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Posts Tagged ‘Conference Call Q1 2015’

Jean-Louis-Gassée

[Jean-Louis Gassée:image

アップルの史上最高の業績に関する Jean-Louis Gassée の分析がおもしろい。

いわゆる「○○の法則」と称する社会通念をアップルが次々と破ってきたというのだ。

How Many Laws Did Apple Break? | Monday Note

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アップルはこれまでも様々な法則を破ってきた。いわゆる「〇〇の法則」と称する類いのものだ。

We now turn to law-breaking.

法則1:大きくなればなるほど成長は難しくなる

Law 1: Larger size makes growth increasingly difficult.

これは本来の確率論でいう「大数の法則」(Law of Large Numbers)のことではない。規模が大きくなればなるほど成長の伸びは鈍化するという通念のことだ。1000 万ドルの会社が 50% の成長率ということは更に 500 万ドル稼いだということだ。1500 億ドルの会社の成長率が 50% なら 750 億ドルの追加収入が必要になる。しかしそれほど顧客を増やし、供給を充たすのは難しいだろう。現実の数字を見ればそれが分かる。グーグルの 2014 年度の売上は 660 億ドルで対前年比 19% の増加、マイクロソフトは 870 億ドルで 11.5% 増だ。アップルの場合は 1830 億ドルの増加だが年率にするとたった 7% だ。

This is the Law of Large Numbers, not the proper one about probabilities, but a coarser one that predicts the eventual flattening of extraordinary growth. If your business weighs $10M, growing by 50% means bringing in another $5M. If your company weighs $150B, 50% growth the following year would require adding $75B – there might not be enough customers or supplies to support such increase. Actual numbers seem to confirm the Law: Google’s FY 2014 revenue was $66B, +19% year-on-year; Microsoft’s was $87B, +11.5%; Apple’s $183B in revenue for 2014 was a mere +7%.

それなのにアップルの先期売上は前年同期比 30% を超えた。これまでのいかなる法則も先例さえも破るものだ。iPhone の売上は1期だけで 57% 増の 510 億ドル超だった。これはグーグルの 2014 年1年分にほぼ匹敵する。

And yet, last quarter, Apple revenue grew 30%, breaking the Law and any precedent. iPhone revenue, which grew 57%, exceeded $51B in one quarter — close to what Google achieved in its entire Fiscal 2014 year.

アップルは来期の成長を 20% 超と見込んでいる。これは 2015 年にさらに 370 億ドルから 400 億ドルの売上げを余分に見つけなければならないということだ。これはグーグルの半分強、マイクロソフトの半分弱にあたる。

Right now, Apple is “guiding” to a next quarter growth rate that exceeds 20%. For the entire 2015 Fiscal Year, this would mean “finding” an additional $37B to $40B in sales, more than half a Google, and a little less than half a Microsoft.

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法則2:すべてはコモディティ化する

Law 2: Everything becomes a commodity.

PC マーケットで見たように、ライバルが標準化を進め、価格引き下げに走るようになる。

しかし iPhone の ASP[Average Selling Price:平均実売価格]は下がるどころか上昇している。しかも中国マーケットで大きな伸びが見込めるのだ。

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法則3:マーケットシェアを制した者が勝つ

Law 3: Market share always wins.

[略]

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法則4:統合化よりモジュール化を進めた者が勝つ

Law 4: Modularity Always Wins.

Clayton Christensen の提唱する考えで、独自仕様のアーキテクチャよりオープンでモジュール化したアーキテクチャに進化しないとマイナーなプレーヤになるという考えだ。

しかし iPhone をみるとそういう結果にはなっていない。

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いわゆる「法則なるもの」の信憑性

大数の法則は確かにそうかもしれない。逆にいえばアップルの伸びがいかにスゴかったかということだ。結局アップルは常に勝利を収めてきた。成長率 20%、いや 10% ですら達成し続けてきた企業なんてないのだ。

I have no trouble with the Law of Large Numbers, it only underlines Apple’s truly stupendous growth and, in the end, it always wins. No business can grow by 20%, or even 10% for ever.

しかし残りの3つの規則(マーケットシェア、コモディティ化、モジュール化)については、それを覆す証拠がいくつもある。アップルは別にしても、ほかにも例外がたくさんあるところをみると、いわゆる法則なるものは単なる希望的観測にすぎないのではないか。知識の欠如という真空を充たす一種の知的 BGM なのではないか。

But, for the other three, Market Share, Commoditization, and Modularity, how can we ignore the sea of contradicting facts? Even if we set Apple aside, there are so many “exceptions” to these rules that one wonders if these so-called Laws aren’t simply convenient wishful thinking, a kind of intellectual Muzak that fills an idea vacuum but has no substance.

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否定論には新しい論拠が必要

アップルが「いわゆる通念を破壊」し続けているのを見ると、何度も繰り返される根拠のないたわごとに代わって新しい学説が登場してもいいのではないかと考えてしまう。Rob Majteles がつぶやいたように、「アップル:すべての経営理論は死に絶えてたのか?」といいたくなる。

As Apple continues to “break the law”, perhaps we’ll see a new body of scholarship that provides alternatives to the discredited refrains. As Rob Majteles tweeted: “Apple: where many, all?, management theories go to die?

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さすがにスティーブ・ジョブズがいなくなったからといい出す者はいなくなった。

しかしこれからも絶えないと思われるネガティブ論者を検討するうえで Gassée のいう「いわゆる通念としての法則」は物差しの役割を果たしてくれそうだ・・・

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アップルの史上最高の業績にもかかわらず、ここまで登り詰めたのだからもう終わりだ(doomed)というネガティブ論者の声は依然として後を絶たない。

Horace Dediu がそんなアップルの「窮状(!)」について皮肉を込めて簡潔にまとめている。

Apple’s Growth Scorecard | Asymco

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過去最高値

アップルの当期売上高(quarterly revenue)は対前年同期比 30% 増、株価収益率(P/E)は 47% 増だ。どちらも 2012 年以来の最高値だ。

Apple’s Net Sales grew at the rate of 30% in the last quarter. Earnings per share grew at 47%. Both of these figures are the highest since 2012.

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止まる所を知らない成長率

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[成長率のスコアカード:Asymco

成長率の数字が桁外れに高いだけでなく、過去3年の間アップルの成長が止まる所を知らない点は注目さるべきだ。上の表から分かるように売上の成長率は常にプラスを示している。

It should be noted that although the rate of growth is extraordinarily high, the company never actually stopped growing in the past three years. As the table above shows, net sales has always had positive growth.

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成熟したマーケットで

マーケットが成熟したこの時点でも、このように大きな伸びを示しているのは驚くべきことだ。

This degree of growth at this stage in the history of the markets it participates in is a revelation.

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[コンピュータ出荷台数の対前年比:Asymco

・30年経って成熟した PC 市場で、Mac の成長率は Windows PC に比べて上図のように 35 四半期中 34 も凌駕している。

– The PC market is more than 30 years old. In this mature market the Mac has been outgrowing the Windows platform for 34 out of the last 35 quarters.

Screen-Shot-2015-02-08-at-5.47.11-PM-620x430

[デバイス別出荷台数:Asymco

・8年前に登場した iPhone だが「未だになんとか」 57% の成長率を保っている。

– The iPhone was announced eight years ago and it still managed to grow at the rate of 57%.

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「惨めな業績」

桁外れの成長率、価格維持力、成長の余地があるにも関わらず、さらにはもっと大切な顧客ロイヤルティにも関わらず、アップルはその足下にも及ばないライバルより「惨めな業績」(dismal)だと見なされている。

Regardless of extreme growth, pricing power, headroom and, most importantly, customer loyalty, the company’s prospects are seen as dismal in contrast to its underperforming peers.[2]

以上がアップルが追い込まれている「異例の窮状」(plight of the anomalous)だ。

Such is the plight of the anomalous.

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史上最高の業績を見てもネガティブ論者の声は消えない・・・

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q1-2015-revenue-pie-6c

[アイフォン株式会社:Six Colors

アップルは「アイフォン株式会社(iPhone Inc.)」だと Jason Snell はいう。

Product distortion field | Six Colors


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アップルの平均的顧客は iPhone ユーザー

アップルの史上最高の業績をみると、Mac と iPad を合わせても iPhone に及ばないことが分かる。

すべての iPhone ユーザーが必ずしも Mac を所有しているわけではないことを考えると、アップルの平均的顧客はいまや iPhone ユーザーだといえるだろう。

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アイフォン株式会社(iPhone Inc.)

過去2年間を振り返るとアップルの企業収益の半分以上は iPhone が叩き出していることが分かる。直近の四半期ではそれが3分の2にも達する。アップルは急速に「アイフォン株式会社(iPhone Inc.)」になっているのだ。本体はスマートフォンメーカーで、ついでにその他諸々のデバイスも作っている会社に・・・

For the last two years, the iPhone has provided more than half of Apple’s corporate revenue, and in the most recent quarter it was more than two-thirds of the revenue. Apple is rapidly becoming iPhone Inc., maker of smartphones and… various other devices.

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戦略的意思決定にも影響

iPhone ビジネスが大成功を収めたおかげで、そのことがアップル全体としての意思決定に影響を及ぼすようになっている。

iPhone のもたらす収益の度合いがあまりにも大きすぎるため、どうしても最大の収益源が最優先されざるを得ない。

iPhone の記録的成功がアップルの戦略そのものに影響しはじめているのだ。

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iPhone アクセサリーとしての Apple Watch

例えば Apple Watch だ。確かにこれは新しいカテゴリーの製品だが、同時にまたこれは iPhone アクセサリーでもある。しかも何億人もの iPhone ユーザーにとって Apple Watch は唯一の時計アクセサリーだ。初代モデルは少なくともそういうことだ。

Apple Watch をヒットさせるには多数いる iPhone ユーザーを満足させればいい。iPhone マーケットが巨大なので Apple Watch のために新しい顧客層を開拓しなくても済むからだ。だからアップルは多大の時間と労力を Apple Watch に投じることができるのだ。

Android ユーザーにも利用できるようになるとは思えない。そんなことがあるとしても、それは何年もずっと先のことだろう。

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アップルを理解するには・・・

iPhone の成功が余りに大きすぎたためそれがアップルの意思決定に影響を与えている。

新たなカテゴリーの製品であれ、既存の製品であれ、アップルがやっていることを理解するには次のチャートを念頭におくだけで十分だ・・・

category2-q1-2015-6c

[アップルの製品別売上の推移:Six Colors

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たしかに Jason Snell のいうとおり「アイフォン株式会社(iPhone Inc.)」と考えると見えてくる部分がたくさんあるような気がする。

Apple Watch も当初はその視点から考えると理解しやすいのかもしれない・・・

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[石油ビジネスにでも手を染めるか:Medium

史上最高のアップルの業績をみて MG Siegler がアップルの未来に思いを馳せている。

Apple, The Oil Company? | Medium

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狂気の沙汰

純利益 180 億ドル(2兆円強)だよ! しかも今期だけで。もうこれは狂気の沙汰だ。

$18 billion. Profit. One quarter. Pure insanity.

どれほど気違い染みているかって? すべての企業をみても、四半期に叩き出した純利益としては過去最高・・・史上最高なのだ。もちろんアップルにとっても年間最高で、過去最高だ。

How insane? It’s the highest earnings for a company in a quarter… ever. And it sets Apple up to post the most earnings for a company in a year… ever.

アップルは直近の四半期の業績で 2008 年の ExxonMobil、2008 年の Royal Dutch Shell、2011 年の Gazprom すら凌駕してしまった。史上最高益を出した四半期としてビジネスの歴史を塗り替えてしまった。共通しているのはいずれも石油・ガス会社だという点だ。どれも最近原油価格が下落するまで世界に君臨していた企業だ。だからジョークのひとつも言いたくなる。Gazprom はスマートフォン事業を始めたほうがいいんじゃないかと。まんざらジョークでもなくなった。

With this latest quarter, Apple surpassed ExxonMobil in 2008, Royal Dutch Shell in 2008, and Gazprom in 2011 for the most profitable quarter in the history of business. The unifying theme? All oil & gas companies. All operating in a world before the recent collapse of oil prices. Hence the joke: Gazprom to start selling smartphones. It’s funny because it should be true.

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世界最良のビジネス

アップルが破産するなんて過去の話だ。iPod はバカげてるって話も。アップルストアは決してうまくいくまいという話も。iPhone はどうにもならないという話も。スティーブ・ジョブズのいないアップルはダメになるという話も。Tim Cook は辞めさせろという話も。いまやアップルはビジネスの世界に君臨し、並ぶものなき存在だ。

Forget Apple going bankrupt. Forget the iPod being silly. Forget the Apple Stores never working. Forget the iPhone going nowhere. Forget the notion that Apple won’t make it without Steve Jobs. Forget the calls to fire Tim Cook. Apple now sits firmly atop the business world with no peers.

事実アップルは世界最良の金鉱を掘り当てたのだ。史上かつてない最良のビジネス — iPhone というビジネスを。もはやどこを掘っても金が出る場所はまずなさそうだ。金より石油といった方が適切か・・・

In fact, Apple now has the best problem in the world: having unearthed the best business in history, the iPhone, there are seemingly few places left to dig for gold — or, perhaps more appropriately, oil.

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iPhone 以外はどうか

アップルは iPhone ビジネスを成長させることで「大数の法則」をうまく回避した。まだ成長の余地があることは、中国などを見れば疑いない。では他の製品はどうなのか?

Apple has skirted the “law of large numbers” by continuing to grow the iPhone business. And there’s undoubtedly still more room for growth — especially in places like China. But what about other products?

それ自体大きな成功を収めている iPad も iPhone に比べると影が薄い。Apple Watch も同じ運命をたどるだろう。Apple TV はどうか? アップルに数十億ドルの利益をもたらすとはいえ、iPhone に比べればないも同然だ。

The iPad, while massively successful in its own right, pales in comparison to the iPhone. The Apple Watch is likely to “suffer” the same fate. A television product? It may mean a few billion extra dollars to Apple, but that’s nothing compared to iPhone.

だから問題は、これからアップルはどうなるかという点だ。石油会社にでもなればとジョークをいったことがあるが、まるっきりジョークでもなくなってきた。

So the question is: where does Apple go from here? My old joke was that they’d have to become an oil company. It’s not so funny anymore.

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自動車会社か銀行か?

自動車会社か? それとも銀行か?

Maybe a car company? Or a bank?

Apple Pay は後者に向けての第一歩だ。しかし目下のところは iPhone を売るためということだろう。App Store も同じだったが、その後成長に成長を続けている。Apple Pay もそうなるかもしれない。

Apple Pay is a first step in the direction of the latter. But at least right now, the business seems to exist to sell iPhones. Of course, that’s how the App Store started as well, and it just keeps growing and growing and growing. Apple Pay will probably be the same.

2015 年は Apple Pay の年ではないかもしれないが、2016 年はそうなるかもしれない。

2015 may not be the year of Apple Pay. But 2016 may be.

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いずれ iPhone も・・・

すべてのビジネスの常として iPhone もいずれは消えていくだろう。しかし iPod で証明したように、アップルはひとつの驚異的な事象をテコにして次なるものを探す術を学んできた。iPhone によって10年間という探求のための余裕が与えられたのかもしれない。あるいはそれ以上の時間が・・・

The iPhone will eventually fade as all businesses do. But as Apple proved with the iPod, they know how to use a phenomenon to fuel the search for the next one. The iPhone may give them a decade to do that. Maybe longer.

ここでもまたハードルが高く設定された。この世に iPhone ビジネスより巨大なビジネスが存在するだろうか? ただちに思い浮かべろといわれても困難だ。そんなものがあるとはとても思えない。自動車ではない。銀行でもない。石油ですらない。新たなものを発明する必要があるのだ・・・

But again, the bar is now just set so high. What on Earth can be a bigger business than the iPhone? It’s impossible to come up with something right now because it seemingly doesn’t yet exist. It’s not cars. It’s not banking. It’s not even oil. It will have to be invented.

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iPhone に変わるべき何か

それとも今は存在しないもの — iPhone がスマートフォンに対して果たしたのと同じ触媒の役割を果たすもの — をマーケットは待ちわびているのだろうか。それが何か考えると心が躍る。だが今はまだ知り得ない。アップルですら iPhone ビジネスがかくも大きいものになるとは予想できなかったのだから・・・

Or it’s possible that it does exist right now and it’s a market waiting for the catalyst that the iPhone was for smartphones. And it’s fun to think about what it could be. But it’s impossible to know. Even Apple didn’t know how big the iPhone business would become.

かつてないほど巨大なビジネスに育つとは・・・

The biggest business ever.

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さすがは MG Siegler、視点がおもしろい!

次なるものの登場にはまだ時間がかかると・・・

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[Jeff Williams:Apple

アップルが史上最高の業績をあげた背景には Jeff Williams がいたと Neil Cybart がいっている。

殺到する新製品への需要をうまくさばけたのも、遅滞なく製造できた彼の功績がおおきかったというのだ。

Jeff Williams: Apple CEO Material | Above Avalon

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めざましい Jeff Williams の仕事ぶり

アップルの今期の業績をみて明らかになることがひとつある。それは Jeff Williams がすばらしい仕事をしたということだ。・・・将来どうなるにせよ、誰もがめったに達成できないすばらしい業績をあげたことで彼に注目すべきだ。

One thing became abundantly clear after analyzing Apple’s recent earnings report: Jeff Williams is doing a phenomenal job. […] Regardless of what the future brings, people need to start watching Jeff Williams because he is executing at levels that few are able to achieve.

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「Tim Cook の Tim Cook」

Jeff Williams の経歴を見れば Tim Cook によく似ていることに気づく。2人とも Duke 大学で MBA を取得、IBM で働いた経験があり、1998 年にアップルに加わっている。Cook は COO[Chief Operating Officer:最高執行責任者]であり、Williams はオペレーションの副社長だったが、アンテナゲートの後に上級副社長になった。Fortune は Williams のことを「Tim Cook の Tim Cook」だといっている。

A look at Jeff Williams’ background would quickly bring up a comparsion to Tim Cook. Both Williams and Cook earned an MBA from Duke, spent time working at IBM, and joined Apple in 1998. Cook was Apple’s Chief Operating Officer (a position Apple never filled once Cook was promoted to CEO), while Williams was vice president of Operations, seeing a promotion to SVP after Antennagate. Fortune called Williams: “Tim Cook’s Tim Cook.”

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もちろん Tim Cook はすばらしい

アップルがすばらしい業績をあげたこと、また様々な企業から人材を引き寄せていることから、Tim Cook が成功裡にアップルを率いていることは間違いない。アップルが今後5〜10年の間にどこへ向かおうとしているのか、アップルに注目しているひとには分かってくるだろう。そしてその方向に導けるのは Tim Cook(および Jony Ive)をおいて他にないことにも異論はあるまい。

Judging by Apple’s financials, as well as Apple’s ability to attract top hires from various industries, Tim Cook is successfully leading Apple. Looking over the next 5-10 years, keen Apple observers can begin to see where Apple is headed, and there is no reason why anyone other than Tim Cook (and Jony Ive) will lead Apple in that direction. […]

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アップルの成長株

この四半期にアップルが素晴らしい業績を上げた背景には文字どおり何千人ものひとがいたけれど、中でも Jeff Williams は傑出している。品質を犠牲にすることなくかくも高いレベルでの製造工程を可能にしたのだ。Apple Watch の登場も間近かだが、Williams が様々な部品を最終間製品に結実させる製造工程の監督においても重要な役割を果たすことは間違いない。Williams はまさにアップルの成長株だ。

While there are literally thousands of people that contributed to Apple’s very strong holiday quarter, Jeff Williams stood out as executing at the highest level for driving such strong unit production growth without sacrificing quality. With the Apple Watch launch approaching, I’m sure Williams will continue to play a key role in overseeing the process of turning a collection of components into a finished product . Williams’ stock is on the rise inside Apple.

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Tim Cook インタビューで Businessweek が Jeff Williams のことに言及したのも記憶に新しい。

Tim Cook Interview: The iPhone 6, the Apple Watch, and Being Nice | Businessweek

Apple Watch を委ねられた Jeff Williams

アップルのインサイダーによれば、Apple Watch プログラムの責任者としてはハードウェアエンジニアリング担当の Dan Riccio が当然に思えたが、Cook はオペレーション担当上級副社長の Jeff Williams(51歳)を任命したという。Williams は Cook にとって頼りになるヤツ(go-to guy)なのだ。買収先を詳細にチェック、Foxconn やメーカーとの調整、何百万ものデバイスをアジアの工場から調達して世界中の店に製品を運ぶロジスティクスを担当する。彼は不思議なほど Tim Cook のクローンだ。背が高く、穏やかな話しぶり、熱心なフィットネスマニア、オペレーションに関しては細部にいたるまで果てしない記憶力を有する。2人とも Duke 大学で MBA を取得、初期に勤務したのは IBM だ。新生アップルで彼こそ「Tim Cook の Tim Cook」なのだ。

Apple insiders say that while an executive named Dan Riccio, who leads hardware engineering, would have been the obvious choice to take over the Watch program, Cook assigned it to Jeff Williams, 51, senior vice president for operations. Williams is Cook’s go-to guy—he vets possible acquisitions, coordinates with Foxconn Technology (2354:TT) and other manufacturers, and oversees the logistics needed to get millions of devices from Asian factories to stores around the world. He’s an uncanny Cook clone: tall, soft-spoken, and an avid fitness buff with an inexhaustible memory for operational details. Both men have MBAs from Duke University and spent early parts of their careers at IBM (IBM). In the new Apple, he’s Tim Cook’s Tim Cook.

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「Tim Cook の Tim Cook」がすべてを言い得ている。

2人とも IBM 勤務の経験があり、それもオペレーション担当だったのいうのも偶然ではあるまい。

Cook はスティーブ・ジョブズの副官として名を上げた。その Cook の副官に相当するのが Jeff Williams というのもなにか因縁じみている。

Williams の昨年度の報酬が Tim Cook より高かったのもこれで頷ける。

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アップルの史上最高の 2015 年第1四半期決算を今回もデータの達人 Horace Dediu に視覚化してもらおう。

前回の彼の分析はこちらを参照。

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製品別出荷台数[Devices shipped] @asymco

– 圧倒的な iPhone の伸び
– 今期の iPhone 荷台数は 7450 万台で新記録
– 対前年同期比で 25% の伸び @asymco
– やっと1月になって供給が需要に追いついた @asymco

– Android から iPhone への乗り換え率も最高 @asymco
– アップルは第2位の電話メーカーになった @asymco

– iOS デバイスの累計10億台販売 @asymco
– 先期の iOS デバイス(iPod と Apple TV を含む)は1億台 @asymco

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製品別売上寄与率[iOS Revenues] @asymco

– やはりアップル売上の大宗は iPhone から
– 売上 746 億ドル(前年同期 576 億ドル)
– 純利益 180 億ドル(前年同期 131 億ドル)の新記録

– 海外売上は全売上の 65 %
– 中国での売上は 161 億ドル

– ドル高がなければ売上の成長率は 4% を超えたはず @asymco

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製品別平均実売価格[Apple Revenues per Devices Shipped. Includes Mac.] @asymco

– 強い iPhone に比べ、iPad は下がり気味
– iPhone の実売価格は 687 ドル @asymco

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これまでの推移と比べてみて初めてスゴさが分かる・・・

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[過去の四半期業績のトップリスト:ParisLemon

Apple’s incredible Q1 2015 earnings | ParisLemon

冒頭のチャートから史上最高の四半期業績であることがはっきりと分かる。アップルの 2015 年第1四半期決算についてはそれさえ分かれば十分だ・・・

The image above, the largest corporate quarterly earnings of all time, is basically all you need to know about Apple’s incredible Q1 2015 earnings.

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