわけではなさそうだ。さらに、スクリーン部分がほぼ前面を占め、ベゼルの部分はほとんどなくなるらしい。ソースのひとりによれば、アップルはガラス接着技術(bonded glass technology)を使って何かおもしろいことをやっているらしい。イヤホーンやセンサーをスクリーンの背後に納めることで、ディスプレイを前面いっぱい広げることが可能になる。にもかかわらず、ソースのスケッチによればスクリーンは現行解像度を保ったまま 3.7 インチスクリーンになるという。ピクセル密度(pixel density)は 326 から 312 へ 13ppi 減少する。ということはアップルが Retina Display 技術を謳うことができるわけだ。(300ppi 以上なら12 インチではピクセルの見分けがつかないということ。)4 インチサイズに大きくなるというのが街のウワサだが、それではピクセル密度が 288ppi になってしまい、アップルとしては Retina Display を謳うのがむずかしくなる。

In a sketch supplied to us by a source (on which the image above is based), the home button is doing double duty as a gesture area; this falls in line with testing we’ve seen for gestures on the iPad, and our sources say that gestures are definitely coming in a future version of iOS. The home button will likely be enlarged, but not scrapped altogether. Furthermore, we’re hearing that the screen on the device will occupy the entire (or near to it) front of the phone, meaning almost no bezel. Our source says the company is doing very “interesting things” with bonded glass technology, and has been exploring designs where the earpiece and sensors are somehow behind the screen itself, making for a device where the display is actually edge-to-edge. Regardless, the sketch we’ve seen suggests the screen will go up to 3.7-inches while keeping the current resolution, and at that size, pixel density goes from 326 to 312 (a drop of 13ppi). That means that Apple can still tout Retina Display technology (the claim is that anything above 300ppi means the pixels aren’t distinguishable at 12 inches). Rumors have been suggesting that the size would bump up to 4 inches, but at that size with the current resolution, pixel density drops to 288, making it harder for Apple to use the RD branding.

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タッチ充電、NFC も

われわれが見たスケッチには、ある種の誘導・タッチ充電も示されているが、アップルが実際にケーブルを使わない充電まで検討しているかどうかは、われわれのソースは確認できなかった。またスケッチには、iPhone の上部ないし下部に「スワイプ領域」も示されている。これは NFC[Near Field Communication:近距離無線通信、FeliCa などの通信方式]ポイントではないかと思うが、あくまでわれわれの想像だ。

While the art we’ve seen shows some form of inductive or touch charging, our sources can’t confirm whether or not Apple’s working on its own version of cable-free juicing. There’s also a “swipe area” shown in the drawing which appears to be on the bottom and / or top of the device — that could very well be an NFC point, but that’s pure speculation on our part.

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実現すればすばらしい話だが、あくまで各種情報を総合すればという話だと Topolsky も断っている。

現行モデルとほとんど変わらないか、それとも大幅なデザイン変更になるか、見極めるにはまだ時間がかかりそうだ・・・

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