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[Andrea Bocelli & Zucchero – Miserere | YouTube

盲目のテノール歌手 Andrea Bocelli と Zucchero Fornaciari のデュエット「Miserere」は大好きな曲だ。

祈りを思わせる Bocelli の澄んだ声と、絞り出すような Zucchero の苦悩に満ちた声が絶妙のハーモニーを紡ぎだす・・・

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ミゼレーレ

Miserere, miserere,
miserere, misero me,
però brindo alla vita!

ミゼレーレ、ミゼレーレ
ミゼレーレ、罪深き我(われ)を哀れみ給え
されど我はこの世に杯を挙ぐ

Ma che mistero, è la mia vita, che mistero!
Sono un peccatore dell’anno ottantamila, un menzognero!
Ma dove sono e cosa faccio, come vivo?
Vivo nell’anima del mondo, perso nel vivere profondo!

この世の何たる神秘、何たる不可思議
我は永遠(とわ)の罪びと、偽りびと
何処(いずく)で何を為し、如何に生きる?
深き世の闇に我を忘れ彷徨(さまよ)う

Miserere, misero me,
però brindo alla vita!

ミゼレーレ、罪深き我を哀れみ給え
されど我はこの世に杯を挙ぐ

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Zucchero の曲の解説はなかなか見つからないが、イタリア人を両親に持つ The Maryland Crustacean の解釈がいちばんピッタリときた。

この曲の構成や生まれた経緯の解説が優れていると思う。

Miserere: A Sinner’s Prayer Set to Contemporary Music | The Maryland Crustacean

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苦悩と永遠の祈りのデュエット

Zucchero の歌詞はこの世を謳歌する男の祈りだ。イエスの寓話に象徴される放蕩者で軽蔑される罪人ではない。しかし彼はこの世に何か大切なものが欠けていることに気づいている。神のない生活が空虚で無意味なことに気づき、神の慈悲を求めて叫ぶのだ。この曲の調べも編曲も天才のなせる技だ。ブルース歌手とオペラのテノール歌手のデュエットだが、神の慈悲を求める苦悩がブルース歌手によって歌われ、神への永遠の祈りを歌うテノール歌手によって古典的な彩りが添えられる。

Zucchero‘s lyrics are the prayer of a man who enjoys life and everything this world has to offer. He is not necessarily the profligate and despised sinner symbolized in Jesus’ parable (though he could be), but he nevertheless realizes that something fundamental is missing in his life. He realizes that life apart from God is empty and meaningless, so he cries out for mercy. The music and arrangements of the song are a stroke of genius: It is sung as a duet between a blues singer (reflecting the anguish of a man crying out for mercy) and an operatic tenor (lending the song a classical flavor to reflect the timelessness of a prayer for God’s mercy.)

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Bocelli を見いだした Zucchero

ブルース歌手は問題なかったが、テノールを誰に歌わせるかは問題だった。当初 Zucchero は Luciano Pavarotti に頼むつもりだった。しかしイタリアのマエストロに彼の構想を伝えるにはまずデモテープが必要だった。デモテープでテノールを歌ったのは当時無名だった Andrea Bocelli というピアノバーの歌手だった。デモを聴いた Pavarotti はこういったという。「素晴らしい曲を書いてくれて有難う。しかし私が歌う必要はありますまい。Andrea があなたと Miserere を歌えばいい。彼より優れた歌い手はいませんから・・・」

Zucchero would have no problem singing the part of the bluesman, but where could he find a tenor? His first thought was to ask Luciano Pavarotti, but he would need to at least produce a demo tape to give the Italian maestro an idea of what he had in mind. To sing the part of tenor on the demo, he turned to a then obscure piano bar singer by the name of Andrea Bocelli. After listening to the demo, Pavarotti reportedly told Zucchero “”Thank you for writing such a wonderful song. Yet you do not need me to sing it – let Andrea sing Miserere with you, for there is no one finer.” [i]

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そんな背景を知ったうえで「Miserere」を聴くと、改めて感慨が涌き起ってくる・・・

Miserere にはいろいろなバージョンがあるが、冒頭のものがいちばん好きだ。このほか Zucchero と Pavarotti のもの、Zucchero と Pavarotti と Bocelli が揃ったものもあり、いずれも素晴らしい出来だ。

なお、Miserere の英訳については U2 の Bono の訳が有名だが、筆者にとっては上記 The Maryland Crustacean の訳がいちばんしっくりときた。

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Andrea Bocelli & Sarah Brightman – Time To Say Goodbye | YouTube]

イスタンブールの目抜き通りで耳にして、レコード店に飛び込んで買ったのがこの曲だった。

当時ヨーロッパで爆発的にヒットしていた曲がヨーロッパの一角トルコまで伝わってきていた。

歌手も、歌詞も分からないまま、異国で聞いたソプラノとテノールのすばらしさに魅了された。

その後日本でも大ヒットすることとなる。

この歌がきっかけで盲目のテノール Andrea Bocelli[アンドレア・ボチェッリ]の CD を集めるようになった。当時はまだクラシックの棚に分類されていたけれど・・・

数多あるビデオの中で、舞台となる街や二人の雰囲気がよく出ているこのビデオが好きだ。

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「Time To Say Goodbye」というタイトルから長い間別れの曲だとばかり思っていた。

そうではなく、共に旅立とう、一緒に生きていこうという愛を誓い合う内容だと知ったのはつい最近のことだ。

人生の扉(フィレンツェ逍遥): “singoresabuの「Con te partiro’」の超意訳” by signoresabu: 16 September 2009

もともとは Andrea Bocelli の持ち歌「Con Te Partirò」コン・テ・パルティロ]だった。

あなたと一緒に旅立とう。
見知らぬ土地へ行き、そこで暮らし始めよう、

Con te partirò.
Paesi che non ho mai veduto e vissuto con te,
adesso sì li vivrò.

あなたと一緒に旅立とう、
誰も経験した事のない航海をして、あなたと一緒に生きて行こう。

Con te partirò su navi per mari che, io lo so no, no, non esistono più, con te io li vivrò.

この元歌のタイトルと歌詞の一部を変えたのが Sarah Brightman[サラ・ブライトマン]とのデュエット曲「Time To Say Goodbye」で、これが大ヒットした。

デュエット曲では「Con Te Partirò」の部分が「Time To Say Goodbye」と変わっただけだ。

二人の愛の決意の歌だと知って聞くと、改めて特別の感慨を覚える。

ことばが分からないということは時にとんでもない誤解につながる・・・

★ →[ビデオを見る:YouTube Video

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