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Posts Tagged ‘野口悠紀雄’

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原油価格の下落は“投機の時代の終わり”を示す|ダイヤモンド・オンライン

急激な価格下落は、投機資金の動向変化によるとしか考えられない。アメリカ金融緩和が引き起こした投機が終わって、投機資金が原油から逃げ出したのだ。

この10年程度の期間にわたって、世界的な規模で投機が発生していた。アメリカ住宅価格バブルから、ヨーロッパの住宅価格バブルへ、そして南欧国債のバブルへと、対象はつぎつぎに変わっていったが、基本的原因は、先進諸国(とくにアメリカ)が金融緩和をしていたため、投資資金の調達が容易だったことだ。

しかし、米金融政策の縮小で投機資金の調達が困難になり、こうした投機のサイクルがついに終わったのである。リスクの高い投機先から資金を回収する「リスク・オフ」現象が発生しているのだ。

投機資金引き揚げは、原油市場でも起こる。それに加えて原油価格の先行きが不透明になっているため、原油価格が急激に下落したのである。

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「物価上昇率2%」目標失敗で成長率がプラスに転じたという皮肉|ダイヤモンド・オンライン

物価上昇がGDPを押し下げ、物価下落がGDPを押し上げている。つまり、デフレ脱却目標が(一時的に)達成されたことによって経済成長率が低下し、その達成が遠のいたために経済が回復したのである。これは、デフレ脱却目標が誤りであることを明白に示している。

アベノミクスが目標とする「2%物価上昇率」が達成されないことによって、こうした好循環が実現するのである。

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日本経済の実態は、ピケティのモデルとは異なる|ダイヤモンド・オンライン

トマ・ピケティは『21世紀の資本』(みすず書房)で、所得格差に関する新しい見方を示した。これまで所得格差は、税制をはじめとする制度的な要因によって大きく影響されると考えられてきたのだが、ピケティは格差拡大のメカニズムは簡単なマクロ経済的関係で説明できるとした。このため、彼の著作は大きな話題を呼んだ。

しかし、彼の所論は、日本の場合には当てはまらない。これを以下に示そう。

ピケティの主張は欧米に対して検証したもので日本経済には当てはまらない|ダイヤモンド・オンライン

トマ・ピケティは、『21世紀の資本』において、格差の拡大が、簡単なマクロ変数で説明できるとした。前回は、そのようなマクロ経済の姿は日本では観察されないことを、GDPデータを用いて示した。以下では、同じことを法人企業統計のデータを用いて示そう。

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Thomas-Piketty

トマ・ピケティについては:

Thomas Piketty, the Economist Behind ‘Capital in the Twenty-First Century’ Is the Latest Overnight Intellectual Sensation | NYTimes.com

Mr. Piketty is by no means the first intellectual to have attained celebrity. But he may be the first to see his ideas — and his headshot — go viral. There was (must it be said?) no Twitter in 1964…

And what of Mr. Piketty? The ingredients of superstardom are all there. His big argument, made in surprisingly digestible prose, that “the rich get richer” is no mere throwaway line in the have-nots’ lyric of resentment but an iron law of the free-market system. His warning of calamitous “drift toward oligarchy” comes at a time when income inequality has begun to dominate public discussion and when the “war on poverty,” now 50 years old, has brought back memories of an activist government unafraid to address grave social ills.

If Mr. Piketty’s forthrightness suits the moment, so does his appetite for data. In the age of the cool-geek statistical wizardry of Ezra Klein and Nate Silver, Mr. Piketty has outdone them all, with his 15 years of research covering 30 countries (and counting). At the same time, his decision to spare readers the details of mathematical “modeling” (he directs readers to a website) shows a savvy awareness of 21st-century attention spans.

On Inequality Denial | NYTimes.com [Paul Krugman]

Piketty findings undercut by errors | FT.com

ピケティ『21世紀の資本論』はなぜ論争を呼んでいるのか | nikkei BPnet

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資金の流れが大きく変わった 世界のマネーはどう動くか? | ダイヤモンド・オンライン

金融危機の進展につれて、投機資金は、原油等の資源・商品に向かい、原油価格を始めとする一次産品価格を急騰させた。これらは実需の増加で引き起こされたものではなく、投機資金流入の結果だ。・・・

金融緩和の時代には、短期資金の借り入れが容易になるので、借り入れによって総投資額を中核となる資金(年金基金など)の何倍にも膨らませて(レバレッジを掛けて)投資していた。

しかし、金融緩和が終了すると、レバレッジを縮小させざるをえなくなる。したがって投機マネーの総額も縮小する。これにより、原油価格下落が引き起こされたと考えられる。

原油価格下落の原因として、シェールガス革命、中国製造業の成長鈍化、サウジアラビアの減産回避、等々が指摘される。これらは、原油の実需給に関するものだ。

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金利高騰で国債残高が雪ダルマ式に膨張し、日本経済が破綻へ向かう理由|ダイヤモンド・オンライン

しかし、財政に関する本当の問題は、基礎的財政収支の外で発生する。すなわち、国債の利払い費が増大し、それを国債増発で賄うことによって、財政赤字が雪だるま式に増大する可能性があるのだ。

すなわち、国債残高がすでに巨額であるため、金利が高騰すると国債の利払い費が急増するのだ。それを賄うために国債を発行すると、雪だるま式に国債残高が膨れ上がり、財政が破たんする危険がある(注1)。

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企業や家計にとって朗報の原油安を円安で打ち消す日銀の愚策 | ダイヤモンド・オンライン

原油価格の低下は、国民生活や産業活動にとって望ましいことである。しかし、日銀はそうした効果を円安で打ち消そうとしている。これほど愚かしい行動は考えられない。

一方、日銀は、13年4月の異次元緩和導入時に「2年程度の期間を念頭において消費者物価の前年比上昇率を2%にする」との目標を掲げているが、原油価格低下によって、この目標は遠のく。企業や家計にとって望ましい変化を日銀だけが喜べない事態となっている。日銀は、このため、追加緩和を行なった。日本経済にとってプラスになる事態を打ち消そうとするのは、誠にもって奇怪な事態だ。仮にそれによって消費者物価上昇率が2%を超えたところで、経済には何らプラスの影響はない。

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