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Archive for the ‘分析’ Category

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Matthew Panzarino の非常に示唆に富んだ考察。

The Apple Watch Is Time, Saved | TechCrunch

Apple Watch を実際に使ったひとたちから取材した Panzarino は iPhone を使う機会が減ったという話を何度も耳にしたという。

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電話を使わなくなった

Apple Watch を試したひとの話ではこれまでと比べて電話を使う回数がはるかに、極端なまでに減ったという。返事したり、手首を見たり(glance)、口述するのにタップするだけで済むのは、これまでの iPhone を取り出して、ロックを外し、容赦なく注意を向けることを迫ってきたやり方とは甚だしく異なる。

People that have worn the Watch say that they take their phones out of their pockets far, far less than they used to. A simple tap to reply or glance on the wrist or dictation is a massively different interaction model than pulling out an iPhone, unlocking it and being pulled into its merciless vortex of attention suck.

ほとんど日中は電話を使うのを辞めたとあるユーザーは語った。これまで取り出しては使っていたのに、もうそうしなくなったというのだ。スマートフォンスクリーンのブルーの輝きがこの10年というものソーシャルなやりとりを支配してきたことを考えるとこれは正気とは思えない事態だ。

One user told me that they nearly “stopped” using their phone during the day; they used to have it out and now they don’t, period. That’s insane when you think about how much the blue glow of smartphone screens has dominated our social interactions over the past decade.

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時間を取り戻す

スマートフォンを辞めてしまうというのではない。ファウストとの悪魔の契約はすでに結んでしまった。情報と通信の全宇宙にアクセスするため、つるつるのガラスの祭壇に我々の注意力(attention)という血を捧げるのだ。

You’re not going to give up your smartphone. That Faustian bargain has already been struck. We get access to an entire universe of information and communication and we sacrifice our bloody attention on its smooth glass altar.

しかし Apple Watch はその注意力の一部 — もっと重要には時間(time)そのもの — を取り戻してくれる。

But the Apple Watch can return some of that attention and, more importantly, time back to you.

Apple Watch を語るとき最も重要な尺度は取り戻される時間(time saved)なのだ。

This will be the Apple Watch metric to track: time saved.

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Apple Watch のマーケット

それが Apple Watch が狙うマーケットだ。リッチな連中でもなければ、テクノギークでも、熱烈なアップル信者でもない。時間を取り戻したいひとが対象なのだ。そしてそれは非常に大きいターゲットだ。

And that is the target market of the Apple Watch. Not “rich people” (though there’s a model specially for them), not “tech geeks” and not “Apple fanatics.” It’s people who want more time, and that is a very large target.

ある意味これがアップルがハッキリさせるのに困難を感じてきたことなのだ。これこそが Apple Watch を使う主たる目的だ。単なる「通知センター」ではない。これ以上余計なものに注意力を割かずに済むということなのだ。

This, for some reason, is the thing that Apple has had a hard time articulating. This is the primary use case of the Watch. It’s not just that it’s a “notification center”; it’s that it allows you to act without any additional distraction.

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いつの日か・・・

いつの日か Apple Watch は不可能を可能にするかもしれない。電話を使わなくても済むようになるかもしれないのだ・・・

Perhaps someday, the Apple Watch could do the impossible: it could make you stop using your phone.

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電話に奪われた個人の時間を取り戻すことこそ Apple Watch の狙いだという Panzarino の指摘はとても新鮮だ。

Apple Watch を「attention」(ユーザーにとって無限にあるわけではない注意力、意欲、エネルギー、なかんずく「時間」)という視点で捉えたのは彼が初めてではないかと思う。

この文章は、要約や一部ではなく、全体をとおして読むことをぜひお勧めする。

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自動車についても造詣の深い Horace Dediu が自動車産業を理解するためのポイントをまとめている。

新たに参入しようとする「新規参入者への十戒」という形なのだがこれがなかなかおもしろい。

The Entrant’s Guide to The Automobile Industry | Asymco

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「新規参入者への十戒」

1. It’s easier to design and build a Ferrari than a Ford.
2. Low-end disruption happened early in the adoption curve.
3. Almost all meaningful innovation occurs in the production system (not the vehicle).
4. To understand how cars will or won’t change, study roads.
5. There has never been a disruption based on drivetrain innovation.
6. China is the largest production (and consuming) nation.
7. Almost all car companies own each other.
8. For most motorists, congestion is a bigger problem than any vehicle deficiency.
9. Contract manufacturing is nearly non-existent.
10. It’s easier to make a car go fast than to make it go far.

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とくにウワサされるアップルとの関係で興味深いのがその3番目だ。

プロダクションシステムこそカギ

重要な技術革新はほぼすべて — 車両そのものではなく — プロダクションシステムで起きている。車両の進歩も多々あるが、自動車産業を動かす力という意味ではそれほど重要ではない。新しく自動車会社を興そうとしている場合もそうだ。フォード、GM、トヨタの今日の揺るぎない力の源泉はプロダクションシステムの技術革新がもたらしたものだ。もし自動車の「Next Big Thing」を知りたいのなら、新しいプロダクションシステムを探るべきだ。

Almost all meaningful innovation occurs in the production system (not the vehicle). The improvements in vehicles are many but they have not been meaningful in the sense of shifting any of the power in the industry. Certainly not to new companies. The production system innovations of Ford, GM and Toyota allowed them to establish what is to date an unassailable power base of production. If you want to find the next “big thing” in automobiles, look for a new production system.

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電気自動車[electric car、EV]だの自動運転車[self-driving car、driverless car]だのと騒ぐのはひょっとしたら見当違いなのかもしれない・・・

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[プッシュ通知:image

昨年9月のイベントで Apple Watch が登場したときはあまりに時計然としているのを見て正直ガッカリした。いくらなんでも「時計」では芸がなさ過ぎると思ったからだ。

その後も聞こえてくるのはもっぱらファッションアイテムとしての「高級腕時計」の話がほとんど。

それなのに Jony Ive や Tim Cook の自信がどこからくるのかよく分からない。どうもピンとこないのだ。

そんな中で「アプリが姿を消す」という MG Siegler の視点が非常に興味深かった。

Push It Real Good | ParisLemon

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「プッシュ型デバイス」

時刻を調べるのが Apple Watch のメインの使い方でないことは明らかだ。時刻を調べるのは「プル型デバイス」のやり方だ。Apple Watch は「プッシュ型デバイス」(push device)だ。時計との主たる接点はプッシュ通知なのだ。

In fact, it seems quite likely that checking the time will not be the main way people interact with the device. Checking the time is a pull thing. This is a push device. The main point of contact will be push notifications.

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プッシュ通知

Apple Watch では iPhone に比べてプッシュ通知(push notification)がはるかに重要になる。電話ではもっぱらアプリに誘導するのが役目だ。たしかに通知の動作が少し便利になってはいるもののやはり限定的だ。アプリを開くにはもうワンクリックすることが必要だ。だったらいっそのことアプリを開いてしまったら?

On the Watch, the push notification will be far more important than with the phone. With the phone, they mainly serve to get you back into the app. Yes, it’s slightly more convenient to use rich actions in the notification, but they’re limited. The app is just a click away. Why not just open it?

Apple Watch ではアプリを使うのに電話を取り出して、ロックを外し、アプリが起動するのを待つ。Apple Watch ではこの一連の動作をスムーズにやるだろう。しかしそもそも電話を取り出さずに済むのであればどんなに早くて、便利だろうか?

With the Watch, getting to the app means pulling out your phone, unlocking it, and waitng for the app to load. Apple Watch allows you a way to seamlessly do this, but it will be so much faster and better not to have to pull out your phone.

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姿を消すアプリ

かくて通知はレベルアップしようとしているのだ。これはすごいことだ。そんな力を引き出せるように開発者は細心の注意を払って頭を働かさねばならない。手首にスパムを放ったりするようではアプリが削除されるのがオチだ。

So notifications are about to get elevated, big time. And developers will have to be both smart and cautious about how they wield such power. Spam someone’s wrist and your app is as good as deleted.

それとも新しいタイプの、アーリーアダプターにとって必須不可欠のアプリを作るか。ほんとに姿を消してしまうアプリを・・・

Or, create a new kind of app that early adopters can’t live without. An app that may actually disappear.

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インタラクションパラダイム

Apple Watch のプッシュ通知をよりベターかつハイレベルでコントロールする方法をアップルが作ってくれるものと思いたいし、そう願っている。アップルがこの新しくレベルアップしたインタラクションパラダイム(interaction paradigm)をどうアプリに反映させるのか — それを見るのが待ち遠しい!

I have to assume – and hope – Apple will come up with a better, more granular way to control push notifications that go to Apple Watch. And I can’t wait to see how apps will use this newly elevated interaction paradigm.

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アプリを開かずに済む、したがって「アプリそのものは姿を消す」という点に注目したのは MG Siegler が初めてではないかと思う。

ガジェットが姿を消す」という点に初めて着目したのは David Carr だった。iPad を使っていると、ハードそのものはどこか意識の外へ姿を消して気にならなくなり、あとはソフトそのものに没頭できるのだと。

これはまさに iOS デバイスの本質を衝く視点だと思う。マックのマルチウインドウと違って、iPhone や iPad ではシングルウインドウがアプリそのものであり、どんなアプリに変化できるかを示すのがホームスクリーンだ。

MG Siegler は手首をタップするプッシュ通知こそ Apple Watch の本質だと捉える。そのプッシュ通知が iPhone のときよりいかに進化するかがカギだと・・・

彼がこの点に注目したのは Apple Watch が登場する前、WUT というアプリが登場したときだった。

There Is No App | Medium

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通知はメッセージである

WUT のいちばん興味深い側面を見落としていると思う。それは通知がメッセージであるという点だ。

[…] But I think it overlooks the truly interesting aspect of Wut: the notification is the message.

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最初のアプリ

自分の知るかぎり WUT が最初のアプリだ。もっぱらアプリ自体が開かないで使われるという意味で。WUT が伝えるすべてのメッセージはプッシュ通知としてのみ存在する。唯一アプリを開くのは WUT を送りたいときだけだ。

What I mean by that is simple: WUT is the first app I recall seeing where the majority of usage occurs without opening the app itself at all. Every single message exists only as a push notification. The only reason to open the app is if you want to send a WUT (or to mute someone, or now to WUT WUT).

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開かずにすむアプリ

これは非常に興味深いことだと思う。我々の日常はますますメッセージアプリで溢れかえっている。アプリを差別化するのはスピードだ。WUT も Taptalk も、それに Yo  ですらひたすらスピード、スピードを求めている。使うのに開くことさえ不必要になればこれ以上早いアプリなんてあるだろうか?

I find this fascinating. We live in an era increasingly inundated with messaging apps, so one key differentiating factor is speed. WUT, Taptalk, and yes, even Yo — speed, speed, speed. And what’s faster than an app you don’t even have to open to use?

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通知レイヤーだけの存在

いいかえれば、アプリを使うのに開くことさえ不要になる時代がもうすぐやってくるということだ。たしかにアプリ自体はデバイスに搭載されている。だがそのインターフェイスは電話のトップレイヤー、すなわち通知レイヤーに存在するだけなのだ。

In other words, very soon, you may not need to open an app at all in order to interact with it. It still lives on your devices, but its interface entirely resides on the layer on top of your phone: the notification layer.

もしアプリが存在しても、開かなくてもよくなるとしたら・・・

If an app seems to exist but you never have to open it…

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McLuhan ばりの「通知はメッセージである」がキモだろう。

開かずにすむアプリ、「アプリが姿を消す」という視点は注目すべきだと思う。

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[サムスンの売上高、利益率、出荷台数がピークに達したのは:Asymco

3期連続で売上げが減少したサムスン[売上高は前年同期比 20% 減、営業利益に至っては 60% 減]に厳しい目が向けられるようになった。

予想より40% 減の Galaxy S5 売上げ、スマートフォン品揃えの縮小、売れない在庫増、経営陣の交代などの話が聞こえてくるようになった。中国でサムスンを追い抜いた Xiaomi が、こんどはインドでサムスンに狙いを定めたという話もある。

少し前になるが Horace Dediu によるサムスンのスマートフォン事業分析が興味深い。

Faster Followed | Asymco

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目覚ましかったサムスンの伸び

サムスンのスマートフォン事業の成長は目覚ましいものがあった。たった2年弱でトップメーカーの座に登り詰めたからだ。アップルだけでなく Android メーカーすべてを席巻したのだ。

それだけではない。中国およびインドという世界最大のマーケットもサムスンが圧倒した。

これらすべてのことがスマートフォンの寿命である2年の間に起きたのだ。

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2014 年に伸びが止まった

ところが 2014 年にまずいことが起きた。突如出荷台数の伸びが止まったのだ。マーケット全体がそうなったのではない。マーケットはあいかわらず伸び続けていた。サムスンの伸びが止まっても他のメーカーには影響は出ていない。有望な Lenovo や Xiaomi、それにごくローカルな二流、三流メーカーにも影響を与えてはいない。

But something went wrong in 2014. Growth in shipments suddenly stopped. This was not a problem with the overall market, which kept growing. The slowdown did not affect other vendors, especially the up-and-coming Lenovo and Xiaomi and the second and third tier vendors whose names are known only in the local markets they serve.

その結果は冒頭のグラフに見て取れる。

The result of this slowdown is shown in the following graphs:

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ピークは 2013 年第3四半期

出荷台数減少には売上高の減少、もっと大きい度合いで利益率の減少が先行することに注目して欲しい。サムスンの場合売上高や利益率がピークに達したのは 2013 年第3四半期だった。出荷総量は 2014 年の第1四半期まで伸び続けた。直前の四半期ですら出荷台数は前年同期並みの水準だ。しかし利益率は 2011 年のレベルまで下落してしまっている。

Note how the wobble in units shipped was foretold by slowing revenues and an even more profound effect in profits. Peak revenues and profit occurred in Q3 2013 while volumes continued to grow until Q1 2014. Even in the last quarter, shipments are at near year-ago levels. Profits however have dropped to 2011 levels.

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[スマートフォンの出荷台数:Asymco

伸び続ける他社

一方アップルの出荷台数は伸び続けている。Lenovo も Huawei も Xiaomi もみな伸びている。 Xiaomi にいたっては気味が悪いくらい 2010 年当時のサムスンそっくりだ。とうとうサムスンの 2011 年第2四半期のレベルに達してしまった。サムスンが10年以上も電話を作っているのに対し、Xiaomi は作りはじめてまだたったの2年だ。

At the same time, Apple shipments continue to grow as do those of Lenovo, Huawei and Xiaomi. Xiaomi in fact is growing in a trajectory eerily parallel to that of Samsung from 2010. It just hit the same level of volume that Samsung had in Q2 2011. And Samsung had been making phones for decades while Xiaomi is barely two years old.

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サムスン成功のカギは

Nokia や Blackberry のような他のベンダーの栄枯盛衰をみてくると、そもそも何が携帯電話ビジネスの成功と失敗をもたらすのかと考えたくなる。サムスンの経営陣によれば成功のカギは動きのスピード、プロダクト・ミックス(製品構成)、ポートフォリオの選択肢にあるという。

Having seen a boom/bust rise/fall pattern with other vendors (e.g. Nokia and Blackberry) it should behoove us to ask what are the causes of success and failure in this business. Samsung management suggests that they perceive speed of action, product mix/portfolio choices and hardware experimentation are the keys to their success.

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サムスンと異なる行動原理

しかしサムスンを食って急激に勃興してきたライバルたちは同じ経済原理では動いていない。中国のアップルと称される Xiaomi はデザインやブランド、細部へのこだわり、ソフトウェアなどを差別化のポイントにしている。Lenovo はコンピュータにルーツを持ち、企業買収で規模を拡大している。Huawei や ZTE はネットワーク構築および携帯電話業者との関係構築をテコにしている。

However, competitors which are rising rapidly (at the expense of Samsung) are not acting in the same way. Xiaomi is patterned as a Chinese Apple, offering design, brand, attention to detail and software as differentiation. Lenovo is building on its computing roots and expanding with acquisition. Huawei and ZTE leverage networking business and operator relationships.

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二分化するマーケット

この因果関係に対する明快な答えは、マーケットが二分化しつつあること — ソフトとハードが一体化したアップルや Xiaomi のような「上位の」マーケットと、ローエンド企業が崩壊の苦しみに喘ぐ「下位の」マーケットに二分化しつつあることが原因だ。どちらも非消費[?]が競合相手だ。上位マーケットはサービスの非消費という意味で、下位マーケットは機能の非消費という意味で。

The crisper answer to causality may be that the market is bifurcating into an “upper” market where new jobs-to-be-done are being explored with integrated offerings (Apple and Xiaomi) and a “lower” market which is in the throes of low-end disruption. Both are competing with non-consumption though the upper market is service non-consumption and the lower market is feature non-consumption.

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いつまでも「ベター」では

サムスンはその間で動きがとれなくなっている。既存のマーケットに捉われ、既存製品の枠の中に止まっている。そしてライバルより「ベター」だと広告で声高に主張する。しかし相手よりベターだという比較優位は決して強固なものではない。いずれは「まあまあの程度」(good enough)になるか、あるいはもっと敏速で機敏なライバルが登場することになる。

Samsung is stuck right in the middle[1] It defines itself on the basis of what exists. It competes only within a defined market and positions itself agains existing products. They claim to be “better” than the competition and make the point loudly with their advertising. However, being better is never a solid foundation. At some point you’ll be either good enough or someone more agile will be faster than you.

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追いつかれる立場

真っ先に飛びついてきた追随者(fast follower)もいつかはすぐに追いつかれる立場になる。新たな征服地を早く探す必要があるのだ。

At some point the fast follower exposes themselves to being faster followed. Better to find new lands to conquer.

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Horace Dediu は以前「サムスンに未来はあるか」の中で、サムスンの成功の秘密は真っ先に飛びつく追随者(fast follower)という modus operandi[仕事のやり方、手法]にあると述べた。

スマートフォンの出来上がったマーケットに参入して、巨大な資本投資を行なうことによって先導する企業(first-mover)に真っ先に飛びつき追随する。このやり方でソニーや他の日本のメーカーを制覇した。アップルに対してもすぐさま追随した。

その追随者がこんどは追いつかれる立場になってしまったというのが彼の結論だ。

追いかけるだけではいずれ追いつかれてしまう。残されたチャンスは新しいカテゴリーの創出しかないと・・・

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必見 → アップルが成功しているのはデザインやユーザー体験のせいだけじゃない

アップルのあまり語られざる側面(とそれを支えるひとびと)について・・・

Joe Cieplinski – The Back of the Fence | Vimeo

The Back of the Fence | Marco.org

Highly recommended.

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What next, Samsung? | Asymco

Samsung’s operating model seems to be to invest as a ‘fast follower’ filling in the market after it’s established while leveraging capital intensive components synergies… If the modus operandi does not change then their turnaround will depend on the creation of new opportunities/categories.

On the trajectory of successful companies | Asymco

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[Tim Cook]

Gruber の視点の最終回

Daring Fireball: “Thoughts and Observations Regarding This Week’s Apple Event Introducing the iPad Air and Retina iPad Mini” by John Gruber: 26 October 2013

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もしジョブズが生きていたら

時は容赦なく過ぎて行く。次々に出る製品、繰り返されるキーノート、ジョブズ亡き後のアップルが徐々に姿を現すのをわれわれは目にしている。「もしジョブズが生きていたらこんなことは起きなかった」というアップル専門家たちのことばはこれから何十年も繰り返されるだろう。そのほとんどは見当外れだが、中には真実味のあるものもある。ジョブズが生きていたら、今のアップルは違った会社になっていたかもしれない。それはアップル内部の者であれ、外部の者であれ、誰も否定できない。

The march of time is inexorable. Product by product, keynote by keynote, we are seeing the post-Steve Jobs Apple emerge. The “This never would have happened if Jobs were still around” vein of Apple punditry will be with us for decades to come. Most of it is deeply misguided. But some of it rings true. Apple today is a different company than it would be if Jobs were still there. No one denies this, inside or outside the company.

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iOS 7

ではどう違っていただろうか? 敢えてそのひとつを取り上げれば、それは iOS 7 だと思う。

But what are those differences? I’m going to go out on a limb and name one: iOS 7.

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本気で実行するつもり

ジョブズの好みを自分が知っているというつもりはない。誰も知らないし、それがジョブズのジョブズたる所以だ。しかし推測してみることは可能だ。私の推測では、ジョブズはこの方向(iOS 7)は支持しなかったのではないかと思う。iOS 7 のルック&フィールについて個々人がどう考えているにせよ、ここで誰も考えつかないことをいうつもりはない。iOS 7 を褒めるつもりもなければ貶すつもりもない。しかし Tim Cook がジョブズから「スティーブならどうしただろうか?」ではなく「アップルにとって何が最善か?」を自分自身で判断するようにアドバイスされたと語るとき、それは Cook が本気でそれを実行しようとしている確たる証(あか)しだと思う。

I’m not going to pretend to know Jobs’s taste — no one could, that’s what made Steve Jobs Steve Jobs — but I can certainly make a guess, and my guess is that he would not have supported this direction. I don’t think I’m saying anything here we haven’t all thought, regardless what we each think of the iOS 7 look and feel individually. This is neither damning nor praising iOS 7. But I do think it’s a tangible sign that Tim Cook means it when he says that Jobs’s advice to him was never to ask “What would Steve have done?” but instead to simply ask “What is best for Apple?” and judge for himself.

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アップルだからこそできる技術

それでもアップルが火曜日に発表したハードウェア — 米国組み立ての Mac Pro から新しい iPad まで — を見たら、きっとジョブズも気に入ったに違いない。アップルはエンジニアリングとデザインの面でいくつかメジャーな進歩を遂げた。2010 年のオリジナル iPad の発表の際 A4 システム・オン・チップ[SoC:System-on-a-Chip]がベールを脱いだとき、ジョブズは異常なほどの自信を見せた。インハウスでカスタムシリコンチップを作ることはアップルにとってまったくの新機軸だった。以来アップルは着々と努力を重ね、次々に A5、A6、A7 というカスタムチップを成功させた。ライバルが使う市販チップセットや部品に少しず水をあけてきたのだ。アップルのチップデザインチームはエンジン全開だ。どうしてたった1年で iPad Air はあれほど薄く、軽くなったのか? どうしてたった1年で iPad Mini はほとんど重さを増やすことなく Retina 化でき、パフォーマンスを4倍増にできたのか? どちらの疑問に対する答えも同じだ。それが A7 だ。A7 こそ「アップルだからこそできる」類いの技術なのだ。ジョブズもきっと小躍りして喜んだに違いない。

But the hardware Apple showed Tuesday — everything from the assembled-in-the-USA Mac Pro to the new iPads — that, I think Steve Jobs would have simply loved. Apple has pulled off some major engineering and design advances. Jobs took inordinate pride when he unveiled the A4 system-on-a-chip during the introduction of the original iPad in 2010. Doing custom silicon in-house was a new direction for Apple, and they’ve continually upped their efforts in this regard. Each successive generation — A5, A6, A7 — has been more customized, and less like the off-the-shelf chipsets and components used by competing device makers. In short, Apple’s chip design team is firing on all cylinders. How did the iPad Air get so much thinner and lighter in just one year? How did the iPad Mini gain a retina display and quadruple in performance with almost no increase in weight to accommodate a larger battery in just one year? The answer to both questions is the same: the A7. The A7 is an “only Apple could do this” piece of technology, and Jobs would have exulted in it.

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『マシンを作るマシン』

古いビデオ — 1990 年の NeXT カリフォルニア工場『マシンを作るマシン』(The Machine to Build the Machines)のビデオのことをいつも考える。このビデオを見て、その後で当時の Fortune の短い記事を読んで欲しい。アップルが新しく米国で組み立てる Mac Pro こそその夢が最高潮に達したものだと思わずにはいられない。

And I keep thinking about this old video from 1990 of a NeXT computer factory in California, “The Machine to Build the Machines”. Watch that, then read this brief piece from Fortune back at the same time, and it’s pretty hard not to see Apple’s new assembled-in-USA Mac Pro as the culmination of the same dream.

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果たして・・・

このようにして組み立てたいとアップルが願うのは果たして Mac Pro だけだろうか・・・

I doubt the Mac Pro is the only product Apple wants to assemble like this.

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10月のアップルイベントの直後に、このような徹底的分析をまとめることのできた Gruber の力量は大したものだと思う。

常に大局的な視点に立ち、しかもその視点がブレないところはさすが・・・

         — 完 —

★ →[原文を見る:Original Text

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《関連》

アップルイベントはつまらなかったか — Gruber の視点(1)
ソフト無償化のインパクト — Gruber の視点(2)
どちらの iPad を選べばいいか — Gruber の視点(3)
Pro ラインと iWork から見えてくるもの — Gruber の視点(4)
・ティム・クックの新時代— Gruber の視点(5)[本稿]

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Mac_Pro_(RED)

真っ赤な Pro

Gruber の視点のつづき

MacBook Pro、Mac Pro、iWork について・・・

Daring Fireball: “Thoughts and Observations Regarding This Week’s Apple Event Introducing the iPad Air and Retina iPad Mini” by John Gruber: 26 October 2013

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MacBook Pro の選択

iPad に比べれば、MacBook Pro のアップデートの方が簡単だ。MacBook Pro と MacBook Air のどちらを選ぶかは、少なくとも自分にとっては iPad Air と iPad Mini のどちらを選ぶかよりはるかに簡単だ。

The updated MacBook Pros pose a simpler story than the new iPads. Choosing between a MacBook Pro and MacBook Air is, to my eyes at least, far easier than choosing between an iPad Air and iPad Mini.

いちばんの関心事がパフォーマンスとディスプレイの画質なら、MacBook Pro を選択するだろう。バッテリーライフと重さが関心事なら MacBook Air を選択するだろう。しかしここでもアップルはこの2つの間のギャップを狭め続けている。最新の Air は前のものより速い。最新の Pro は薄く、軽く、価格も安く、バッテリーライフもよくなった。(アップルによれば 13 インチ Pro で9時間。正直いって信じられないほどだ。かつて「4.5 時間」のバッテリーライフが最高水準だったころにはとても信じ難いものだ。)

If your primary concerns are performance and display quality, you want a MacBook Pro. If your primary concerns are battery life and weight, you want a MacBook Air. Again, though, Apple continues to narrow those gaps. The latest Airs are faster than ever before. The brand-new Pros are thinner, lighter, lower-priced, and get better battery life (9 hours for the 13-inch Pro, according to Apple, which quite frankly sounds amazing to my ears; it doesn’t seem like that long ago when “4.5 hours” of battery life was state-of-the-art).

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iPad Pro の可能性?

もうひとつ、iPad Air や Mini とも関連してくることがある。もし iPad Air と Mini の違いが 11 インチと 13 インチ MacBook Air のようであり、何もつかない「iPad」というモデルがもはや存在しないということなら、iPad Air という名称は iPad Pro を出す準備ではないのか? 自分にはそう思える。今すぐではないかもしれないが、いずれ近い時期に・・・

And one last thought, circling back to the iPad Air and Mini. If the iPad Air and Mini are sort of like the 11- and 13-inch MacBook Airs, and there is no longer a model named just-plain “iPad”, does the iPad Air moniker set the stage for an iPad Pro? I’m thinking yes. Maybe not soon, but soon enough.

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iWork の機能後退

新しくなった iWork アプリの Mac バージョンでは機能が後退した(functional regressions)というたくさんの苦情が今週あった。その失望はもっともだ。メジャーなソフトウェアアップデートでこれまで使ってきた機能が削除されるなんて誰も望まない。しかし最近のアップルの歴史を見れば驚くにあたらないのも事実だ。たとえば Final Cut Pro X と iMovie 08 のケースがその例だ。アップルは決して iWork アプリ Mac 版の機能後退を軽んじているワケではない。しかしアップルのミスでもないのだ。

There’ve been a lot of complaints this week regarding functional regressions in the Mac versions of the new iWork apps. The disappointment is justifiable; no one likes having features they rely upon removed in a major software update. But given Apple’s recent history — Final Cut Pro X and iMovie 08 to name two examples — no one should be surprised, either. I don’t think anyone at Apple took these functional regressions in the Mac version of the iWork apps lightly, but they are no mistake, either.

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何が最優先事項か

問題の本質はこういうことだと思う。物事には優先順位があるが、アップルの最優先事項は iPhone、iPad、ウェブおよび Mac というクロスプラットフォームで同等の機能を持たせることなのだ。世界中を見渡しても、電話やタブレット、デスクトップのネイティブアプリとウェブアプリが完全に同等であるオフィスプラットフォームは存在しない。他の会社では別の優先順位がある。例えばマイクロソフトでは完全な機能(feature-completeness)という考えが DNA に組み込まれている。モバイル版との機能の整合性を保つため Microsoft Office for Windows から機能を削除するなんて想像を絶するのだ。

The bottom line as I see it: you need to have clear priorities, and Apple’s highest priority here was clearly cross-platform parity for iPhone, iPad, web, and Mac. No other office platform in the world has that — complete parity between native apps for phone, tablet, desktop, and a web app. Other companies have different priorities; Microsoft, for example, has feature-completeness built into its DNA. A version of Microsoft Office for Windows that removed functionality to achieve parity with the mobile version is unimaginable.

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今や iOS がメイン

はっきりした優先順位がある場合、二次的、三次的機能は犠牲にされる。アップルの Mac に対する意欲は — 最新の Mac Pro や業界をリードする MacBook のラインアップなどのすべてのハードウェアから毎年アップデートされるようになった Mac OS X に至るまで — 引き続き変わっていないと思う。しかし今やアップルにとって iOS がメインのプラットフォームになっており、iOS にとっては iWork のすべてのスイートに同等の機能を持たせることがこれまで以上に好ましいのだ。これまでは iOS 版のアプリは Mac 版のほんの一部分しかサポートしていなかったからだ。

But whenever you have clear priorities, secondary and tertiary features have to be sacrificed. I think Apple’s continuing commitment to the Mac is clear — everything from hardware like the all-new Mac Pro and a MacBook lineup that leads the industry, to the now annual updates to Mac OS X. But iOS is Apple’s primary platform, and it’s better for iOS to have the entire iWork suite at parity than the previous situation, where the iOS versions of the apps supported only a subset of what the Mac versions did.

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iWork for iCloud の役割

今回アップデートされた iWork for iCloud もまたなかなかすばらしい。アップルはウェブには弱いという通説に反するものだ。そもそも iWork for iCloud は何を目的にしているのか? 2つの目的があると自分は考える。ひとつは、iWork の事実上のウィンドウズ版という役割だ。実際にネイティブなウィンドウズ版を書かなくても済むのだ。ウィンドウズ世界に火を放つものではないし、そういう意図もない。それがあることでウィンドウズ PC の iPhone/iPad ユーザーは、iOS デバイスで作った書類を(ウィンドウズ PC で)見たり編集できるようになるのだ。もうひとつは、どのウェブアプリもそうだが、Mac ユーザーにとってすらすばらしい「ユニバーサルアクセス」になることだ。iCloud に書類を保存すれば、近くに Mac や iPad がなくても、イザというときは世界中どこからでも、どの PC や Mac からでも書類を開くことができる。6月の WWDC で登場したバージョンと比べても、今週アップデートされた iWork for iCloud は大きく前進したように思える。たった4か月で驚くべき進化を遂げたのだ。

Also, the updated version of iWork for iCloud is pretty slick, standing in contradiction to the rule of thumb that Apple stinks at web stuff. But what’s the point of iWork for iCloud? I think it’s two-fold. First, it’s effectively the Windows version of iWork, without Apple having to write an actual native Windows version. It’s not going to set the Windows world on fire, but it’s not intended to. It’s there so that iPhone and iPad users with Windows PCs can view and edit their documents created on iOS devices. Second, as with any web app, it’s an excellent “universal access” even for Mac users. Store a document in iCloud, and in a pinch, even without your Mac or iPad handy, you can open it from any PC or Mac anywhere in the world. It also seems to me that this week’s update to iWork for iCloud is a rather amazing step forward from the version that debuted at WWDC back in June — a tremendous amount of progress in just four months.

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Mac Pro のベース価格

2999 ドルというベース価格は自分の予想どおりだった。値段で尻込みするひとは、たとえば iMac や飾り立てた[?]Mac Mini 以上には Mac Pro が提供するものを必要としないひとだろう。

The $2999 starting price is about what I’d expected. Anyone put off by the price probably doesn’t need what the Mac Pro offers over and above, say, an iMac or a decked out Mac Mini.

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4K ディスプレイ

自分にとって大きな失望は、アップルが 4K Cinema Display をいっしょに発表しなかったことだ。4K ディスプレイ3台を同時に駆動できるマシンを作ったのに、なぜディスプレイは作らないのか? これはデスクトップコンピュータに Retina 時代をもたらすマシンだ。アップルにはディスプレイを駆動できるマシンだけでなく、ディスプレイそのものも作って欲しい。

The big disappointment for me is that Apple did not announce 4K Cinema Displays to go along with it. Why make a machine capable of driving three 4K displays but not make the displays? This is the machine that will take desktop computing to the retina era, but I want Apple to make the displays too, not just the machine that powers them.

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個々の情報にふりまわされるのではなく、大局的な視点からズバリ本質に触れる — それが Gruber の魅力だ・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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《関連》

アップルイベントはつまらなかったか — Gruber の視点(1)
ソフト無償化のインパクト — Gruber の視点(2)
どちらの iPad を選べばいいか — Gruber の視点(3)
・Pro ラインと iWork から見えてくるもの — Gruber の視点(4)[本稿]
ティム・クックの新時代— Gruber の視点(5)

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Two_iPads_To_Tango

Gruber の視点のつづき

今回は2つの iPad について・・・

Daring Fireball: “Thoughts and Observations Regarding This Week’s Apple Event Introducing the iPad Air and Retina iPad Mini” by John Gruber: 26 October 2013

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Air — 空気のような軽さ

iPad のフルサイズのモデルを「iPad Air」と呼んだことにすべてが言い表わされている。たった1年で Air の重さは 30% 減り、幅もかなり狭まり、性能は倍加した。どんな製品にとっても重さは重要だが、もっぱら手に持って使うことを主とするデバイスにとっては特にそうだ。初めて手に持ったときは衝撃的だ。

Calling the new full-size model the iPad Air says it all. In one year, the iPad Air has dropped 30 percent of its weight, narrowed considerably, and doubled in performance. A weight drop like that is significant for any product, but especially so for a device that is primarily used while being held in your hands. It’s startling when first you hold one.

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さらに変化した Mini

たった1年の変化としては、新しい Mini にはさらに驚かされる。昨年のオリジナル Mini は「ミニなのは、サイズだけ」(every inch an iPad)と銘打たれたが、それはどこをとっても iPad 2 と同じという意味だった。オリジナル Mini は Retina ディスプレイではなく A5 チップで、iPad 3/4 より一世代遅れたものだった。だから今年の Mini は Retina ディスプレイになっても、プロセッサは A6 どまりだろうと自分は考えた。最先端の 9.7 インチ iPad より1年遅れになると考えたワケだ。しかし私は間違っていた

The new Mini is an even more impressive year-over-year update. Last year’s original Mini was billed as “every inch an iPad”, but what they meant by that was that it was every inch an iPad 2. The original Mini’s non-retina display and A5 chip put it one generation behind the iPad 3/4. My expectation was thus that this year’s Mini would maybe get a retina display, but regardless of display would get an A6 processor — more or less keeping it about a year behind the 9.7-inch iPad state of the art. I was wrong.

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違うのはサイズと価格だけ

自分の見た限り — アップルもそういっているが — iPad Air と Mini の唯一の違いはスクリーンサイズと 100 ドルの価格差だけだ。同じ性能、同じストレージオプション、同じカメラだ。この iPad Mini は今年の10月ではなく来年の10月に登場するものと自分は予想した。新しいモデルの価格は高くなったが、技術的には Air と同等で、オリジナル iPad mini(16 GB)が 299 ドルにとどまったことを考えれば、昨年の Mini の価格が 329 ドルという奇妙な数字だったのよりはるかに納得できる。

From what I’ve seen, and what Apple has said, the only differences between the iPad Air and the Mini are the screen size and $100. Same performance. Same storage capacity options. Same cameras. This is the iPad Mini I expected to see in October 2014, not 2013. The price for the new models has gone up, but given that the new Mini has achieved technical parity with the Air, and that the original iPad Mini remains available in a 16 GB configuration for just $299, the Mini’s pricing structure makes more sense than last year’s oddball starting price of $329.

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どちらの iPad を選べばいいか

自分は iPad Mini への転向者だ。昨年数週間使っただけで Mini が自分にとって唯一の iPad になった。自分の場合ほとんど読書用で、あまり文字入力はしない。小さくて軽いので自分にピッタリだ。今年のイベントで帰るときには新しい Mini を買う気になっているだろうと考えていた。しかし新しい Air はとても軽く、片手でも扱いやすいので、帰るときにはいったいどちらを自分が欲しいのか決めかねていた。事実新しい Air(469 グラム)は重さの点では古い iPad 3/4(650 グラム)より新しい Mini(331 グラム)の方に近い。(重要はいずれも Wi-F モデルのもの。)

I’m an iPad Mini convert. After just a few weeks last year, my Mini became my one and only iPad. My iPad usage is mostly for reading, and not much for typing. The smaller size and lighter weight just fit my usage better. I went into this year’s event assuming I’d walk out wanting to buy the new Mini. But the new Air is so much lighter, and thus so much more amenable to holding it in just one hand, that I walked out of the event completely unsure which one I want. In fact, the new Air (469 grams) is closer in weight to the new Mini (331 grams) than it is to the old iPad 3/4 (650 grams) that it replaces. (Those weights are all for the Wi-Fi-only models.)

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難しい判断

どちらのモデルも去年よりずっと優れたアップデートだ。しかしその優れたアップデートのせいで(サイズと重さが減った Air、Retina 化して性能が同じ Mini)、どちらを選べばいいかかえって難しくなった。Mini が少し重くなり(Wi-Fi モデルで 308 グラムから 331 グラムへ)、厚さが少し増えた(7.2 ミリから 7.5 ミリへ)点はどうかと多くの読者から尋ねられた。ハンズオンで触ってみた限り、その差(特に厚さはせいぜい 100 分の1インチ程度の違い)はほとんど無視しうるものだった。しかし Retina Mini がやや重くなったため、どちらの iPad を買うべきかいっそう難しい判断となった。

Both models are great updates from last year, but the result is that what makes them great updates (the Air’s reduction in size and weight; the Mini’s retina display and performance parity) also make it a much harder decision to choose which one you want. Many readers have asked whether the Mini’s slight increases in thickness (from 7.2 to 7.5 mm) and weight (from 308 to 331 grams for the Wi-Fi model) are noticeable. From my time in the hands-on area, I’d say no, the differences are negligible (especially with regard to thickness — we’re talking about one-hundredth of an inch), but the fact that the retina Mini got heavier at all only serves to further complicate the decision of which new iPad to buy.

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Tim Cook のリーダーシップ

今回の2つの新しい iPad は Tim Cook がリーダーシップを取ったことの証(あか)しだという気が強くした。われわれは — すくなくとも自分は — アップルの新しいデザインのリーダーシップを賞賛したい。併せて過去15年に及ぶアップルの驚くべき成功物語はオペレーションの優秀さによるものでもある。単にクールなハードウェアを作っているのではない。クールなハードウェアを大量に、高い信頼性で、手の届く価格で作っているのだ。火曜日のハンズオンで、 Tim Cook と数分ことばを交わす機会があった。どう思うかと尋ねられて、たった1年でアップルが Mini の Retina 化と A7 搭載を可能にしたことには驚いたと自分の気持ちを述べた。しかも、大きなバッテリーになったのに重さも厚さもさして変わらず、1年半前の iPad 3/4 のときとは大違いだと。Tim Cook は笑って「あれ以来私たちも勉強しましたから」という趣旨のことをいった。

The new iPads strike me as prime examples of Tim Cook’s leadership. We — or at least I — largely celebrate Apple’s design leadership. But Apple’s amazing success story over the past 15 years is also very much a story of operational excellence. It’s not just about making cool new hardware — it’s about making cool new hardware in very large numbers, with high reliability and affordable prices. I had the chance to speak to Cook for a few minutes in the hands-on area Tuesday, and when he asked me what I thought, I told him that I was surprised they were able to take the Mini to retina and the A7 in just one year, with no appreciable difference in weight or thickness to accommodate a larger battery, in contrast to what happened with the iPad 3/4 just 18 months ago. Cook smiled, and said something to the effect of, “We’ve learned a lot since then.”

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ギリギリ間に合った

Mini が「11月後半」(いいかえれば11月末)まで出荷されないということから今回のアップデートがいかにキツいものだったか分かる。出荷されて年末商戦で入手できるギリギリのタイミングなのだ。映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』でインディ・ジョーンズがゆっくりと閉まる扉に直前で滑り込み、やっとムチを取り上げた場面を覚えているだろうか。Retina iPad Mini はクリスマスのラインアップにやっと滑り込んだのだ。

The fact that the new iPad Mini isn’t shipping until “later in November” (translation: the end of November) shows just how tight this upgrade was. That’s the latest a device could possibly ship and still be available for holiday sales. Remember in Raiders of the Lost Ark when Indy barely made it under the slowly sliding door before it shut, then reached back and snatched his whip just in time? That’s the retina iPad Mini making the lineup in time for Christmas.

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オペレーション効率の勝利

ジョニー・アイブやアップルのデザイナーたちを貶めるつもりはないが、新しい Retina Mini にデザインの余地はあまりなかった。外側は去年のデザインと同じだ。去年に比べて今年大きく変わったのは内部の部品 — ディスプレイ、カメラ、そして A7 — だ。去年の Mini がデザインの勝利だったとすれは、今年のアップデートはオペレーション効率の勝利なのだ。

To take nothing away from Jony Ive and the rest of Apple’s designers, there really wasn’t much to design about the new retina Mini. It’s the same external design as last year’s. What makes it a tremendous year-over-year update are the internal components: the display, the cameras, and that A7. Last year’s Mini was a triumph of design; this year’s update is a triumph of operational efficiency.

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「最も先進的」という意味

一方、iPad Air および Mini に欠けているものから iPhone 5S の部品が制約されていることが想像できる。いちばんハッキリしているのは Touch ID センサーがないことだ。マーケティング手法のひとつとして Touch ID は iPhone 5S だけに絞ったのかもしれないが、それはアップルらしくないと思う。あれこれ自分が想像するに、このセンサーは供給面でも技術面でも制約があるように思える。アップルとしては 5S の需要に応えるだけで精一杯なのだ。技術的にはひとつのデバイスに搭載するだけでも今年は大きなチャレンジだった。同じことは 5S の素晴らしいカメラについてもいえる。アップルが 5S を「世界で最も先進的な iPhone」(most forward-thinking iPhone yet)と呼ぶのは、iPad Air や Retina iPad Mini との関連で考えるとハッキリする。5S は最も先進的な iPhone ではない。それは最も先進的な iOS デバイスなのだ。そういうことだ。

What the iPad Air and Mini lack, on the other hand, I believe offers some clues as to where the iPhone 5S is component constrained. Most obviously: no Touch ID sensor. It could be that Apple has kept Touch ID exclusive to the iPhone 5S primarily as a marketing move, but that doesn’t sound like Apple to me. My somewhat informed guess is that those sensors are both supply and engineering constrained — Apple needs all of them simply to meet demand for the 5S, and engineering-wise, it was a challenge just to work them into one device this year. The same goes for the 5S’s amazing camera. It’s only in the context of the iPad Air and retina iPad Mini that Apple’s repeated use of “most forward-thinking iPhone yet” to describe the 5S makes sense. The 5S isn’t just the most advanced iPhone, it’s the most advanced iOS device, period.

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同じデバイスの2つのモデル

昨年の iPad 4 とオリジナル iPad Mini は2つの異なるデバイスのような感じがした。今年の iPad Air と Retina Mini は同じデバイスの2つのモデルのように思える。MacBook Air と MacBook Pro の違いというより、MacBook Air の 11 インチと 13 インチの差のように。新しい2つの iPad は、さらにいえば 11 インチと 13 インチの MacBook Air よりもっと近いようにさえ思える。繰り返しになるが、iPad Air と Mini の差はサイズ/重さと 100 ドルだけだ。

Last year, the iPad 4 and original iPad Mini felt like two different devices. This year, the iPad Air and retina Mini feel like two sizes of the same device — more like the difference between the 11- and 13-inch MacBook Airs than the difference between MacBook Airs and the MacBook Pros. If anything, the new iPads are even more similar to each other than the 11- and 13-inch MacBook Airs are. Again, I’m pretty sure the only differences between the new iPad Airs and Minis are size/weight and $100.

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Gruber はじめアップルお気に入りのライターたちは、イベント直後にレビュー用機材を付与されていると思われる。

発売日前には解禁されると思われるレビューで、どちらの iPad を選ぶか見ものだ・・・

★ →[原文を見る:Original Text

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Craig_Federighi_02

[無償化されたアップルソフト]

アップルの10月イベントに対する John Gruber の徹底分析のつづき

今回はソフトの無償化について・・・

Daring Fireball: “Thoughts and Observations Regarding This Week’s Apple Event Introducing the iPad Air and Retina iPad Mini” by John Gruber: 26 October 2013

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アップルの会計規則

Mavericks, iWork, and iLife Apps Going Free

Mavericks ほかアプリの無償化については、アップルのマーケティングチームだけでなくアップルの会計士たちも大いに関係がある。これは長年にわたる努力の結果だ。Mac OS X アップデートの価格は、今から考えれば信じられない 129 ドルという高額がしばらく続いた後、数次のバージョンを経て引き下げられてきたが、その意図するところは常に無償化を目指していた。iPhone が初めて登場した数年前のことを思い出してほしい。アップルは iPhone の売上げに「契約ベース会計」を採用した。それが米国会計規則を遵守する唯一の方法だとアップルは考えたのだ。そしてソフトウェアアップデートを無償化する唯一の方法であると考えたのかもしれない。

Apple’s accountants had as much to do with making Mavericks and these apps free of charge as did Apple’s product marketing team. This has been a years-long effort. As the price of Mac OS X updates dropped over the last few versions — after holding steady for many years at the hard-to-believe-today price of $129 — the goal was always to get to free. Remember all the stuff from a few years ago, when the iPhone first came out, and Apple used “subscription-based accounting” for iPhone sales, because it was the only way it saw to comply with U.S. accounting regulations and also provide free software updates?

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誰にでも無償にするワケにはいかない

すべては昔の話だ。自分の理解するところでは、ここに至るまでには — これらのアプリやすべての OS アップデートを無償化するまでには — 長い道のりがあった。その作業は緑のまびさしをかぶった経理屋[昔風の新聞記者や会計士が green eyeshade をかぶっていたことから]でもなければ眠気を催すような数字いじりに似ていた。考えるに、iLife や iWork アプリのフリーバージョンが新しいデバイスの購入者や古いバージョンの所有者に限られるのはこのせいだと思う。アップルはフリーバージョンに該当しないユーザーからカネを取ろうとしているわけではない。(もちろん入ってきたカネは多とするだろうけれど。)これは単にアップルの会計規則からもたらされる結果であって、アップルとしては誰にでも無償でアプリを提供するワケにはいかないのだ。

That’s all in the past now. My understanding is that it’s been a long slog to get here — here being where these apps and all OS updates are available free of charge — the details of said slog being the sort of convoluted bean-counting that would put anyone who doesn’t wear a green eyeshade to sleep. But this too — I think — is why the iLife and iWork apps are only free with the purchase of a new device and for users of previous versions. Apple’s not trying to milk money from those customers ineligible for the free versions of these apps (although, of course, they will happily keep the money). It’s simply the fallout from Apple’s accounting guidelines that they cannot simply offer this apps free of charge to everyone.

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Mac OS X を iOS 7 並みに広めるには

アプリや OS アップデートの無償化はアップルにとってもユーザーにとってもメリットがある。ユーザーは自分たちのデバイスを最新のアプリや OS で使えるメリットがある。アップグレードにカネを払う価値があるかどうか考えずに済むのだ。火曜日のイベントで Tim Cook は iOS デバイス所有者の 64% がすでに iOS 7 を走らせていると語った。どうすれば iOS 7 と同じように Mac OS X の最新のバージョンを使わせることができるだろうか? 無償化すればいいのだ。(App Store のアップグレードが昔よりはるかに容易になっているのもいいことだ。)

Free apps and free OS updates will benefit both Apple and its customers. Customers benefit by having access to the latest version of these apps and the latest OS for their devices, without having to weigh whether the new features are worth the upgrade price. At Tuesday’s event Tim Cook claimed 64 percent of iOS devices are already running iOS 7. How best to make Mac OS X’s running-the-latest-version number more like that of iOS? By making it free. (It helps too, that the App Store makes upgrading far easier than in the old days.)

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OS X の有償アップグレードは二度とない

デベロッパにとってもある程度メリットがある。多くのユーザーが最新の OS を使っていることが予想できれば、それはデベロッパにとってもメリットだ。フラグメンテーションも減るし、最新の OS にしかない新しい API も使える。また Mavericks の場合は、古い Mac でもスピードが速くなるし、バッテリー時間も長くなる。Mavericks をまったく無償化することで収益は減るが、今ある Mac ハードウェアの価値は増えるのだ。決してとはいわないが、今後 Mac OS X の有償アップグレードは二度とないと思う。これからのアップグレードは、いかにメジャーなものであれ無料になるだろう。

This benefits developers to some degree as well. It’s better for developers when they can count on more users running the latest OS — it decreases fragmentation and allows them to rely upon new APIs only present in the latest versions of the OS. It’s also the case that Mavericks is an OS that helps older Macs run faster and get better battery life — Apple is forgoing revenue by not charging anything at all for Mavericks, but they are increasing the value of existing Mac hardware. Never say never, but I don’t expect that we will ever see a paid update to Mac OS X ever again. I think all future upgrades, no matter how significant, are going to be free of charge henceforth.

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追い込まれるマイクロソフト

これはマイクロソフトを窮地に追い込む。アップルはハードウェア購入者にソフトウェアを無料で提供する。これは慈善事業ではない。ソフトウェアをタダでくれる代わりに、ユーザーの関心度(および個人情報)を広告主に売るグーグルと比べても大きな違いだ。アップルとグーグルは両端からマイクロソフトを締め付ける。その結果ソフトウェアだけに依存する企業の価値はますます減っていく。アップルのようにハードウェアを売って稼ぐか、それともグーグルのように広告を売って稼ぐかそのどちらかだ。アップルのハードウェアやグーグルのアプリ/サービスの人気ぶりを見れば、マイクロソフトにとってソフトウェアを売って稼ぐことはますます難しくなる。

This puts Microsoft in a tight spot. Apple gives away software for free in exchange for your buying their hardware. This is not charity. It’s also in marked contrast to Google, who gives away software for free in exchange for selling your attention (and personal information) to advertisers. Apple and Google are squeezing Microsoft from both sides, and the result is that less and less perceived value in the industry resides solely in software. You can make money selling hardware (like Apple) or make money selling ads (like Google), but given the popularity of Apple’s hardware and Google’s apps and services, it’s getting harder for Microsoft to make money by selling software.

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デベロッパにとってのマイナス面

これほどではないが、iOS や Mac のデベロッパも同じ理由で窮地に立たされているのかもしれない。開発に3年も4年もかかるようなとてもディープなアプリでも「無料であるべきだ」という認識をアップルが強化しているからだ。そもそも Mac や iOS デバイスで動くオフィススイートが無料なのに、どうしてアナタの作るアプリがたとえ1ドルにせよ有料でなければならないのか? ユーザーがそう尋ねるのではないかと私は怖れる。アップルの潤沢な懐具合とマイナーな独立系デベロッパのそれとは別に考えて欲しいと思うけれど、多くのひと — それともほとんどのひと? — は App Store でアプリを出しているのはみんなアップルの仕事をしていると考えているのが真実ではないだろうか? (信じ難いと思うかもしれないが、次に誰かデベロッパに会う機会があったら尋ねてみればいい。)

To a lesser degree, Apple might be putting the squeeze on iOS and Mac developers as well, for the same reason. Apple is reinforcing the perception that incredibly deep apps, apps that in some cases have been three or four years in the making, “should be” free. Why does your app cost even $1 if the cost of an entire office suite, running on both my Mac and iOS devices, is free of charge? That’s what I worry users will ask. One would hope they’d see the difference between Apple’s financial situation and that of the indie developer, but the truth is that many — maybe most? — people think that everyone who writes apps for the App Store works for Apple. (I know that’s hard to believe, but ask your neighborhood app developer next time you see them.)

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会計基準の変更とソフト無償化を結びつけて考えたところが眼目か・・・

2年契約で売られる iPhone の利益は少しずつアップルに入ってくる。キャリアに売った時点で利益を一括計上するか、それとも爾後(じご)実態に合わせて適宜計上するか — 優れて会計上の問題に思えたこの話は当時の筆者の理解を超えていた

そのことがソフトの無償化につながったとすれば、これは大きな見落としだった。

巷間よく話題にされる独禁法訴訟に見舞われたマイクロソフトとはどうも事情が異なるようだ・・・

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