[Case Study: The iPhone | image / Vimeo]
アップルの iPhone は真にオリジナルか、それとも単なるコピーに過ぎないか — Kirby Ferguson の分析が興味深い。
Cult of Mac: “‘Everything Is A Remix’ Takes On The iPhone [Video]” by Buster Heine: 12 December 2013
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iPhone は真にオリジナルか
「すべてはリミックス」シリーズの映画制作者 Kirby Ferguson が、新しいケーススタディを人気シリーズに追加した。iPhone は真にオリジナルなアイデアか、それとも改良とコピーの寄せ集めに過ぎず他のものとなんら変わらないのかという問題に挑戦した。このケーススタディは、アップルの複数のインスピレーションを取り上げる前に、スティーブ・ジョブズの Multi-Touch を発明したのはアップルだという主張から始まる。じつは Multi-Touch 技術は多くの会社が長い時間をかけて開発したものだった。
Everything Thing Is A Remix Filmmaker Kirby Ferguson just released a new case study for his popular series that tackles whether the iPhone is a truly original idea, or just a hodgepodge of copying and improvements like pretty much everything else. The case study starts by contesting Steve Jobs’ claim that Apple invented Multi-Touch – when really the technology was being developed for years by many companies – before strolling through some of Apple’s other inspirations.
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デバイスとしての iPhone、UI としての iPhone
このビデオは、その後すべてのモバイル企業がコピーすることとなるデバイスをアップルが造り出したことについては正当な評価を与える。一方、iPhone や iOS を革命的なものにしたユーザーインターフェイスのデザインが現実世界の事象から多くのヒントを得ていることを素晴しい調査研究で示す。そして最後に iOS 7 を取り上げ、アップルが Windows フォンや Android からコピーした リミックスしたアイデアについて触れる。
The video does give Apple credit for creating a device that the entire mobile industry copied, while also providing a great survey of the real world objects Apple used as inspiration in Apple’s UI designs that helped make the iPhone and iOS so revolutionary. Ultimately the film turns to iOS 7 and the ideas Apple
borrowed copiedremixed from Windows Phone and Android.
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ぜひご覧あれ
iPhone が果たして正当な扱いを受けているかどうか、このビデオを見てぜひ考えて欲しい。
◆Ferguson のビデオ → Everything is a Remix Case Study: The iPhone
Watch the video below and tell us in the comments whether you think the iPhone got a fair treatment:
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Ferguson のビデオはスバラしい出来だと思う。
オリジナルかコピーかという点だけでなく、iPhone UI の歴史を振り返る意味でも(なにしろたった5年間の変化なのだ)一見の価値がある。
「リミックス」(Remix)についてもいろいろ考えさせられる。
リミックスの持つ創造的側面については、かつて Larry Lessig が TED で行なった名講演が思い出される。(今見ても非常にオモシロい・・・)
★ →[ビデオを見る:Vimeo]
[…] 「すべてはリミックス」— 果たして iPhone はどうか( via maclalala2 ) […]
興味深い考察だと思います。
iPhone発売以降、常にマスコミが語り続けていた事です。
革新的な理論、アイデアが称賛されるのは当然ですが、様々な要素を組み合わせで一つの道具、サービスを創り上げる事も一つの革新で有ると自分は考えます。
iPhoneが革新的で有るのは全ての操作を指によるマルチタッチUIで完結させた事。
日本で最初に発売されたiOS機器、初代iPod touchが発売された2007年当時、その使い勝手に驚愕した事を今でも覚えています。これに屋外での通信機能が加わったら凄い事になるだろうと考えていました。
その当時の日本のモバイル市場はWindowsMobileが全盛の時代。
キーボード、ペンタッチによるUIで、PCで言うWindows3.1レベルの酷いものでした。動作も遅く、操作に追随しない。タッチパネルも感圧式で指では操作出来ない。カスタマイズしなくては何も満足に使えない。
当時W-ZERO3を使っていましたが、本当にストレスが溜まる機器でした。
他にBlackBerryが有りますが、残念ながら日本では殆ど展開されていませんでした。
実際に使った事は有りませんが、こちらはキーボード主体のUIとして完成形で有ったと思います。
この様な状況下で突然iPhoneは現れました。画期的な操作性、アプリ導入の簡易性、操作に追随する感度の良さ。
日本語入力ではフリック入力と言う革新的な手法を導入。
ケータイ打ちが大嫌いな自分にはこれが一番の福音でした。
Webブラウズの操作についてもマルチタッチの操作は革新的でした。
小さい画面でも拡大縮小すれば十分に使える事を証明しました。MapについてもGoogleMapとGPSが組み合わされ、そこにマルチタッチが加わると、どれだけの利便性が実現されるのかを示しました。
アプリによって用途が増え、利便性が向上する。インストールもアップデートもアンインストールも非常に簡単。
iPhoneが実現した事、実用化に漕ぎ着けた項目はこれ以上に数多く有ります。
これらを革新と言わずして他に何を革新的と言えるのでしょうか?
iPhoneの革新性。それはこれまでのPCの歪んだ仕組み、人間が機械に合わせる事柄の多くを打破した事。
ネットを誰でも簡単に利用出来るようにした事。
これらは劇的な変化だと思います。それ以降のスマートフォンが全てiPhoneを模倣したのは明らかな事実で有り、
それによりその革新性は証明されていると考えます。
勿論、それ以降に派生した機器、OSは独自の進化を遂げ、それを現在のiOS7が取り込んでいる事も明確な事実です。
しかし現在の大きな流れを創ったのはiPhone。
これを自分はリミックスと表現する事は出来ません。間違い無く革新で有ると断言出来ます。
ただ、現在のiPhone、iPad、iOS7はジョブズ時代と他の機器、OSのリミックスに過ぎないと感じています。
常に革新が有る必要は無いと思いますが、ジョブズ以後の革新を見てみたい。
それがiPhone以外の別の機器であつても。
あくまでも只のApple好きな1ユーザーの戯言ですが。
入院中で時間が有り余っているので長々書いてしまいました。右手しか使えない状態ではiPhone5sのサイズが片手操作に適している事を痛感します。
指紋認証のなんと素晴らしいことか。
そろそろ退院出来そうです。リハビリに励んで一日も早くまた自転車に乗りたいと思っています。
> kuromasa さん 病床からのコメント ありがとうございます
“これらを革新と言わずして他に何を革新的と言えるのでしょうか?”
そのとおりですね
ウチの奥さんに決心させたのも iPhone の革新的な UI でした
創造性 革新性 オリジナリティ などと呼ばれるものについては 自分なりの判断を持つことが 大切なようです
退院も 間近なようで よかったですね
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