Apple Watch の秘密は本体とバンドをつなぐコネクターの部分にあるという Drew Breunig の視点が興味深い。
The Watch Band Connector is its Most Critical Component | DREWBOT
コネクターという存在によって、コンピュータであるが故に必然的に陳腐化する本体と、大きなマージンが期待できる美しいデザインのバンドを分離することが可能になるというもの。
これは Apple Watch が iPhone の失敗から学んだためだという。
その失敗とはつぎの2つ。
1)単一モデルしか出さなかったためライバルが参入する余地(price umbrella)を許した
1. They left a ‘price umbrella’ in their product line.
2)iPhone ケースの持つ可能性を見誤り、みすみすマーケットを失った
2. Apple underestimated and missed the market for iPhone cases.
これによって複数の高額モデルが可能になり、マージンを稼げ、ライバルの参入もふせげる。
なかなかおもしろい視点だと思う。
iPhone 6/6 Plus もライバル Android に対する失敗(?)から学んで製品を多様化したのだろうか。
これもまた躊躇せず失敗から学ぶ Tim Cook のアップルということか・・・