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2008年10月11日のアーカイブ

[Financial Engineering:金融工学]
日経新聞から・・・
投資銀行のビジネスモデル崩壊の教訓は、高レバレッジ(負債によるテコの原理)経営の失敗だけではない。投資銀行が担った金融文化の特徴は、あらゆる資産を市場取引の対象とするために、価格を時価で評価する会計思想である。市場価格がないものにまで「時価」を付ける「現在価値革命」の暴走と挫折が、投資銀行を葬り去った。
現在価値革命は、資産価値を過去の費用や利益の積み上げではなく、将来収益の割引現在価値で認識し、すべての金融取引に適用する金融文化をさす。会計上の資本概念は、払込資本に内部留保を加えたものから、時価評価後の資産から負債を引いたものにコペルニクス的転換を遂げた。・・・
計測できないものも計測し、時価を利用し尽くす欲求は、八〇年代以降の金融資本主義に由来する。・・・
「株式本位制」は企業を金融商品として扱う極端な M&A 文化に発展する。年金などの機関投資家が短期投資家に変身、企業の切り売りでもうける解体屋的投資家も現れ、取引に商機を求める投資銀行の利害と一致した。「市場の要請」の名の下で、進行したのが現在価値革命といえる。
IT(情報技術)株バブル崩壊で、二〇〇〇年代は証券化商品の時代となる。住宅ローンなどを原資産とする資産担保証券を分解・合成した金融商品の価格(時価)は金融工学がはじき出した理論値にすぎない。計算の前提が狂い、価格に疑問が生じれば、市場は消滅し価格も消える。会計、格付け、保険などの現在価値革命を支える近代装備は規律のゆるみを促した。・・・
日本経済新聞[一目均衡]: “現在価値革命の暴走と挫折” by 木村篤: 07 October 2008

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備忘録的メモ

備忘録的メモとして別館 maclalala:annex を復活させることとした。

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