
Snow Leopard について興味深い記事がある。
Forbes.com: “Why Snow Leopard Is Truly Disruptive” by Brian Caulfield: 27 August 2009
* * *
見過ごされている点
アップル最新の OS X Snow Leopard についてたくさんのレビューが書かれているが、どれも肝心な点を見過ごしている。
BURLINGAME, Calif. — The reviews for Apple’s latest Operating System, OS X Snow Leopard, have been written. And, well, they’ve missed the point.
Snow Leopard には新しい機能がなく、パフォーマンスもわずかしか向上していない、そんなことに何百語も費やしたパッとしない記事がほとんどだ。ウォールストリートジャーナルの Walt Mossberg も「一般ユーザーにとって画期的なものとはいえない」と書いている。
Most have noted that Snow Leopard offers a few new features, performs a little quicker and then go on to spend a few hundred words delivering the written equivalent of a shrug. “It isn’t a big breakthrough for average users,” The Wall Street Journal’s Walt Mossberg writes.
* * *
何が画期的か
だがしかし、アップルの OS X Snow Leopard の画期的な点はこういうことなのだ。金曜日に発売された Snow Leopard はこれまでの Leopard に比べて同じ仕事をこなすためのコードが小さくなっているということなのだ。この10年というもの、OS は水膨れになるのが一般的傾向だった。それに対して隅々まで神経を行き届かせる(act of discipline)という点が画期的なのだ。
Here’s the breakthrough: Apple’s OS X, Snow Leopard, which goes on sale Friday, uses less code than its predecessor to do the same job. It’s a remarkable act of discipline that has broken a decades-long trend toward ever more bloated operating system software.
* * *
古いプロセッサよさらば
それは Snow Leopard が PowerPC から Intel プロセッサへの移行を完了するものだからだ。古いプロセッサをサポートするコードはすべて切り捨てることが可能なのだ。
To be sure, that’s possible because Snow Leopard marks the end of Apple’s migration from PowerPC processors to Intel chips. That means Apple could tear out all the code used to support those older processors.
* * *
アップルがやらなかったこと
注目すべきは、アップルがやらなかったことにある。Snow Leopard には新しい機能を詰め込むということをしなかった。しかしプログラマーは、 グラフィックスチップに作業を委ねることでアプリケーションのパフォーマンスを向上させることが可能になり、作業を小分割することによって今日のマルチコアプロセッサを有効に活用することが可能になった。長い間ユーザーのつまずきの石であったあれこれの小さな問題が解決されてユーザー体験が洗練されたものとなった。
What’s telling, however, is what Apple didn’t do: It didn’t load up its new operating system with new features. To be sure, OS X allows programmers to speed up an application’s performance by delegating work to a computer’s graphics chips, or chopping work into small bits so it can be chewed up more efficiently by today’s multi-core processors. The user experience has also been refined in scores of small ways that users will be stumbling upon for months.
* * *
しかし外見は・・・
しかしまず目につくことといえば、Snow Leopard がハードドライブを占有するスペースが減り、同じハードウェアでもパフォーマンスが向上したことだろう。「使いもしない OS の新機能を増やすより、膨大な数の既存の機能をより完璧なものにすること、それが多くのユーザーがベンダーに望むことだ」と Gartner のアナリスト Michael Silver はいう。その願いか叶ったというわけだ。
What they will notice first, however, is that Snow Leopard takes up less hard drive space and performs tasks more quickly on the same hardware. “There are a lot of users who wish vendors would perfect the gazillion features that are in an operating system rather than adding more features that they won’t use,” says Michael Silver, an analyst with market research firm Gartner. Wish granted.
* * *
アップルの未来製品
ひとつ夢が叶うと、もっと夢がふくらむ。アップルの未来製品を占ってみても仕方ないが、つぎのことは云えるのではないか。アップルをアップルたらしめている OS X という製品のコードをいじってスリムなものにしたのだから[?]、アップルが今後数年間にわたってより広範な製品を取り上げる可能性が出てきたと・・・
And granting that one wish could open up the possibility of a few more dreams coming true. Guessing Apple’s long-term plans is a losing proposition. However, shinnying down the code for the one product–OS X–that makes Apple Apple means we could see the company choosing to make a much wider range of products its own over the coming years.
* * *
未来のいろいろなアップル製品で使えるようによりスリムでクリーンな OS を着々と準備したということか・・・
それが 29 ドル(3300 円)で買えるのであれば確かにスゴいことだ。
★ →[原文を見る:Original Text]
Technorati Tags: Apple, Mac OS X, OS X, Snow Leopard
[...] Snow Leopard には大きな意味が隠されている « maclalala2 maclalala2.wordpress.com/2009/08/30/snow-leopard-%E3%81%AB%E3%81%AF%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%8C%E9%9A%A0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B – view page – cached #maclalala2 RSS Feed maclalala2 » Snow Leopard には大きな意味が隠されている のコメントのフィード maclalala2 試行錯誤・・・ アップルタブレットはパラダイムシフトだ — From the page [...]
はじめまして。初めてコメントさせていただきます。
最後のPower PCプロフェッサ搭載のibook G4ユーザとしましては、今回のアップグレードは少し寂しいですね。
しかしアップルユーザとしてMacのさらなる飛躍には胸が躍るばかりです。
いつも楽しみに拝見しています。
実は先日の28日に、メモリを4Gに増設したインテル iMac に Snow Leopaed をインストールしたら、それまでメインで使っていた iMac G5 が拗ねてしまいました。
2005年の10月に購入して、3年と10ヶ月。そろそろ内蔵ボタン電池の寿命かと思い、試しに交換してみたのですが、ご機嫌はなおりません。
症状は、以前 iMac G5に有った、使用中に前触れも無く突然電源が落ちるという奴です。対象プログラムは既に昨年の12月で終了していますが、その時にシリアル番号を確認した時には、対象機種では無かったのにね。
これは、よくいわれる、新しいマックを買うと、古いマックが壊れるよいう、例のマックの呪いののでしょうか?
> ta さん
当方も iMac G5 ユーザーなので お気持ちはよく分ります
いつの世も避けられないのは 進歩の代償ということでしょうか・・・
> tatckun さん
iMac G5 にも きっとなにか感じるところがあったのでしょう
古くからのマックユーザーとしては インテルマックにあらざれば マックに非ずというのも いささか寂しい感じがしますね
こんにちは、お元気そう?で なによりです。
いつも楽しく記事を読ませて頂いています。
Snow Leopard の隠された役割は、市場のユーザを一気に、最新のOSに移行させてサポートコストを下げるとともに、(最新OSにしか提供できない)新しいサービスを提供開始した時に、そのサービスを購入してくれる可能性のあるユーザの数を一気に増やす事だと思います。
PPC を切り、Intel Onlyにして、既存PPC ユーザの Intel Mac 買い替えの促進をはかり、既存の Intel Mac User に対し、超低価格で、OS を供給。(プロテクトは無く、クリーンインストールが可能であり、tiger ユーザにしても、$29 でアップデート可能。) データセンターの目的は、音楽につぐ、HD VIDEO や、ドキュメントコンテンツの配信サービスではないかと思っています。(pod cast video の有料サブスクリプションや、電子ブックの配信、定期購読など)
>古くからのマックユーザーとしては インテルマックにあらざれば
>マックに非ずというのも いささか寂しい感じがしますね
Windows(PC)ユーザーに比べれば、波乱の道のりなMacユーザー(プロセッサーの変更やOSアーキテクチャーの変更が数度あった)ですから、今回も何とかなるのでは?と思います。
ちなみに私自身は既にPowerPCなマシンは使ってません。
> sumio さん
なるほど なるほど すごい戦略ですね
アップルにとっては たくさんのメリットがあるということでしょうか・・・
> くに さん
古くからのマックユーザーでも ちゃくちゃくと対応しておられる方がいる・・・
当方も 見習う必要がありそうです
Snow Leopardが発売されてから一週間ほど、ネットを中心に様子をみていたのですが、これはちょっと厳しいかなと思いはじめました。
こちらの記事に紹介していただいたとおり、観念的にはすばらしいと分かっても、実際に肌で感じる部分がたいしたことがないので、ユーザーの声に感動がない。TwitのLeo Laporteもはっきりと失望を口にしています。
これでdriverやアプリの対応が遅れて人々の不満が高まると、むしろ逆にWindows 7の評判を上げてしまうかもしれません。
PowerPCの方にせめてもの慰めとなりますかどうか。
> Arageo さん
最初の熱狂が醒めると 現実が姿を現すということでしょうか
Paul Thurrott も とくに騒ぎ立てるまでもないと・・・
Mac OS X 10.6 “Snow Leopard” is a nice refinement to an already solid OS offering. But it’s almost too evolutionary to get excited about.
Snow Leopardにアップしてからの2006モデルのMacBook(1.86GHz Core 2 Duo メモリ2GB)のパフォーマンス低下は著しい感が有ります。
とても心配です。
こんばんは。
私のMacBookにはSnow Leopardは現時点では適合しないようです。
どうしてこんなOS作ってしまったのでしょうか?
最近Mac miniを買った知人もSnow Leopardに怒りを感じていた様子でした。
ネットでは不満の声も多くなっていますが、海外では何か反応はないのでしょうか。