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Archive for 2012年3月2日


[懐かしの SweetJAM | image

ブログが消える!

この10年来もっぱら関心はインターネットに向かっていた。

自分の興味の対象はブログのエントリーとして残っている。

だから、最初のブログが閉鎖に追い込まれたときは真っ青になった。それまで自分が投じた労力と時間が無に帰すると思ったからだ。

このときも、すばらしい読者に助けられてデータを救い出し、危機を脱することが出来た。(かつての同名の URL には違う入居者がいるけれど・・・)

読者はほんとうにありがたい・・・

     *     *     *

マックのデジタル古文書

しかしインターネット以前の時代については、データの保存そのものが難しい。

せいぜい15年ほど前のことでも、愛用していたマシンは姿を消し、データを保存したメディアもいまや存在しない。

3.5 インチのプラスチックケースに入ったフロッピーディスクが最初のデータ保存先だったが、容量はといえばたったの 400 KB(後に 800 KB)しかなかった。メガバイトではない。キロバイトだ。

その後データ保存先は、リムーバブルストレージの SyQuest、Zipドライブと形を変えて、最後に外付けハードディスクにたどり着いた。

そんな古い外付けハードディスクのひとつに古い時代のデータがひっそりと隠れていた。まるで古色蒼然たる書類を見つけたような感じ。筆者にとってまさにマックのインキュナブラ(incunabula)ともいうべきものだ。

小学校に上がったばかりの娘が当時マックペイントで描いた花嫁の絵もその中にあった。

Mac OS X Lion にアップグレードした今のマックで、当時のファイルを開こうとしたら読めないことに気づいて、読者に助けを求めたのがそもそもの始まりだった。

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日本語環境 SweetJAM で作成された書類

困るたびに読者が助けてくださる。

今回救出しようとした書類は、マックの草創期、日本語 OS が未成熟だった時代に SweetJAM 日本語環境で作成された書類だ。

まず SweetJAM の作者大河内勝司氏が救いの手を差し伸べてくださった

筆者のために大河内氏が作ってくださったソフト「JAMPicker」によって、読めなかった MS Word ファイルからプレーンなテキストが抽出できるようになった。

幾世代も前のデジタル古文書が最新の Lion 環境で蘇ったわけで、大河内氏には足を向けて寝られない。

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古い MS Word 6.0

大河内氏だけではなかった。

日本語対応になった MS Word のごく限られた時期のバージョンに、たしか「SweetJAM で作ったドキュメントをコンバート」する機能があったハズという大河内氏の古い記憶にしたがって、つぎの読者の方々が古い Word 6.0 の提供を申し出てくださった。

S.Yogo
ittoku
齋藤亮
Inoue Senichi
Yas Tak

これらの方々に助けていただいて、筆者のところにあった古い Tiger Mac mini の Classic 環境(OS 9)に MS Word 6.0 をインストールすることが出来た。

懐かしい Word 6.0 が Classic 環境で開くのを見たときのうれしかったこと・・・

ひと昔前の古いマックでもカンタンに捨てないで、とくに Classic 環境のものは絶対残しておくべきだと痛感した。

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その後の問題

しかし折角開いた Word 6.0 にも問題があった。

メニューから書類が読み込めず、ダブルクリックでしか開けない。開いた書類は文字化けしている。肝心の SweetJAM からのコンバートメニューが見当たらないなどだった。

その後、つぎのようなアドバイスもいただいた。

・OS 8.5 では Word 6.0 が立ち上がり、当時のファイルの読み込みや書き込みが出来る。ただし、OS 9 ではメニューを選ぶとクラッシュする[S.Yogo 氏]

・Windows 版の Word2000 は Word 5.x for Macintosh(SweetJAM)(*.mcw)
ファイル形式を選択して開ける[Yas Tak 氏]

そこで次に試みたのがタイガー・ミニの Classic 環境(OS 9)を OS 8.5 にダウングレードすることだった。

しかし結果は、筆者のタイガー・ミニでは OS 8.5 をインストールできそうにないことが分かった。

「SweetJAM で作ったドキュメントをコンバート」する機能が大河内氏の記憶に鮮烈に残っているからには、どこかにあることは間違いないのだが、その探求は今後に譲らざるを得ない。

あとは古い時代のマックを買うか、エミュレータを試す方法しか残っていない。

ここまでくるともう筆者の手には負えない。

もう潮時と判断して、長い、ながい探索の旅を打ち切ることにした。

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昔の文書にこだわったわけ

なぜ筆者が、10数年も前の古い文書にそれほどこだわったのか・・・

じつはウチの孫娘に頼まれたことと関係がある。

入試のご褒美に MacBook Air を買ってもらった孫娘から、タッチタイピングを教えてくれと頼まれたのだ。

10数年前にタッチタイピングの教本を作ったことがある。それを見てコンピュータ嫌いのウチの奥さんがたったの3日で(実質3時間で)タイピングを覚えてしまった。

マニュアルの現物は失われたが、記憶だけが残った。その話を聞いた孫娘からそれを見せてくれとせがまれたわけ。

古いハードディスクに当時の古いファイルは見つかった。

大河内氏のソフトのおかげでテキストは抽出でき、Word 6.0 で開いた文字化けのものとつき合わせて、なんとか昔の内容は復元できそうだ。

大河内氏はじめ読者の方々のお助けでどうやら孫娘へのメンツ(これでも一応マック通ということになっている)を保つことができそうだ。

困ったたびに救いの手を差し伸べてくださる素晴らしい読者に心から感謝したい。

大河内さん、ありがとうございました!

協力してくださった読者の皆さん、ありがとうございました!

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