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[Charlie Rose インタビュー:Bloomberg

孫正義氏の Charlie Rose インタビューが大変おもしろい。

Bloomberg: “SoftBank CEO Masayoshi Son: Video“: 11 March 2014

iPhone の日本での独占販売権をジョブズから勝ち取った様子を孫氏がいきいきと語る。[9:30 ごろから]

Businessweek: “SoftBank’s Masayoshi Son on Persuading Steve Jobs, U.S. Wireless” by Charlie Rose: 13 March 2014

     *     *     *

こうして iPhone の日本独占販売権をジョブズから獲得した

Charlie Rose:あなたは日本で最初に iPhone を提供するキャリアになりたいとスティーブ・ジョブズを説得しました。電話をかけたのですか? それとも実際に彼にと会ったのですか?

Charlie Rose: You persuaded Steve Jobs to let you be the first carrier to offer the iPhone in Japan. Did you call him up? Go see him?

孫正義:それはジョブズが iPhone を発表する2年前のことでした。彼に電話をかけ、会いにいきました。iPod にモバイル機能を備えたちょっとしたスケッチも持っていきました。「マサ、キミのひどいスケッチをくれなくてもいいよ。ボクには自分のがあるから」とスティーブは答えました。そして「キミはクレージーだ。まだ誰にも話したことないのに、キミが最初に会いにきた。だからキミにあげよう。」そこで自分はいいました、「ちゃんと紙に書いて、署名してくれ」と。「ノーだよ、マサ。署名なんかできない。だってキミはまだ携帯キャリアすら持っていないじゃないか」と彼。だから自分は 200 億ドル投じて携帯キャリアを買収したのです。

Masayoshi Son: That was two years before he introduced the iPhone. I called him up and went to see him. And I brought my little drawing of an iPod with mobile capability. Steve says, “Masa, don’t give me your s-‍-‍-ty drawing. I have my own.” He said, “You’re crazy. We haven’t talked to anybody, but you came to see me first. I’ll give it to you.” So I said, “Write it down and sign it for me.” He said, “No, Masa, I’m not going to sign for you, because you don’t even own a mobile carrier yet.” I spent $20 billion doing that.

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孫氏が当時の様子をいきいきと語るところは必見だ。

じっさいにその場に居合わせたひとしか分からないニュアンスがよく出ている。

ときには厳しい突っ込みをいれることで有名な Charlie Rose のインタビューで、こんなにのびのびと楽しそうに語る日本人を見たのは初めてだ。

ほかにもこのインタビューは見どころ、聞きどころ満載だ。

ぜひともご自分の目でお確かめください・・・

[via The Loop

★ →[ビデオを見る:Bloomberg

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《追記》孫正義氏のことばのままに

上記の引用記事では、孫氏が語ったことばが少しパラフレーズされている。

ビデオのことばから書き起して、以下に訳してみた。

     *     *     *

ビデオのことばのままに

Charlie Rose:ジョブズが日本で iPhone を扱うキャリアを探していたとき、あなたは「自分が!」と手を挙げた。

Charlie Rose: And when he… looking for somebody to carrier in Japan for his iPhone, you said, “Me!”

孫正義:それはジョブズが iPhone を発表する2年前のことでした。ですから・・・、もし自分がモバイル(キャリア)ビジネスに参入するのであれば、武器が必要でした。世界最強の武器を作れるのは誰か? そんな人間はただ独り・・・スティーブ・ジョブズだけです。

Masayoshi Son: That was 2 years before he introduced iPhone. So I said, you know, if I would enter into the mobile business, …mobile carrier business, I need a weapon. Who can create the best weapon in the world. It’s only one guy. Steve Jobs.

Rose:で、あなたは電話をかけたのですか? それとも実際に彼に会いにいった?

Rose: So did you call him up, or did you go see him?

:彼に電話をかけ、会いにいきました。モバイル機能を加えた iPod のちょっとしたスケッチも持っていってジョブズに渡しました。するとジョブズが「マサ、くれなくても・・・キミのスケッチなんかくれなくてもいいよ。[笑]ボクには自分のがあるから。[笑]そんなひどいのは要らない」、と。

Son: I called up, and went to see him. I brought my little drawing of iPod with the mobile capability, and I gave him my drawing, and Steve said, “Masa, you don’t give… Masa, you don’t give me your drawing. [laugh] I have my own. [laugh] Don’t give me your crap.

「ひどいスケッチなんか渡す必要はないんだけど、アナタの製品が完成したら、日本用にワタシにください」と自分。

I said I don’t need to give you my dirty paper, but once you have your own product, give me for Japan.

すると彼は「マサ、キミはクレージーだ。まだ誰にも話してないのに、キミが最初に会いにきた。だからキミにあげよう」と。

He said, “Masa, you are crazy. We had not talked anybody, but you came to see me as a first guy. I give to you.”

Rose:えっ、そうなんですか? ということはジョブズの所を去るときは、日本の iPhone 提携キャリアとして帰っていった、と?

Rose: Is that right? So you walked away with the … as the carrier in Japan that would be affiliated with iPhone?

:まだ日本ボーダフォンを買収する前でしたが・・・

Son: Before I acquired Vodafone Japan.

もし日本市場での独占的販売権がもらえるのなら、こんなすばらしいことはない、と彼にいいました。

I said to him if you can give me exclusively for Japanese market, that would be fantastic.

そしていったのです。「ちゃんと紙に書いて、署名してワタシにくれ」と。

So I said, “Write it down, and sign for me.”

「マサ、署名なんかできないよ。だってキミはまだ携帯キャリアすら持っていないじゃないか。」[笑]

“Masa, Masa, I’m not going to sign for you, ’cause you don’t own mobile carrier yet.” [laugh]

だからいったのです。「ねえ、スティーブ、アナタが約束を守ってくれるなら、ワタシも日本のキャリアをつれて来るから」と。

So I said, “Look Steve, you promise me, you give me your word, I bring carrier for Japan.”

Rose:そうしたのですか?

Rose: And you did?

:ええ、そうしました。200 億ドルを投じ[て携帯キャリアを買収し]たのです。

Son: I did. I spent 20 billion dollars.

     *     *     *

孫氏がじつにいきいきと語っているのが分かる。Charlie Rose がインタビューでこんなに笑うのは珍しい。

こんなに楽しそうに語る日本のトップを見たのは初めてだ。

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Yukari-Kane-Daisuke-Wakabayashi

[ケイン・岩谷ゆかりと若林大介記者:video

WSJ の元記者 Yukari Iwatani Kane(ケイン・岩谷ゆかり)が、3月18日に出版されるアップル本『Haunted Empire: Apple After Steve Jobs』(亡霊につきまとわれた帝国 — ジョブズ亡きあとのアップル)の一部を WSJ で紹介している。

併せて彼女のインタビュービデオも掲載されている。聞き手は Daisuke Wakabayashi(若林大介:WSJ の現記者)だ。

WSJ.com: “The Job After Steve Jobs: Tim Cook and Apple” by Yukari Iwatani Kane: 28 February, 2014

[以下のビデオトランスクリプトは John Gruber による。]

     *     *     *

もはや伝説的な会社ではない

若林大介(Daisuke Wakabayashi):アップルをフォローしているものなら誰でも感じるアップルに常につきまとう疑問 — アップルの手触りは失われたのでしょうか? アップルはいまでもお山の大将(King of the Hill)でしょうか? 2年経ってみて、あなたの結論はどうですか?

DAISUKE WAKABAYASHI: The one big question that hangs over Apple, anyone who follows Apple, is, have they lost their touch? Is Apple still king of the hill? After two years, what’s your conclusion?

ケイン・岩谷ゆかり(Yukari Iwatani Kane):自分にとってその答えは明らかです。答えはイエスでなければならないのです。アップルはスティーブ・ジョブズを中心にして展開してきた会社です。それはジョブズ自身がやり方を変えてそのことを確実にしようとしたものなのです。アップルのひとびとはジョブズの強さと弱さでプレーするように条件づけられています。そして今まったく正反対の Tim Cook という人物がいる。多くの優れた点を持っていますが、それは異なった意味においてです。したがってその点で彼らはいわば産みの苦しみの最中なのです。・・・

YUKARI IWATANI KANE: I think the answer is obvious to me. The answer has got to be yes. This is a company who had revolved around Steve Jobs for so long, I mean that was something that Jobs himself went out of his way to make sure of. And the people there are conditioned to operate, to play off of his strengths and weaknesses. And so now you’ve got this completely opposite guy in Tim Cook, who is I think brilliant in many ways, but in different ways. But so they’re going through some growing pains in that. […]

若林:普通の偉大な会社ではあるけれど、もはや伝説的な会社ではないかもしれないということですか?

WAKABAYASHI: A normal great company, but maybe no longer an iconic company?

ケイン:そのとおりです。

KANE: Right.

     *     *     *

Yukari Iwatani Kane といえばジョブズの肝臓移植手術を最初に報じたことで知られる。このほかにもアップルの深奥部にまで食い入っていることを思わせる数々のスクープをものにした。

ジョブズが亡くなってからは記事も減り、そのうち WSJ を去った。

Yukari Iwatani Kane がスクープを出すたびに John Gruber が噛みついたものだ。アップル情報の第一人者を任じる彼としてはガマンできなかったのだろう。

上記インタビューについて Gruber は次のようにいう。

Daring Fireball: “WSJ Runs Excerpt From ‘Haunted Empire’” by John Gruber: 01 March 2014

     *     *     *

インタビューの方が雄弁

ケインとのインタビュービデオは引用された本の内容より多くを物語っている。引用自体はかなり空虚なもの — Tim Cook は要求の多いボス、私的なことには全く触れず、金遣いはケチ — だと思う。

More telling than the excerpt itself, which I found pretty much empty (Tim Cook is a demanding boss, intensely private, and a frugal spender), is the video interview with Kane:

     *     *     *

Gruber が『Haunted Empire』の予告を見たのは、先月初めの The New Yorker の記事だった。

The New Yorker: “Why Is Apple Being So Nostalgic?” by Yukari Iwatani Kane: 03 February 2014

この記事の基本的スタンスに疑問を持った Gruber は 3000 語をこえる長文の記事で、これは「事実を筋書きに合わせるものだ」(From the Department of Fitting Facts to the Narrative)と批判した。

Daring Fireball: “From the Department of Fitting Facts to the Narrative” by John Gruber: 28 February 2014

批判の最後は次の文章で締めくくられている。

     *     *     *

寿命は短い

もし Kane の本がこの New Yorker の記事と同じトーンなら、書架に並ぶ寿命は短いだろう。

If the premise of Kane’s book matches the tone of her New Yorker piece, it might have a very short shelf life.

     *     *     *

いずれ出版されれば書評でその評価が明らかになるだろう。

筆者として今でも興味があるのは、ジョブズの肝臓移植手術という世紀のスクープのソースが誰だったかということだ・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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jony_ive

[Jony Ive]

このところ Jony Ive の露出度が増えてきた。

Charlie Rose のインタビューも全体が見れるようになった。

Ive がこんなに長時間語るのは珍しい。

Fortune Tech: “Videos: Up close with Apple’s Jony Ive” by Philip Elmer-DeWitt: 23 November 23, 2013

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珍しい長時間インタビュー

これほどたくさん Jony Ive[アップルのデザイン担当副社長]を見たのは初めてだ。2012 年にプリンセス・ロイヤル・アンからナイトに叙されて以来のことだ。

FORTUNE — We haven’t seen this much of Jony Ive — Apple’s senior vice president for design — since he was knighted by Princess Anne in 2012.

     *     *     *

Ive の露出の機会が増えた

先週は Ive の本が出た。Leander Kahney 著の『Jony Ive: The genius behind Apple’s greatest products

Last week it was a book — Leander Kahney’s Jony Ive: The genius behind Apple’s greatest products.

今宵はサザビーズのボノプロジェクト (RED)資金集めだ。

Tonight it’s a fundraiser at Southeby’s for Bono’s Project (RED).

     *     *     *

rose_ive_newson

[サザビーズ展示会場で]

インタビューも長短いろいろあります

そして金曜日は Charlie Rose の特別番組。長年の友人でデザイナーの Marc Newson と一緒の長時間インタビュー。あなたの都合に合わせて長短いろいろビデオも選べる。

And on Friday it was a Charlie Rose bonanza: a long interview with friend and fellow designer Marc Newson that Rose has merchandized in a form to fit every schedule:

・40分あれば Hulu
・6分しかなければ CBS の「This Morning
・1分半しかなければ次の YouTube の2つ — ひとつは Ive だけ、もうひとつは Newson と一緒

– A 40-minute version on Hulu.
– The 6-minutes that aired Friday on CBS This Morning.
– Two 90-second YouTube clips: The one above with Ive alone, and the one below with Newson and Ive.

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marc_newson

[Marc Newson]

心づかい(care)こそ

自分がオモシロかったのは、Newson のことばを受けて2人の嫌いなことが同じだ語る下り。

My favorite bit is Ive expanding on Newson’s quip that the vision the two designers share is that they hate the same things:

「人間の有り様(よう)のひとつは、心づかいができるということです」と Ive はいう。「ときには心づかいに欠けているのに気づく方がたやすいかもしれません。私たちの周囲は心づかいのまったく欠けたことを示す工業製品で囲まれていることが・・・あまりにも多いのです。」

“Part of the human condition is that we sense care,” Ive says. “And sometimes it’s easier to realize you sense carelessness. We’re surrounded… so much of our manufactured environment testifies to a complete lack of care.”

     *     *     *

ぜひこれだけでもご覧ください

以下 Newson と Ive の短いビデオだけでもぜひご覧ください。

Below: Newson and Ive.

Jony Ive on design | YouTube]

Marc Newson on his kinship with Jony Ive | YouTube]

     *     *     *

サザビーズ出展作品会場でのインタビュー。

めずらしく Charlie Rose もくだけた服装だが、例によって質問がうまい。

親しい友人で同じデザイナーがいっしょのせいか、Ive の口もどんどんほぐれていく。

Ive がなんども口にする心づかい(care)ということばが印象的だ。

「すぐにはひと目につかないものでも、2人とも狂信的なほどの心づかいと細かいこだわりをするのです。」
(We are both fanatical in terms of care and attention to things people don’t see immediately.)

2人一緒に並べたところが成功の一因だろう。

それにしてもこれほど長時間 Ive が語るのは珍しい・・・

のびのび語る Ive だけでも一見の価値がある。

★ →[原文を見る:Original Text

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Update:「7人のインディアン部族」(七印部落)について》

[映画「スティーブ・ジョブズ 1995~失われたインタビュー~ 」特別映像 | YouTube

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スティーブ・ジョブズの実像を語るとき欠かせないものが2つある。

ひとつは実の妹による手記。ジョブズの実像にもっとも肉迫したのではないかと思う。

もうひとつが『失われたインタビュー』(“Steve Jobs: The Lost Interview)。長い間紛失したと信じられてきたものだ。

アップルを逐われた不遇の時代のジョブズ肉声のインタビュー。

YouTube のインタビューをロンドンで繰り返し見て、これは日本語に訳してみたいと思った。翻訳なんかしばらくやりたくないと思っていたときだったから皮肉だ。

     *     *     *

台本(transcript)を探してみたがなかなか見つからない。

要点をまとめた「The Eight Greatest Quotes from Steve Jobs: The Lost Interview」(失われたインタビューから8つの引用)という記事がみつかっただけ。

それを iPad mini を使って四苦八苦しながら訳出してみた。

8つの引用(The Eight Greatest Quotes)

1. 製品に体現されたカルチャー
2. コンテンツ
3. プロダクト畑の人間
4. コンピュータサイエンス
5. ダイナミック・レンジ(処理能力の差)
6. 真に優れた連中
7. 何故と聞く
8. 成功

     *     *     *

しかしどうもピッタリこない。

インタビューで率直に語るジョブズ像が直接伝わってこない。とくに質問を受けてから答えるまでの沈黙の間合いが魅力なのに、要約ではその感じが出ない。

ここはやはりインタビューそのものでなければと思った。

     *     *     *

そして見つけたのが七印部落[注:Update 参照]氏の試みた中国語字幕の台本だ。

その中から筆者にとって興味深かった点をいくつか訳してみた。

『失われたインタビュー』から4つ

1)アップルを逐われた経緯
 (ジョブズが自らのことばで語ったのは初めてではないか)
2)外からみたアップルとマイクロソフト
 (冷めた目で両者を比較する)
3)ネクストでやろうとしていること
 (オブジェクト指向技術が眼目だった)
4)ウェブがコンピュータの未来にもたらすもの
 (すでに未来はウェブにあることを見抜いていた)

ジョブズの成功の秘密がアップルを逐われた時代にあったことは誰もが感じている。このインタビューはそのことを確信させてくれる。

公認伝記本ではあまり取り上げられなかった視点だ。

     *     *     *

なぜ自分がアップルが好きなのか考えてみると、結局はジョブズが好きだったのではないかと思う。

最近のアップルニュースというと、ほとんどがアジアのサプライヤーからのリークの追っかけで、かつてほど輝きがなくなった気がする。

そんなとき『失われたインタビュー』で改めて原点に戻ってみるのもいいかもしれない。

日本語字幕版の一部も YouTube で見れるようになった。

分かりやすい日本語字幕がジョブズの語りとピッタリ連動して、さすがプロの翻訳には脱帽だ。

こんなすばらしい日本語で全編を見れるのだからうれしい・・・

★ →[ビデオを見る:YouTube
★ →[字幕版を見る:YouTube

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《Update》「7人のインディアン部族」(七印部落)について(9月8日)

『失われたインタビュー』についてはお隣の中国も等しく関心を抱いていたようだ。

今年5月の人民日報(人民网)に興味深い記事がある。

乔布斯18年前已准确预言今天互联网 | 人民网
[ジョブズは18年前に今日のインターネットを正確に予言していた | 人民日報]

「七印部落」は個人ではなく、インターネット上の仮想翻訳チームだった!

人民日報の記事中の「七印部落」に関する一節(仮訳):

     *     *     *

30人以上のネチズンが中国語翻訳に協力

三十多位网友合作译成中文

5月3日までは『失われたインタビュー』の中国語版はなかった。ネットワーク翻訳チーム「7人のインディアン部族」が『失われたインタビュー』の中国語字幕版を「优酷网」[Youku:中国最大手の動画共有サイト]にアップロードすると1日34万回ものアクセスがあった。

《遗失的访谈》此前一直没有中文版本,直到5月3日,网络翻译团队“七印部落”将带有中英文字幕的《遗失的访谈》上传至优酷网,一天之内就有了34万多次的播放量。

7人のインディアン部族(七印部落)はインターネット上の仮想翻訳チームだ。メンバーは全国にまたがり、余暇を利用して翻訳作業に当たる。翻訳の対象は主としてシリコンバレーの最新 IT およびインターネット情報に集中している。

记者了解到,七印部落是一个互联网虚拟翻译团队,成员来自全国各地,大多是利用业余时间进行翻译工作,翻译内容主要集中在美国硅谷最新的IT、互联网资讯。

7人のインディアン部族(七印部落)はマイクロブログ「官方微博」で、この『失われたインタビュー』のため36人のユーザーが参加、5か月を費やして1万 1700 語にも及ぶ英語を聞いて翻訳したと語っている。

七印部落在官方微博上称,这次翻译《遗失的访谈》总共有36位网友参与,大家花费了5个月时间,累计听译11700个英文单词。

     *     *     *

『失われたインタビュー』は中国のインターネットでも注目されていたワケだが、筆者の注目を引いたのは「インターネット上の仮想翻訳チーム」という部分。

みんなが読みたい記事はみんなで協力して自国語に翻訳するという動きがあることが興味深かった。

七印部落」はこのインタビューだけでなく、さまざまなものを翻訳していて、書籍化されたものも多いようだ。

翻訳とは、一部のプロを除けば報われることの少ない日の当たらない作業だ。

ネットを利用した翻訳という共同作業を知って羨ましく、かつ複雑な思いがした。

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Update:Ken Segall のインタビュー》


[MacMan と呼ばれていたかもしれない:image

ジョブズと共に仕事をした広告会社 TBWA\Chiat\Day の Ken Segall が語るエピソードがオモシロい。

ジョブズ復帰後のアップルを成功に導いた iMac の命名者はジョブズではなかったというのだ。

Ars Technica: “‘MacMan’ or ‘iMac?’ The creative director behind Apple’s turnaround” by Jacqui Cheng: 04 May 2012

     *     *     *

ジョブズの考えは「MacMan」

アップル製品にジョブズが付けようとした名前がいつもベストだったというわけではなかった。オリジナル iMac にジョブズが付けようと考えていた名前は「MacMan」だった・・・

[…] Jobs’ first ideas when it came to products weren’t always the best. After all, Jobs wanted to name the original iMac “the MacMan.”

     *     *     *

2週間以内に考えてこい

「ジョブズはこの名前に夢中になっていた」と Segall は Ars Technica に語った。「しかしこの名前を聞いた我々はみな愕然とした。これよりいい名前を2週間以内に考えてこいという宿題をジョブズは我々に出した。」

“He had this name that he was enamored with,” Segall told Ars, “but we were all appalled by that name. He gave us an assignment to do better and we had two weeks to see if we could beat it.”

     *     *     *

MacMan よりいい名前があれば

ここで「我々」というのは Segall の広告エージェンシー[TBWA\Chiat\Day]のことだ。 ジョブズとは NeXT 時代から一緒に仕事をしており、ジョブズの 1997 年のアップル復帰に備えていた。Segall とそのチームがジョブズと iMac の名称を検討し始めたころには、彼との仕事も数年が経っており、Segall としては自分の考えをジョブズに押し通すのも楽になっていた。もっともジョブズは当初彼のアイデアを気に入らなかったけれど・・・。「我々は何十もの名前を彼に提示した。その中で初めのころに思い付いたのが iMac だった。スティーブは我々が出した名前は iMac もどれも気に入らなかった。そして『もし MacMan よりいい名前を考えつかないのなら、それで決まりだ』といった。そこで他にもいくつか名前を考えたわけだが、自分たちお気に入りの古いヤツもいくつか入れておいた。そのときスティーブはこういった。「今週のところは嫌いとまではいわないが、それでもやぱり好きにはなれない。」

The “we” in this case was Segall’s agency, which had actually begun working with Jobs while he was at NeXT and transitioned over to Apple when Jobs returned to the company in 1997. By the time Segall and his team were talking to Jobs about the name for the iMac, they had already been working with him for years, and Segall was comfortable pushing his ideas on Jobs even when Jobs initially hated them. “We went through scores of names, but the one that I hit on early on was the iMac,” Segall said. “Steve didn’t like any of our names, including the iMac, and said, ‘if you can’t beat MacMan, that’s what it’s gonna be.’ We came up with a few more names and came back, but still brought back some of our old favorites. At that point, Steve said, ‘well I don’t hate it this week, but I still don’t like it.”

     *     *     *

それっきり

スティーブとこの話をしたのはそれが最後だったと Segall はいう。そしてある日気がつくとその製品は「iMac」と呼ばれていた。「話はこれでオシマイだ。」

Segall says he never heard from Steve on the topic again—one day, he woke up and the product was just called the iMac. “And that was the end of the story.”

     *     *     *

誰にも予想できなかった

当時 Segall は、iMac という名前が — そしてデバイスに《i》を付けるのがアップル製品を特徴づける不可欠なものになるとは考えもしなかった。「これがアップルの基本となるなという話をしたことはある。可能性としては分かっていた。しかし来るべき未来の革命をその当時予想することはできなかった。あのようにアップルと不可分のものになるとは誰も想像できなかった。そんな未来が見通せていたらと思う。」

Segall had no idea at the time that the iMac name—and the entire iDevice naming scheme—would become so integral to Apple’s products and identity. “We had talked about this being foundational. We knew that was a possibility, but when you’re back there in those days, you can’t possibly see the revolutions ahead,” he told Ars. “No one ever imagined it would get burnt into the company like that. I wish we had that much foresight!”

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長年にわたりアップルの広告を一手に引き受け、「Think Different」を提案した TBWA\Chiat\Day の Ken Segall がその新著『Insanely Simple』で明らかにしたものだ。

アイ《i》のついた製品はその後の成功をもたらし、アップルの命運を決めた。

ジョブズの考えどおりだったら今頃《i》シリーズはどんな名前になっていたことか・・・

ジョブズが「アイ」《i》の魅力に勝てなかったおかげで今日がある?

Insanely Simple』には、この他にもさまざまな楽しいエピソードが登場するという。

★ →[原文を見る:Original Text]

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《Update》Ken Segall のインタビュー(5月15日)


[Ken Segall:photo

Ken Segall が “iMac” という名前の産みの親であることは、だいぶ前に Cult of Mac のインタビューが明らかにしていた。

秘密の会議室で初めてボンタイブルー iMac を見せられたこと、ジョブズが最初考えていた名前があまりにひどかったので「血の凍る思い」(curdle your blood)がしたことなど、当時の様子が生き生きと語られている。

Interview: The Man Who Named the iMac and Wrote Think Different | Cult of Mac

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《i》はインターネット

Segall はジョブズに5つの名前を提案したという。お気に入りの本命は iMac で、残りの4つはいずれもアテ馬のお飾りだった。「iMac は Mac とも関係があり、《i》はインターネットの意味だった」と Segall は語る。「しかしそれはまた個人(individual)の《i》、想像力の《i》であり、その他すべてを意味していた。」《i》という文字はアップルが開発中のすべての製品に付けることも可能だった。

Segall says he came back with five names. Four were ringers, sacrificial lambs for the name he loved — iMac. “It referenced the Mac, and the “i” meant internet,” Segall says. “But it also meant individual, imaginative and all the other things it came to stand for.” It “i” prefix could also be applied to whatever other internet products Apple was working on.

しかしジョブズはどれもみな否定した。iMac も含めて・・・

Jobs rejected them all, including iMac.

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このインタビューでは「Think Different」キャンペーンの背景も触れられているので是非ともお見逃しなきよう。

なお、このインタビューについては「うま口Mac。」の Podee 氏が2度にわたって紹介しておられるのでそちらもお忘れなく・・・

「i」の生みの親、Ken Segall | うま口Mac。

Jobs氏が気に入っていたiMacの元の名とは | うま口Mac。

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[Charlie Rose – Jack Dorsey (04/25/12) | YouTube

Twitter を始めたのに使い方が分からずもがいている。

そんなときに Jack Dorsey のインタビューに出会った。

Twitter の創設者のひとりで現会長だ。

しかも相手が Charlie Rose だからこれは見逃せない。

Jack Dorsey | Charlie Rose

17 分という短いものだが、身震いがするほどスリリングだ。

Charlie Rose を相手に臆せず切り返すところは立派。

なかなかシャープだ。自分のやっていることに自信があるからだろう。自家薬籠の中ということか・・・

内容がこれまたオモシロい。

テクノロジーそのものはすでに存在している。そのテクノロジーの姿を消して見えなくすることが肝心だと・・・

     *     *     *

まったく姿を消してしまうテクノロジー

Charlie Rose:デジタル革命の何にもっともワクワクしますか?[14:30]

Jack Dorsey:まったく姿を消してしまう、見えなくなるテクノロジーには心が躍ります。

I’m super-excited about technologies that disappear completely. [14:45]

I think the next move of that is the technology disappears from our sight completely… [16:00]

     *     *     *

同じ Charlie Rose ショーに出演した David Carr の「ガジェットが姿を消してしまう」とか、Jürgen Schweizer の「iPad はカラッポのキャンバスだ」 、Jonathan Ive の「iPad 2 の最大の特長はディスプレイです。じゃまなものが一切ありません。」などということばを思い出す。

他にも Jack Dorsey のビデオがないか探してみた。

Charlie Rose ショーには前にも出演している。

Jack Dorsey, Founder of Twitter | Charlie Rose

Twitter の紹介ビデオもあった。

Jack Dorsey Presents Twitter | Vimeo

どれもなかなか見応えがあるが、Twitter の持つ意義という点では前回の Charlie Rose のものがベストか・・・

Jack Dorsey には何か Steve Jobs を思わせるところがあるような気がする。すっかり魅了されてしまった。

しばらく Twitter で彼をフォローしてみることにした。

そもそも Twitter を作ったひとがどういう使い方をするのかしばらく観察してみたい・・・

[via TechCrunch

★→[ビデオを見る:Charlie Rose Show

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[Jonathan Ive 卿:photo

最近その動向がサッパリ聞こえてこない Jonathan Ive だが、大西洋を隔てた英国から聞こえてきた。

Evening Standard 紙が Jonathan Ive 卿のインタビューを載せているが、随所に Ive らしい回答ぶりが見えて興味深い。

特におもしろかったのが、デザインとモノ作りにかける彼の気持ちがよく出ているつぎの下り。

Evening Standard: “Sir Jonathan Ive: The iMan cometh” by Mark Prigg: 12 March 2012

     *     *     *

問:新しい製品を作ろうとするときは何を目標にしますか?

Q: What are your goals when setting out to build a new product?

答:目標はとてもシンプルです。よりよい製品をデザインし、作ること。よりよい製品ができないのなら、そもそもやりません。

A: Our goals are very simple – to design and make better products. If we can’t make something that is better, we won’t do it.

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ライバルには分からない

Jim Dalrymple 曰く、

The Loop: “Jonathan Ive on making new Apple products” by Jim Dalrymple: 12 March 2012

「まさにこの点こそ、アップルのライバルが理解できない点なのだ。」

And that, in a nutshell, is what Apple’s competition doesn’t get.

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久しぶりに Ive のデザイン哲学に接することができたような気がする。

全文は zacky 氏の日本語訳でどうぞ。

ジョナサン・アイヴ独占インタビュー (1) | 田園Mac

iPad 以降 Ive のデザインを見なくなって久しい。ぜひともまたその成果を見せてほしいものだ・・・

[via The Loop, Daring Fireball

★ →[原文を見る:Original Text

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