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それを理解しないのがアップルの potential partners・・・

How Apple Creates Leverage, and the Future of Apple Pay | stratechery by Ben Thompson

Apple’s focus on creating a great user experience builds consumer loyalty. Consumers then put market pressure on Apple’s potential partners, which result in concessions to Apple, further enhancing the user experience

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[S1 SiP:Apple

新しく発表された Apple Watch は品揃えの多さでこれまでのアップルからは考えられないものだった。

しかも 18 金ゴールド、サファイアのいちばん高いモデルは 5000 ドル以上する可能性があると John Gruber が指摘したときは、アップルもすっかり変わってしまったと感じたものだ。

時計とは名乗ってもコンピュータであるかぎり技術的には陳腐化を免れない。そんな製品が 5000 ドルや 1000 ドルという値段で売れるものかいまひとつピンとこなかった。

その意味で Gruber の新しいポッドキャスト The Talk Show がとても興味深い。すべてのキーは S1 にあるという主張だ。

Ep. 96, With Ben Thompson | The Talk Show

アップルのプレスリリースでは S1 について次のように述べている。

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S1 SiP:ここまで小さくなったコンピュータ

Apple custom-designed its own S1 SiP (System in Package) to miniaturize an entire computer architecture onto a single chip.

Apple Unveils Apple Watch—Apple’s Most Personal Device Ever | Apple [Press Info]

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注目すべきは「an entire computer architecture onto a single chip」という部分だ。

アップルのホームページにある Apple Watch の説明でもこれが繰り返されている。

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すべてのコンピュータアーキテクチャを一つのチップに。

An entire computer architecture on a single chip.

極端に制限のある環境は、時に刺激的で興味深い、創造性にあふれた解決方法を生み出します。その最たる例が、Apple Watchの心臓ともいえる独自設計のチップです。従来のコンピュータアーキテクチャで、これほどまでに凝縮されたスペースに収まるものはありません。そこで私たちは、数多くのサブシステムを一つの極小モジュールに組み込む方法を見いだし、それらの電子部品を外的要素、衝撃、摩耗から守るために樹脂の中に完全に包み込みました。コンピュータシステム全体を一つのチップに組み込んだのは業界でも初めてです。エンジニアリングと微細化技術が達成した一つの偉業といえるでしょう。

Massive constraints have a way of inspiring interesting, creative solutions. A prime example is the custom-designed chip at the heart of Apple Watch. No traditional computer architecture could fit within such a confined space. So we found a way to integrate many subsystems into one remarkably compact module, which is then completely encapsulated in resin to protect the electronics from the elements, impact, and wear. Configuring an entire computer system on a single chip is an industry first and represents a singular feat of engineering and miniaturization.

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コンピュータ本体が微細化(miniaturization)技術によってここまで小さくなったのが S1 チップ[S1 SiP (System in Package) ]というワケ。

これは単なるチップではなく、コンピュータシステム全体が一つのチップに組み込まれた SiP(System in Package)だ。そこがこれまでとは画期的に異なる点だ。

したがって今後 S1、S2・・・と進化して、そのコンピュータモジュールが交換可能になったらどうなるかというのが Gruber の主張だ。

そうすれば 5000 ドル以上する Apple Watch Edition も、内部のコンピュータ部分を交換するだけで使い続けられ、First Edition(初版)としての価値も保持できる。

だから iPhone 登場以来の大変化だという。

これはまさに爆弾発言だ。

もしそうなら Apple Watch の位置付けそのものがコペルニクス的転換を遂げるとゲストの Ben Thompson が興奮するのももっともだ。

価格面からも、スタイル、パフォーマンス、リーテルなどあらゆる面からみて、誰も考えたことのないほど意欲的な未来がアップルに開けることになる。

Gruber のいうように S1 チップの交換やアップグレードが可能になるとしたら、たしかにこれは iPhone 登場以来の大変化といっていい。

このポッドキャストは3時間近くとチョー長いので、以上はその表面をなぞっただけだが、ぜひともご自分の耳でその興奮を確かめていただきたい。

Gruber や Thompson がこの議論を敷衍してまとめてくれるのを楽しみに待ちたい・・・

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Apple – TV Ad – Our Signature | YouTube
[Apple ad – Our Signature (2013) | YouTube

Tim Cook の WWDC 2013 キーノートを見た Ben Thompson がとても素敵な文章を書いている。

stratēchery: “Tim Cook is a Great CEO” by Ben Thompson: 11 June 2013

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終始 Tim Cook がハッピーだったのは CEO としての手応えをつかんだからだと彼はいう。

Cook の天職

それ[手応えを掴んだこと]こそが Cook がとてもハッピーだった理由だ。ジョブズの天職はパーソナルコンピューティングであり、アップルは副産物に過ぎなかった。Cook の天職はアップルであり、iOS 7 はアップルを持ちこたえさせるという彼の誓約の副産物なのだ。

That is why Cook was so happy. While Jobs’ mission in life was personal computing, and Apple the by-product, Cook’s mission in life is Apple, and iOS 7 was the by-product of his commitment to ensuring that Apple endured.

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CEO にうってつけ

アップルの CEO としていちばん大切な仕事、それは何がアップルをしてアップルたらしめているかを理解することだ。それは何よりも大切なことだ — 製品を作るセンスより、優れたオペレーションより、趣味の良さより、あるいはまた多くの専門家やアナリストが投げかける無数の形容詞よりずっと大切なことだ。この物差しからすれば、Cook が CEO の仕事にうってつけであることは明らかだ。そうではないというひとがいたら、そんなひとは革新の何たるか、カルチャーの何たるか、そしてアップルそのものを理解していないのだといいたい。

The job of Apple’s CEO is, first and foremost, to understand what makes Apple, Apple. That is far more important than product sense, or operations excellence, or taste, or a million other attributes thrown around by pundits and analysts. On this criteria, it’s clear that Cook is the right man for the job. I would contend that anyone that says otherwise doesn’t understand revolutions, doesn’t understand culture, and doesn’t understand Apple.

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Thompson は WWDC 2013 のキーノートで登場したテレビコマーシャル「Our Signature」[冒頭]をかの「Think Different」と比較する。

Think Different

古今を通じて最も優れたコマーシャルである「Think Different」の真実とは、それがアップルそのものに向けられたコマーシャルだったということだ。ジョブズは破産の危機に瀕して意気阻喪したアップルを引き継いだ。そして彼らにアップルは特別だ、ジョブズは特別だと説いたのだ。それが新しい次なる章の始まりだった。

The truth about the greatest commercial of all time – Think Different – is that the intended audience was Apple itself. Jobs took over a demoralized company on the precipice of bankruptcy, and reminded them that they were special, and, that Jobs was special. It was the beginning of a new chapter.

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Designed in California

「Designed in California」もまったく同じ視点から見るべきだ。これはアップルが新しい章を踏み出すに際してのコマーシャルなのだ。これからそれを見届けることになるだろう。

“Designed in California” should absolutely be seen in the same light. This is a commercial for Apple on the occasion of a new chapter; we just get to see it.

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[コマーシャル]Designed by Apple in California

これがそうだ。

This is it.

これが大切なことなのだ。

This is what matters.

製品のもたらす体験。

The experience of a product.

みんなをどんな気持ちにさせるか。

How it will make someone feel.

生活を豊かにしてくれるか?

Will it make life better?

存在するに値するか?

Does it deserve to exist?

限られたいくつかの真に大切なものに私たちはいっぱい時間をかける。私たちが触れたものが、それに触るひとすべての生活を高めるようになるまで・・・

We spend a lot of time on a few great things, until every idea we touch enhances each life it touches.

目に触れることはめったにないかもしれない。しかしきっと感じてくれるはずだ。

You may rarely look at it, but you’ll always feel it.

それが私たちのサイン(署名)。そしてそれがすべて・・・

This is our signature, and it means everything.

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最後に画面に現れるのがつぎの文字:

「Designed by Apple in California」
(アップルがカリフォルニアでデザインした)

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このとても印象的なビデオを Thompson は次なる新しい始まりへのマニフェストとして捉えた。

「Think Different」と比べたところがお手柄・・・

[via Daring Fireball

★ →[原文を見る:Original Text

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