・もはや通信会社にあらず!“投資会社”ソフトバンクの次のターゲットは? | ダイヤモンド・オンライン
SMBC日興証券菊池悟アナリスト:
「ソフトバンクという企業は、現在は通信会社いう“顔”をしていますが、本質はIT関連の『投資会社』です。通信事業による安定したキャッシュを、次の投資にあてることでグループ全体の成長を狙っています。今後通信事業をグローバルに拡大していこうとは、考えていないでしょう」
「ただし、今後は国内No.1の地位を死に物狂いで取りに行くような積極的な投資をすることは考えられません。割引のキャンペーンなども、ドコモとKDDIに後れをとらないようについていくことになるでしょう。現在の顧客ベースを維持して安定的なキャッシュフローを得ていくことが、投資資金のためには必要なのです」
「スプリントはソフトバンク買収後、業績が回復していますが、私は本質的には、スプリントは純粋な投資先の1つだろうと見ています。ここにTモバイルを加えて、米国の通信事業にどっぷり浸かるということは考えにくかったので、時間とコストがかかりすぎる中で、結果的に軌道修正されてよかったと思います。そして、この“軌道修正”のリーダーが、グーグルから招いたニケシュ・アローラ氏です」
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